ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

奥耶馬渓 猿飛千壷峡と山国川に架かる石橋

2013年11月30日 | お出かけ
一目八景の奇景奇観を楽しんだ後は、奥耶馬渓の猿飛千壷峡へ。ここを訪れるのは、平成21年以来、4年ぶりです。


かつては、岩の上を野猿が飛び交っていたことが「猿飛」の由来だそうです。


山国川の清流が作り出した猿飛千壷峡。秋は紅葉の名所でもあります。


清流に映えるモミジ。




微風に揺れるススキ。秋ももう終盤です。


このあたり一帯に見られる甌穴(おうけつ)は、柔らかい岩質の窪みに残った硬い礫が、水流でかき回されることによって、球形の穴を形成したもので、猿飛甌穴群は国の天然記念物に指定されています。


エメラルドグリーンの山国川の流れ。




収穫を終えた田んぼを飾るユーモラスな案山子たち。山国町では、毎年恒例のかかしワールドが開かれており、町のそこかしこで、様々なテーマのかかしを見ることができます。

(かかしワールド2013は、11月24日で終了しました)

一世代前にタイムスリップしたような授業風景ですね。


木登りに興じる子供たち。腕白盛りです。


道の駅山国の「かぶりつき定食」は、甘酸っぱい鳥の唐揚げがド~ンと。半羽分もある上、ちらし寿司にうどん、更に食べ放題の惣菜付きとボリュームたっぷり。


帰路、山国川に架かる馬溪橋に立ち寄りました。1923年(大正12年)に完成した5連の石橋で、市の有形文化財に指定されています。この写真は下流側から撮ったものですが、上流側の橋の欄干は、昨年7月の九州北部豪雨で壊れたままになっており、押し寄せる濁流の激しさを物語っていました。復旧は進んでおらず、今も通行止めとなっています。


橋を渡れなかったのが残念ですが、対岸の大銀杏が見事な黄葉を見せてくれました。


更に下流にある耶馬溪橋。こちらは8連アーチ橋で、石橋としては日本最長の116m。馬溪橋と同じく、大正12年竣工です。


耶馬溪橋は、別名オランダ橋とも呼ばれるそうです。


堰を越えて流れる水のきれいなこと。


耶馬溪橋も昨年の豪雨で被災しましたが、今年6月23日、復旧が完了して通行止めが解除されました。


質実剛健さと優美さを兼ね備え、風雪に耐えてきた歴史の重みを感じさせる石橋。以前、熊本県の石橋を巡ってドライブしたこともあるくらい(その1その2)、個人的には大好きです (^-^)ゞ アーチ式の石橋は、九州地方に特に多く見られるのですが、九州北部豪雨で15基が流出、損壊したそうです。また、橋脚に多数の流木が引っかかって川の流れを堰き止め川が氾濫、周囲の家々が重大な浸水被害を受けるなど、災害対策上の問題も浮かび上がっています。そんな経緯から、馬溪橋も周辺住民から撤去を求められるなど、石橋は、景観保存と災害対策の狭間で難しい時代を迎えているようです(11月26日読売新聞より)。

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耶馬溪の紅葉 ~ 一目八景

2013年11月24日 | 北九州
この秋の紅葉の見納めに耶馬溪へ。都市高終点の長野ICに近づく頃、正面にきれいな朝焼けの空が広がりました。


耶馬溪ダムで小休止。


朝霧が広がる湖面を疾走する黄色いボート。こんな寒い日に水上スキーとは・・・・・凄いです。

この写真は行きに撮ったもので、上下2枚の写真よりも2時間近く早い時間帯。冷たい空気が(相対的に)温かい水面上を移動するときに、水面から蒸発が起こってできる移流霧が、湧きあがるように発生していました。

上の写真とは反対側から撮ったもの。この頃は、朝霧もかなり消散していました。


ダムを見下ろす駐車場周辺の木々も、すっかり色づいていました。


イチョウの葉も、青空に映えてきれい。


帰り道に立ち寄った、耶馬溪ダムに隣接する『もみじの丘公園』


透明感が増す、下からのアングルも個人的には好み。


山々に囲まれて、清々しい空気を満喫しました (^-^)ゞ


もみじのトンネルを抜けると、耶馬渓に到着。


上流側に少し歩いたところが、一番の紅葉スポット、一目八景(ひとめはっけい)です。


山の斜面の至るところに、大きな岩が直立する景観が続きます。


黒い岩の間を赤く染める紅葉を遠望。


道路際には、この地域の特産を扱うお土産物屋さんが並びます。


一目八景の展望台からの眺め。左側の岩が、口ばしを伸ばして餌をねだる鳶の幼鳥に、周囲の樹木が鳶の巣に見えることから、鳶巣山と呼ばれます。


この時期、9時を過ぎる頃から、山麓の木々にも日射しが届き始めます。

中央の山の左端、一番低く見える付近で寄り添うように立つ2対の岩を『夫婦岩』というそうです。

右手に見えるのは、群猿山。下から見上げると、猿が群れているように見えることから名づけられました。


青空に恵まれて、気持ちのよい紅葉狩りができました。


この季節、大勢の観光客で賑わいを見せる一目八景。9時を過ぎると続々と大型の観光バスが駐車場に入ってきます。谷間に太陽の光が射しこむタイミングと重ね合わせると、ゆっくり景色を眺めることができるのは、9時前後のわずかな時間帯がベストかもしれませんね。

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一滴海之庭 光明禅寺

2013年11月17日 | 福岡
今年の紅葉狩りは、5年ぶりに太宰府天満宮に隣接する光明禅寺へ。9時過ぎに大宰府に着き、まずはお茶と梅が枝餅で一服することに・・・・・。この日は、参道入り口にある松屋さんに入りました。店の奥にある庭で紅葉がちょうど見ごろを迎えていると、テレビで紹介されていたんです。


梅が枝餅が焼きあがるのを待っている間、庭の紅葉を見せていただきました。鮮やかな黄色と赤。見事なコントラストです。


赤いのは柿の葉。手に余るほどの柿が、たくさん実をつけていました。


朝の光に葉脈までくっきり。一枚の葉にも、いろんな色彩が・・・・・。


落ちた葉も、大事に集められていました。


熱い抹茶と焼きたてホカホカの梅が枝餅で、気持ちも体もほっこりなごなご。集められた柿の葉は、こんなところで使われていたんですね~♪


熟練の手さばきで、生地に餡を包み込みます。このままでも美味しそう。


大宰府と言えば梅が枝餅。どこも大勢のお客さんで賑わっていました。


天満宮の鳥居を抜けて、参道を散策。


参道を突き当たったところで右に折れて、『苔寺』とも呼ばれる光明禅寺へ。石垣と白壁に囲まれて、ひっそりとした雰囲気です。


整然と掃き清められた仏光石庭。


こちらが裏庭。『一滴海之庭』と呼ばれ、青苔は大陸と島、白砂は水と大海を現しています。


まだ日のあたらない裏山の斜面。一面が苔に覆われていました。


座敷から縁側越しに見る庭も、一枚の絵のようです。


光明禅寺を出て天満宮に向かう道すがら、ちらほらと色づいた木々を見かけました。




続いて、手水で身を清めて太宰府天満宮を参拝。この日は、七五三のお参りで賑わっていました。


雅やかでどっしりとした楼門。


檜皮葺きの屋根。趣があります。


59歳で亡くなった道真公の亡骸を運んでいた牛車が動かなくなったところに社殿が建てられ、現在の太宰府天満宮の礎になったと伝えられています。このため、牛は尊いものとして崇められ、多くの神牛像が奉納されてきました。現在、境内には12体あるとされる御神牛ですが、機会があったら探してみたいと思います (^-^)ゞ


この日、境内にはたくさんの菊が展示されていました。朝露をまとって瑞々しいこと。


きれいなグラデーション。


皇室の御紋章のモデルになったと言われる一文字菊。


帰り際、『ひろしょう』で辛子明太子を購入。この夜の酒の肴です (^-^)ゞ



自分用なので、切り子で十分。普通なら同じ値段で90gのところ、なんと170g入りです


光明禅寺、紅葉の見ごろはもう少し先のようでしたが、静かで落ち着いた枯山水の庭園は十分見応えがありました。時間帯としては、庭にも光が射しこむ午後の方がいいかもしれません。とはいえ、朝は朝で、凛とした空気が張りつめた静寂感があってよかったです。
ひろしょうは、木村拓也がお気に入りのお取り寄せ品として紹介したそうで、大宰府に来た機会に試しに買ってみました。粒々がしっかりしており、ダシが効いていて、最後にピリッと・・・・・。なかなか美味しかったです。


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ぶどうの樹 海岸通り

2013年11月10日 | 北九州
福津市に『ぶどうの樹 海岸通り』がオープンしたと聞いて、ドライブがてら出かけてきました。岡垣町の『ぶどうの樹』が手がける新規店舗で、イタリアンレストラン「波の上のテラス マル・マーレ」、手作りパン&ピザ「海のパン屋さん」、「鮨屋台 海の彩」などがあります。


目の前には白い砂浜。その向こうに、遥か水平線まで玄界灘が広がる雄大なロケーション。


青い空と蒼い海に映える波の上のテラス マル・マーレ。この中に、海のパン屋さんも入っています。


どこまでも続く、広くて開放的な砂浜。


愛犬とともに、水際を散歩する人も。わが家のアイドル未唯を思い出させる風景です。可愛かったなぁ・・・・・。


水面を走るウィンド・サーフィン。気持ちよさそうです。


マル・マーレは予約でいっぱいでしたが、前のテラス席は「ご自由にどうぞ」とのこと。眼前の玄界灘を眺めながら、海のパン屋さんで買ったパンをいただくことにしました (^-^)ゞ


空に向かって、めんたいフランスをがぶり・・・・・ヽ(^o^)丿


こんな椅子に座れば、ゆらゆらと気持ちよく居眠りできそう(笑)


可愛らしいランタナも、潮風にゆらゆらと揺れていました。


波の上テラス マル・マーレは、ランチタイムはビュッフェ形式、ディナーはアラカルトとコース料理という設定になっています。10月16日にオープンしたばかりですが、週末はかなり混み合っている様子。予約して出かけた方がいいでしょう。

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海のパンやさんパン / 福間駅

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石窯Dining 薪の家 (まきのや)

2013年11月09日 | 食べ歩き
ピザの美味しい店をネットで検索。クチコミで評判の良かった『石窯Dining 薪の家』に行ってきました。お店は八幡東区祇園の住宅街にあります。白い壁にモスグリーンの扉、整然と積まれた薪が印象的でした。


シェフが一人で切り盛りされるアットホームな店内。黒板に書かれたアラカルトはディナータイムのみで、ランチはピザとパスタのお任せセットメニューだけになります。


窓際に置かれて存在感のあるハーレー。ひときわ異彩を放っていました (^-^)ゞ


自然な甘みのカボチャのスープと瑞々しい水菜のサラダ。


手づくり感溢れる石窯の火加減を調整し、ピザを焼き始めます。


モッツァレラチーズがグツグツ。生地が焼けるいい匂いが漂って、空腹感倍増 (^-^)ゞ


こんがり焼きあがりました。


食感はサクッと香ばしく、中はモチッと・・・・。


自家製ペッパーオイルを振りかければ、更に風味が増します。


厚切りベーコンの香りと、タマネギのシャキッとした食感が良かったパスタ。


300円プラスでドルチェを追加できます。アップルパイとカボスのアイスクリームは、どちらも自家製。アイスは爽やかな柑橘風味で、とりわけ美味しかったです。


石窯で焼くピザが自慢の『薪の家』。場所はちょっとわかりにくいかもしれませんので、あらかじめ地図で調べておくのが無難です。ランチの営業は週末だけだそうです。予約もできますよ。

場 所:北九州市八幡東区祇園4-1-22
時 間:11:30~14:00 (週末のみ)、18:00~22:30
定休日:月曜

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薪の家イタリアン / 八幡駅スペースワールド駅

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