ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

和田やのうどん

2019年11月28日 | 食べ歩き
福岡県民はうどん好きと言われますね。私もご多聞に洩れず、うどん大好き県民の一人で、お昼に何か食べに行こうかとなると、まっ先に思い浮かぶのはやっぱりうどんです。好きな店はいくつかありますが、この日は八幡西区里中3丁目にある和田やに行ってきました。
頼んだのは、肉ごぼううどんと肉うどん。


和田やのごぼう天は迫力のビッグサイズ。ささがきではなく、太いままドーンと載ってくるのですが、見た目とは裏腹にサクッとやわらか。外はパリッと、中は程よい弾力です。


こちらは肉うどん。透きとおって少し甘めの出汁が美味しいんです。


もちもちの太麺が出汁に絡んで美味!


いなり寿司も人気の和田やですが、その上に梅とシソを載せた梅いなりが新たにメニューに加わったようです。これまた美味しくて、また次も頼んでしまいそう (^-^)ゞ


福岡県のうどんは本当に美味しいんです。香川県にも負けないうどん県ですので、県外の方にもぜひ食べてほしいと思います。私が住んでいる北九州周辺にも美味しい店がたくさんありますので、また別の機会に紹介しますね。

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麺 和田やうどん / 永犬丸駅三ケ森駅今池駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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春秋戦国時代の見果てぬ夢 ~ KINGDOM(キングダム)

2019年11月23日 | 日記
今年の4月に公開された映画 キングダム。
原作は、2006年から週刊ヤングジャンプに連載されている、第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞した同名の漫画です。(写真はパンフレットより)


その漫画にハマっていた義姉は、この春、映画が公開されるや立て続けに5回、映画館に足を運びました。さらに、今月上旬に発売開始となったDVDを速攻で予約購入し自宅で4回観賞。それでも飽き足らない姉は、キングダム上映会をするからと私たちを勧誘。布教活動と称して、いろいろ解説を交えてこの映画の素晴らしさを説明してくれました。料理上手の姉がつくる酒肴につられて参加した私でしたが、おかげでしっかりこの映画の醍醐味を味わうことができました (^-^)ゞ

この映画の舞台は、紀元前245年春秋戦国時代の中国。群雄割拠し覇を争っていた、風雲急を告げる争乱の時代。なんとも壮大なスケールの物語を予感させますね。
主人公は、戦災孤児で不遇の身にありながら、剣の道を極めて天下の大将軍を目指す少年「信(しん)」。猪突猛進ながら夢を追い求める志高い青年役を山﨑賢人が好演しています。


信の親友で、志を同じくする「漂(ひょう)」を演ずるのは吉沢亮。
漂は道半ばで命を落としその志を信に託しますが、その後は、異母弟の反乱によって都を追われた「秦」の若き王「贏政(えいせい:後に秦の始皇帝となる人物で、この物語のもう一人の主人公。吉沢亮の二役)」として、漂とともに中華史上初の天下統一の道を歩み始めます。


山民族の一つである梟鳴(きゅうめい)族の末裔、河了貂(かりょうてん)役は橋本環奈。フクロウの蓑に身を包んだ不思議なキャラクターです。


過去に秦の裏切りに辛酸を舐めながらも、中華統一の理想を語る贏政に協力することを決断した山の民の王、楊端和には長澤まさみ。


筋骨逞しく役作りした大沢たかおが演じたのは、「秦の怪鳥」と中華全土に畏怖された大将軍、王騎。冒頭を含めて枢要な場面で登場し、独特の存在感を放っていました。


きっと来年には続編が制作されることを期待し、その公開を楽しみにしながら上映会は終了。その後は、いつもの宴会モードに突入しました。


まだご覧になっておられない方も多いと思いますので、内容に深く立ち入るのは控えたいと思いますが、史上初の中華統一という壮大な夢と、その時代を生きた魅力的な人物の繋がりをダイナミックに切り取っており、迫力あるアクションシーンも含めて見ごたえのある映画でした。原作の漫画も是非と姉が勧めてくれるのですが、なにしろ57巻もあるので興味はあるものの少々思案中です(笑)

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別府八湯で湯ったりまったり〜明礬温泉「湯屋えびす」

2019年11月20日 | お出かけ
湯煙の街 別府。高台の住宅地の一角に、市街地を見下ろす「湯けむり展望台」があります。お昼前後に撮ったものなのであまり目立ちませんが、朝のうちならもっとたくさんの湯煙が立ち上る様子を眺めることができると思います。
正面に見える芝生が広がったような山肌は大平山(通称「扇山」)の東山麓で、4月に行われる別府八湯温泉まつりに合わせて野焼きが行われ、別府の夜空を赤く染め上げるそうです。


せっかく別府に来たのですから、甘味茶屋でのランチの後は日帰り温泉でもうひと風呂浴びて帰ることにしました。今回選んだのは「湯屋えびす」。別府明礬温泉 御宿ゑびす屋の温泉施設で、宿泊客だけではなく立ち寄りもOKです。場所は、別府地獄めぐりの坊主地獄を越えて、国道500号線「坊主地獄先」交差点を右折し、山道をしばらく上ったところ。緑深い山あいに佇んでいます。


1階の露天と2階の内湯に分かれた浴場は、日替わりの男女交代制となっています。この日は、「風と歩く石畳」がテーマの露天風呂が男性用でした。
脱衣所を出たところにある半露天の岩風呂は、やや青みを帯びた乳白色の硫黄泉です。硫黄のにおいが漂って、いかにも温泉らしい佇まいでした。


湯屋えびすには、明礬温泉特有の硫黄泉と単純泉の2種類の源泉があります。こちらは無色透明の単純泉で、「香りの湯らり」と名付けられた檜のジャグジー。熱くもなくぬるくもなく程よいお湯加減と、湯船の底から溢れ出る気泡にゆったりまったり。すっかり体もほぐれて癒されました~♪


広く開放的な露天風呂(硫黄泉)。正面のガラス張りの八角形の小屋は、上の写真のジャグジー「香りの湯らり」。


同じ露天風呂を反対側から。「風と歩く石畳」のうたい文句はダテではなく、林の中を吹き抜ける風が本当に気持ち良かったです。中央の半円形の湯船は、同じ硫黄泉ながら長湯できるように湯温が低く設定してあります。


ここは「山小屋の蒸し湯」と言って、厚い板で区切られた箱の中に硫黄の蒸気が充満しています。別府ではよく見かける箱蒸しスタイルですね。


陶器製の湯船に単純泉のお湯を張った「満月の湯」。高温・低温のふたつがありました。


妻が入った2階の内湯は、露天とはまた違った趣があったそうです。ちなみに、奇数日は1階露天が女性、2階内湯が男性で、偶数日はその逆になります。

さてこちらは、別府駅にあるジェラート屋さん、くじゅう高原 Sweet Farm。くじゅう高原の搾りたて生乳を使って、ひとつひとつ丁寧に手づくりしているそうです。


ラージサイズで注文した「しぼりたてミルク」と「紅茶」は、ねっとりと滑らかな舌ざわりに爽やかな甘さで、後味すっきりの美味しいジェラートでした。


源泉数、湧出量ともにダントツで日本一を誇る別府。ここで言う「別府」とは、浜脇温泉、別府温泉、亀川温泉、観海寺温泉、堀田温泉、明礬温泉、鉄輪温泉、柴石温泉の総称で、「別府八湯」とも呼ばれます。別府八湯には、指定された140湯のうち88湯の入浴を目指すという、お遍路さんさながらのスタンプラリーがあり、達成すると「温泉道名人」の称号が与えられるそうです。88湯はさすがに無理だと思いますが、別府八湯制覇くらいならいけるかも………。これなら、残すは浜脇、観音寺、柴石の3湯で達成です(笑)

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くじゅう高原の店アイスクリーム / 別府駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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大分郷土料理とスイーツ ~ 甘味茶屋

2019年11月15日 | お出かけ
大分スタジアムでウェールズ対フィジー戦に熱い声援を送った日から、はや1ヵ月以上経ちました。
別府駅前に置かれたラグビーボール型の大型モニュメント。中は大きな砂時計になっていて、重さ計200㎏になるガラスのビーズ玉が封入されています。直径1ミリの穴から60日かけて下の容器に落ち、それが満杯になったら手動で反転させる仕組み。2018年10月7日に設置され、ラグビーワールドカップ日本大会開幕まで1年間で5回、反転しながらカウントダウンしてきました。


駅構内に飾られていたウェールズ国旗は、地元の小学生が描いたもの。これに感激していたウェールズサポーターと妻が一緒に記念撮影したのも、今となっては懐かしい思い出です。


さて今日は、別府で食べた大分の郷土料理を紹介します。
宿泊した翌日のランチは、鉄輪温泉にほど近い国道500号線沿いの甘味(あまみ)茶屋。じゃらん「別府でおすすめのご当地グルメトップ10(11月)」では、1111件中第4位の人気店です。 


私が頼んだのは大分ご当地グルメの代表格、とり天定食。とり天には何故かパサパサのイメージがあって、食べたのはこれが初めてでした (^-^)ゞ


サクッと食感がよく、思っていたよりずっとジューシーで、私の中のとり天のイメージがすっかり変わりました。
かぼすをぎゅっと絞って、ポン酢と柚子胡椒をお好みで。ピリッと柚子胡椒を効かせたとり天とビールは相性ピッタリ…………だと思います、きっと (^-^)ゞ


妻が頼んだだんご汁定食は、大分名物の「だんご汁」と「やせうま」をセットにしたもの。


だんご汁は、根菜類がたっぷりの味噌汁に手延べ団子が入った大分の郷土料理です。イメージ的には山梨県の「ほうとう」が近いかな。

甘味茶屋の手延べだんごは幅広で、びっくりするくらい分厚かったです(^^♪

これは「やせうま」と言って、だんご汁と同じ手延べ団子にきな粉をまぶしたもの。大分では昔から食べられているお菓子だそうです。
私はこうした甘味は苦手ですが、妻には大好評。私が手を出さないのをいいことに、一人で完食しました(笑)


デザートは、散々迷ったあげく「茶屋パフェ」に決定。


抹茶クリーム、抹茶ムース、抹茶シフォンケーキ、北海道産大納言小豆がどーんと!
抹茶や小豆のほんのりとした上品な甘さに大満足のひと品でした。


昨日から気温が下がり続けて、今朝は5℃とこの冬一番の冷え込み。わが家でも、今シーズン初めて暖房のスイッチを入れました。炬燵を使っていないわが家にとっては、これが「こたつ開き」にあたります。日記(「10年日記」というスマホアプリ。写真も記録できて便利です)を開いてみると、去年は11月16日だったので一日早いこたつ開きになりました(^^♪
ちなみに、こたつ開きは「亥の月の亥の日」が良いとする慣習があります。これは、亥(いのしし)は火を避ける動物なので、この日に炬燵を使い始めると火事にならないという言い伝えによるもの。炬燵の起源は室町時代に遡りますが、今のような電気こたつが普及したのは戦後の話。それ以前の日本式炬燵は火元に炭を使い、その上に着物や布団を掛けていたものなので、常に火事とは隣り合わせだったんでしょうね。
今年の「亥の月の亥の日」は11月10日。少しタイミングは外しましたが、火事に注意しながらこの冬を温かく乗り切っていきたいと思います。

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甘味茶屋甘味処 / 別府大学駅

昼総合点★★★★ 4.0


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元関取が作る熊本ラーメン ~ ラーメンいっちゃん 琴別府店

2019年11月12日 | お出かけ
別府出身の元関取 琴別府要平さんが腕を振るう熊本ラーメンの店、別府亀川温泉の「ラーメンいっちゃん 琴別府店」に行ってきました。今年の春、「地球の歩き方」別府特派員ブログでこの店のことを知り、次に別府に行く機会があったら寄ってみたいと思っていたんです。


こちらが琴別府要平さん(本名 三浦要平さん)。カウンター10席くらいとテーブルひとつの店内に、次から次にお客さんが来店。そのほとんどが常連さんのようで、かなりの人気店のようでした。


これが一番人気のいっちゃんラーメン。まず、どんぶりを覆わんばかりの大きなチャーシューに驚かされます。そのほかにも、煮卵やキクラゲ、もやしにワンタンと具だくさん。熊本ラーメンらしく濃厚かつクリーミーで、美味しいスープでした。


ツルっとした食感のワンタン。


中太麺に焦がしニンニクの風味が絡んで美味しかったです。


見た目は似ていますが、こちらは肥後ラーメン。いっちゃんラーメンより少しマイルドな味わいでした。


特徴あるメニューが並んでいます。私が店にいた間には、一番がいっちゃんラーメン、次いでチャンポンの注文が多かったように思います。


ラーメンいっちゃん琴別府店を紹介する記事。雑誌だけではなく、全国ネットのTV番組でも取り上げられたそうです。


ラーメンいっちゃんがある亀川温泉は、別府八湯のひとつ。海沿いに広がる静かな温泉地です。


現役時代、前頭東筆頭まで務めた琴別府関は、「若貴キラー」の異名をとるほどの実力派。それだけに怪我も多く、無理がたたって膝や股関節、腰などに古傷を抱えながら厨房に立っておられます。相撲界引退後すぐに熊本でラーメンの修行をし、しばらく千葉県で「黒門ラーメン」という店を構えていましたが、いずれは郷里の別府に帰りたいという思いと、地元のファンに琴別府関のラーメンを食べてもらいたいというお姉さんの希望が結実して、6年前「ラーメンいっちゃん」が誕生しました。ラーメンやチャンポンだけではなく、夜のメニューにはちゃんこ鍋もあります。相撲部屋の本格ちゃんこ鍋、いつか機会があれば食べてみたいものです。

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ラーメンいっちゃん 琴別府店ラーメン / 亀川駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5


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