ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

ウォーキング皿倉山

2012年09月30日 | 北九州
先週の日曜日、天候もよかったので急遽思い立って皿倉山ウォーキングに出かけました。
暫く運動らしい運動もしていないし、前日のアルコールを吹き飛ばすのにちょうどよいかと・・・・・。

八幡駅の改札を抜けて、正面に皿倉山を見ながら大通りを南下します。


全面ガラス張りの国際交流センター。


帆柱ケーブル山麓駅のすぐ南にある登山道入口。このルートは、煌彩の森コースと呼ばれています。


地図上、青く示されたのが煌彩の森コース。オレンジ色は国見岩コースです。

(南北が逆で、登山の進行方向を上に表示しています。)

ゴツゴツした岩を踏み越えながらの上り道。
とりわけ、コースの前半はかなり傾斜があって、運動不足の体には結構堪えます


皿倉山ウォーキングで二日酔いを解消しようなんて、不遜な思いつきでした(^-^)ゞ
とは言え、悔やんでも時すでに遅く、半ば諦め気分で肩で息をしながら山道をテクテク。

入口から約30分、少し視界が開けた場所があったので、ベンチに座ってランチ休憩。
自然の中で食べるおにぎりは、殊のほか美味しかったです


山の水で顔をパシャパシャ。冷たくて爽快。リフレッシュできましたヽ(^o^)丿


途中、何度か見かけた倒木。豪雨の影響でしょうか・・・・。


登山道後半は傾斜も緩やかになり、道端の山野草に目が止まるほど息を吹き返しました(笑)


登山道入口から、休憩を含めて1時間10分。ようやく山頂の展望台に到着です。
でも、なんとなく怪しい雲行き。すぐに、ポツポツと雨が降り始めました。
この日の降水確率は、午前午後ともゼロだったのになぁ・・・・。


本来なら、こんな風景が目の前に広がるのですが・・・・・。


これは、4年前の夏、皿倉山山頂から関門海峡方向を撮ったものです。


この日は、洞海湾以南に低い雲が垂れ込めて、こんな眺めでした(^-^)ゞ


スロープカーも、雲の中を上ってきます。


海から吹き寄せる風が、皿倉山の北側斜面を滑昇すると、大気温度の低下に伴って、空気中の水分が凝結します。まさに、雲が発生するその瞬間を観察できましたヽ(^o^)丿

この日の最高気温は、山頂の少し下にあるビジターセンターでも19.5℃。山頂は風もあったので、体感温度は更に下がって寒いくらいでした。

スペースワールドがちょうど目の前にあり、全景がよくわかります。


北のほうから徐々に雲が切れて、若戸大橋あたりに光が射し込んできました。
やや霞んではいましたが、関門橋も、対岸の下関市も見渡せましたよ。


パラグライダーのメッカとしても知られる皿倉山。
9月29日から10月21日までの間、パラグライダー・フェスタが開催されるそうです。


帰路はルートを替えて、国見岩コースで下ることに・・・・・。
案内によれば、国見岩は「絶景だが断崖なので転落注意」だそうです。


国見岩コースの終点、帆柱神社。絶景の国見岩コースを降りてきたのに、国見岩に気づかないまま、一気に下ってしまいました(笑)


帆柱ケーブル山麓駅付近で咲いていたキバナコスモス。


いろんな色彩があって可愛いランタナ。


JR八幡駅に戻りながら振り返ると、山頂を覆っていた雲が切れていました。
どうやら、一番悪いタイミングで上ったようです(^-^)ゞ


北九州市は、皿倉山からの夜景を『100億ドルの夜景』と名付けています。夜景で有名な函館や香港だって100万ドル(Million Dollar View)ですから、100億ドルとは、ずいぶん思い切ったネーミングですよね(笑)


皿倉山ウォーキングで、久しぶりにいい汗をかきました。でも、少々酒くさかったので、山の神様が怒って雨を降らせたのかもしれませんね。山の神と言えば、週末だからと言って飲み過ぎていると、わが家の山の神も、そのうち堪忍袋の緒が切れるかもしれないので、今週はホドホドにしておかないと・・・・・・(^-^)ゞ

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『幸せます』の街 防府 ② ~宮の蕎麦 兎屋 & 阿弥陀寺

2012年09月28日 | 山口
防府天満宮を参拝したあとは、近くにある『宮の蕎麦 兎屋』でお昼にすることに。
妻が頼んだのは、小えびと野菜の天そば。これで780円と極めて良心的。


私は、冷たい蕎麦を温かいダシでいただく鴨つけ鴨せいろ1,080円に、兎屋セット300円(蕎麦の実ごはん、山芋とろろ、卵、さといもの煮物など)追加。


しっかりコシがあって艶やかな蕎麦。北海道産の新蕎麦です。



蕎麦屋の甘露ソフトは、防府の手作り醤油蔵元、桑田醤油の甘露醤油を加えたバニラソフト。蕎麦の実のトッピングが風味と食感を高めています。古民家を改修した兎屋。傾斜の緩やかな階段は、磨きこまれてピカピカです。


こじんまりとした、屋根裏部屋のような2階席。


店名の兎に因んだ置物がたくさん。


兎屋の外観。天満宮の参道前の道を西に、およそ100㍍くらいです。



続いて、東大寺別院 周防阿弥陀寺へ。
木立に囲まれた静かな山里。苔むした茅葺屋根の仁王門が迎えてくれます。


参道から見た仁王門。歳月の流れを感じさせます。


邪悪なものから寺域を守る仁王門の金剛力士像2躯は、国宝に指定されています。


参道の横を流れるせせらぎ。


彼岸花も、今が見ごろですね。


何の飾り気もない石組みの参道。境内の古木に抱かれるように安置されたお地蔵様。


実りの秋、黄金色の秋ですね。収穫を待つばかりの稲穂。


★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★
1週間違いで山口に出かけた母と姉夫婦のお土産。
秋吉台に程近い厚保(あつ)の栗は、実が大きく甘いと評判だそうです。


近頃の私の密かなマイブーム、エビス・スタウト=クリーミー・トップ。
焦がしたような香りと、きめ細かく柔らかな泡が週末の楽しみに加わりました


秘密のケンミンSHOWで知られるようになった山口言葉『幸せます』。
きれいな響きを持つ言葉ですし、もっともっと広まって標準語になったら、私も『幸せます』

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宮の蕎麦 兎屋そば(蕎麦) / 防府駅

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『幸せます』の街 防府 ① ~ 防府天満宮

2012年09月23日 | 山口
お彼岸の墓参りのため、山口県防府市に久々の帰省。墓参りを終えて、防府天満宮周辺を散策しました。学問の神、菅原道真を祀る防府天満宮は、大宰府で道真が亡くなった翌年(延喜2年:904年)に創建され、京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と並び、日本三大天神とされています。


参道からの眺め。天神山の中腹にわずかに天満宮が見えています。
左の建物は、新しくできた観光案内所『うめてらす』。


参道脇にある天満宮の茶房、芳松庵は、静かで落ち着いた風情。


この日は庭園を見ただけでしたが、中でお茶をいただくこともできます。


庭のもみじが、ほのかに色づいていました。


四方に枝を伸ばす大きな楠。


この坂を上れば天満宮の境内。坂の途中でも、わずかに紅葉が始まっていました。


正面の楼門を抜けて境内へ。右には手水があります。


派手さはありませんが、どっしりとして風格のある本殿。


学問の神様 道真公を祀るだけに、目につくものの多くは合格祈願の絵馬。

この日は、天満宮で結婚式が行われており、白無垢の花嫁さんを見かけました。

防府平野を一望する春風楼。そもそも、文政5年(1822年)、10代藩主毛利斎煕が五重の塔の建立を発願したものですが、何らかの障害があって建設を断念。現在の重層楼閣様式に設計変更して、明治6年(1873年)に完成したそうです。


床下の木組みは、本来、五重塔の1層軒下に使用すべき組物が用いられており、当時の面影が偲ばれます。



天満宮を後にして、その周辺を散策しました。住宅街で見つけた芙蓉。


桑田醤油の醤油蔵を見学したかったのですが、あいにくこの日はお休みのようでした。
街で時折見かけた『幸せます』の幟。


観光案内所うめてらすにも、『幸せます』の暖簾が・・・・・。
『幸せます』・・・・・秘密のケンミンSHOWで取り上げられて、一気に全国区になったようです。


『幸せます』クリアホルダー、生ういろう、桑田醤油の丸大豆醤油をお土産に・・・・・。


防府勤務の頃、よくお世話になった藤村酒場に立ち寄りました。
酒をこよなく愛するオーナーご夫妻の眼鏡に適った酒だけを仕入れています。


この店のオリジナル、純米吟醸の『山頭火』で早速晩酌を・・・・・ヽ(^o^)丿


防府生まれの私にとって、『幸せます』は懐かしい響きを持つ言葉です。ありがたいことだと感じたり、嬉しかったりしたとき、その気持ちを伝えるもの。方言だと知って、びっくりしました(^-^)ゞ
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九州ラーメン新規開拓 ~ 貴龍 @ 八幡東区

2012年09月22日 | 食べ歩き
八幡東区西本町のラーメン貴龍。中央分離帯の並木が美しい桜通り沿いにあります。
私としては珍しく、チャーシュー麺を注文。スープはコッテリ系で好みの味でした。


見た目以上に柔らかくジューシーなチャーシューがたっぷり。


麺は、中太ストレート。


替え玉を注文。驚いたことに、チャーシュー1枚付きでした。


店の外観。店内はカウンター席だけの、こじんまりしたラーメン屋さんです。


近くの公園で咲いていた芙蓉。


ずっと咲き続けているように見える芙蓉ですが、ひとつひとつの花は、朝開いて夕方にはしぼむ一日花だそうです。


暑さと湿気に辟易とした今年の夏。ようやく爽やかで快適な季節になりましたね。
秋と言えば・・・・・、スポーツの秋、読書の秋、文化の秋、収穫の秋、食欲の秋。
いろいろありますが、個人的には最後の二つに心を揺さぶられます(笑)

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貴龍ラーメン / 八幡駅

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あなたに見せたい絵があります ~ 石橋美術館

2012年09月17日 | お出かけ
大型で非常に強い台風16号が沖縄から九州西海上を北上した9月の3連休。天気が良いうちにと、初日の15日、久留米にある石橋美術館に行ってきました。未明の大雨が嘘のように、午前中は青空が広がる爽やかな陽気でした ヽ(^o^)丿


ここ石橋文化センターは、美術館や音楽ホールなどの施設や四季折々の彩りを織り込む庭園などが融合された複合文化施設です。こちらもそのひとつ、久留米市立中央図書館。木々の緑を映しこんだ大きなガラスの壁面が印象的でした。


美術館に入る前に、広い庭園をぐるりと散策することに・・・・・。


枝々にたわわに実をつけた銀杏。地面に落ちた銀杏を拾い集めている人もいました。


美術館裏手の丘を歩くと、鬱蒼とした樹々が陽射しを和らげてくれます。


坂を上りきったところにある、久留米出身の画家 坂本 繁二郎の旧アトリエ
壁全面に切られた窓。きっと、燦燦と光が射しこむ明るいアトリエだったことでしょう。

(1980年に八女市から移築されたもの。イベントに合わせて特別公開されるそうです。)

赤く色づき始めたアトリエ前の木の実。名前はわかりませんが・・・・・(^-^)ゞ


楽水の池は、野鳥にとっても憩いの場となっています。


青サギや鴨も、人影に怯えることなく堂々としたもの。


かなり大きな黒いアゲハチョウ。ナガサキアゲハでしょうか???


ハイビスカスのような花、紅葉葵(モミジアオイ)。紅蜀葵(こうしょっき)とも呼ばれるこの花は、夕方にはしぼんでしまう一日花だそうです。


キンギョソウの一種でしょうか? 淡いピンク色がきれいでした。


ほとんど名前が判らないものばかりですが、この季節、様々な草花が目を楽しませてくれます。


群生する小さな花。わずかな風にも揺れて、水面に立つさざ波のようです。


どれが花びらか、よくわからない花も・・・・・。


光を透かして輝く、猫じゃらしのような穂先・・・・・。


今年初めて見るコスモス。


これからが楽しみです。


ようやく園内の散策を終えて、美術館本館へ。


この日の展示は、特別展『あなたに見せたい絵があります』

・・・・・・ピカソ『腕を組んですわるサルタンバンク』

別館の2階から見る楽水の池。まるで、一枚の絵のような眺めです。


展示されていたもののうち、気に入った絵葉書をいくつか買って帰りました。


こちらは母が買った画集。展示されていた作品がほとんど収録されています。


「川」の章:ユトリロの『サン=ドニ運河』と佐伯祐三『テラスの広告』


同じく「川」の章:ゴッホの『モンマルトルの風車』と浅井忠『グレーの洗濯場』


石橋美術館は2度目の訪問。前回は、石橋正二郎生誕120年を記念した『Passion』というテーマでの展示と春のバラフェアが行われていました。今回の『あなたに見せたい絵があります』は、東京のブリジストン美術館と久留米の石橋美術館で公開している作品を合わせ、自画像、肖像画、ヌード、物語、山、川など、11のテーマに分けて展示されています。二つの美術館が収蔵する多くの作品を一挙に観ることができ、とっても充実した特別展でした。木々に囲まれた庭園を含め、こんな施設が身近にある久留米市民がちょっと羨ましく思えました(笑)

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