ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

山里の自然食レストラン 茅乃舎

2018年08月30日 | 食べ歩き
南蔵院、伊野天照皇大神宮の後は、久原本家の直営レストラン、茅乃舎へ。この日、篠栗町や久山町を散策したのは、実はこちらがメイン。今月は夫婦揃って誕生日を迎えるので、バースデーランチを予約していたんです (^-^)ゞ


福岡市のお隣り、久山町猪野の山里に佇む茅乃舎。堂々たる萱葺き屋根が、周囲の自然に馴染んでいます。目の前を流れる猪野川では初夏にはホタルが舞い、もう少し下流の伊野天照皇大神宮付近は、子供たちの川遊びスポットとなっています。




初めて見たときは、その分厚さに驚かされた萱葺き屋根。80トンもの茅が使われているそうです。


入り口を入ると、目で感じる涼しさのおもてなし。


こちらも、秋の訪れを感じさせてくれる演出ですね。


しばらくすると、席に案内されました。まずは、茅乃舎特製野菜ジュースとトニックウォーターで、体の中からひんやり。


焼き茄子のトマトジュレ。茅乃舎の茄子は、茄子嫌いの私でも大丈夫。美味しくいただけます。


博多伝統の技、博多曲物を使った器を飾る季節の前菜五種盛り。みょうがの押し寿司が好みでした。


根菜ベースのスープ、大地の恵。この日は、冬瓜とカボチャが入っていました。


薬味三種。柚子胡椒、焼き塩と生七味。茅乃舎オリジナルの生七味は、初めて茅乃舎に来たときに気に入って買って帰ったのですが、風味がよくて何にでもよく合いました。


路代おばあちゃんこと、長野路代さん手づくりの逸品。この日は、カリッとした食感があるツルムラサキの和え物でした。季節の一品は、玉蜀黍(とうもろこし)豆腐。


皮まで美味しかった鱸のソテー梅肉ソース。


ほろほろにやわらかく煮込まれた嘉穂牛有馬煮。これは、十穀鍋や黒豚と旬菜の出汁しゃぶなどからのチョイスになります。茅乃舎でのランチは、過去2回とも十穀鍋(これが実に旨い!)を選んだので、今回はあえて有馬煮にしました。


土鍋炊きご飯は、十穀米か白米のいずれかを選びます。


味噌汁は納豆汁。


朝採れ卵は白身も黄身もしっかり。卵かけご飯にしていただきます ヽ(^o^)丿

・・・・・・昆布、キュウリの浅漬け、味噌も美味しい~

デザートは、蓮根餅黒蜜がけと抹茶のカタラーナ。つるるーんとした蓮根餅は、初めて体験する食感でした。


食事を終えて外に出ると、雲もとれてすっきりと青空が広がっていました。




季節感を大事にする茅乃舎では、四季折々の野菜や野の花がいたるところに飾られています。


さて食事の後は、森林セラピー効果があるとされる「篠栗九大の森」へ。


ここは、篠栗町と九州大学農学部が共同管理する演習林で、蒲田池の周囲をめぐる全長2kmの遊歩道が整備されています。


暦の上では、はや立秋を過ぎ「次第に暑さがおさまる」とされる処暑。感覚的には夏真っ盛りのような天候が続いていますが、自然のなかでは既に栗が実り始めているんですね。


この巨木は、落羽松(らくうしょう:別名「沼杉」)と言い、根が冠水した状態でも生育できるのが特徴です。この時期は池の水位が低く根が露出してしまっていますが、足下まで水位が上がってくると、木々が水中から生えているような幻想的な風景が見られるそうです。


ここが散策路最大のビューポイント。前日は久しぶりに雨が降ったので少し期待していたのですが、残念でした (^-^)ゞ


それでも、こんな景色を眺めながら森林の中をウォーキングして、気持ちのいい汗をかきました


たっぷり汗をかいた後は、脇田温泉に立ち寄り。日帰り湯「湯乃禅の里」に浸かってさっぱりしました。


神社仏閣や自然のなかを散策し、美味しいランチも堪能。青々とした山々に囲まれた往復のドライブも楽しかったし、朝から夕方まで充実した一日を過ごしました。しっかり充電できたので、これから頑張って働かなきゃ・・・・・・ ヽ(^o^)丿

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茅乃舎懐石・会席料理 / 久山町その他)

昼総合点★★★★ 4.0

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南蔵院 涅槃像と伊野天照皇大神宮

2018年08月25日 | 福岡
昨日は、福岡市に隣接する久山町、篠栗町付近を、ぶらりと散策してきました。まずは、篠栗四国霊場の総本寺で第一番札所、また高野山真言宗の別格本山でもある篠栗町の南蔵院へ。


駐車場から数分間歩いただけで汗が噴き出すほど日差しが強く湿度が高い一日でしたが、木々に囲まれた南蔵院境内に入ると、一気に涼しくなったような気がしました。


七福神トンネルをくぐって涅槃像に向かいます。




トンネルを出たところにある一本杉。見事なまでにまっすぐ、天高くそびえていました。


南蔵院の涅槃像は、ブロンズ製としては世界一の大きさだそうです。(全長:41m、高さ:11m、重さ:300t)


一般に仏像は、立像・坐像・涅槃像の3種類に区分され、立像は悟りを開く前で修行中の姿、坐像はまさに悟りを開かんとする、または開いた直後の姿、涅槃像はすべての教えを説き終えて入滅(宗教的解放、解脱。涅槃に入る、つまり、悟りを開いた人が死を迎えること)する姿と言われています。


柔和な表情ですね。涅槃像には目を開いたものと、目を閉じたものがあり、目を閉じた涅槃像は入滅後を、開いた像は最後の説法を行っている姿を表しているそうです。


足裏には、仏教の世界観を表す文様が描かれています。


有料(500円)でお釈迦様の体内に入ることができ、願いを書いた護摩木を託して護摩祈祷してもらうことができます。私たちも護摩木に願いを込めて体内参拝し、外に出たところで「俵投げ」と言う輪投げのようなゲームに参加しました。(中は撮影禁止だったので、写真はありません)

明治32年に高野山から招致された南蔵院は、長年にわたってミャンマーやネパールの子供たちに医薬品、ミルク、文房具などを贈ってきました。そうした善意に感謝を込めて、1988年(昭和63年)、ミャンマーからお釈迦様をはじめとする三尊者の仏舎利(いわゆる遺骨)が贈呈され、これらをお祀りするために平成7年、釈迦涅槃像が建立されたのだそうです。


南蔵院本堂。


中央には、ご本尊である釈迦如来像。


続いて、「九州の伊勢」と言われる伊野天照皇大神宮へ。ここは、天照大神(あまてらすおおみかみ)、手力雄神(たぢからおのかみ)、萬幡千々姫命(よろずばたちぢひめのみこと)を祀る神社で、知る人ぞ知るパワースポットだそうです。


まっすぐに伸びる夫婦杉。根は相互に絡み合っているようでした。


階段を上っていくと、手水の前には厳しい表情の狛犬。


そのそばでは、爽やかな音を立てて、小さな滝が流れ落ちていました。


伊野天照皇大神宮の由緒が書き記されています。


天照大神を祀る社。




苔むす古木。


古神殿跡地。遥か遠い時代、厳かに神事が執り行われていた場所でしょうか。


久山町や篠栗町周辺の神社仏閣を訪ねたのは、今回が初めてです。世界最大のブロンズ製涅槃像は、その大きさもさることながら、優しい表情が心に残っています。伊野天照皇大神宮は、伊勢神宮のような荘厳さとは異なるものの、ひっそりと忍びやかにこの国の歴史を守り、伝えている。そんな空気をひしひしと感じました。
さて、熱戦を繰り広げた競泳アジア大会も、昨日で全日程を終えましたね。日本選手の胸のすくような活躍に、夫婦揃ってエールを送った6日間でした。競技そのものももちろん感動的でしたが、女子50m自由形で6個目の金を手にした池江璃花子選手が、笑顔で会場に手を振った次の瞬間、ぼろぼろと涙を流す姿が印象的でした。後のインタビューで、「親やコーチの姿が目に入ったら、安心して涙が出た」とのことだったようです。短期集中戦の疲労やトッププレイヤーとしての重圧に、気持ちも体もギリギリのところで耐え続けていたのでしょう。緊張が一気に緩んだ瞬間だったのだと思います。その健気なさに、近ごろとみに涙腺が弱くなった私も、ついついもらい泣きしてしまいました (^-^)ゞ

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おろし蕎麦 ~ ほしの村

2018年08月22日 | 食べ歩き
久しぶりに若松区高須のほしの村に立ち寄りました。好きなのにちょっと足が遠のいていた店。懐かしい味 第3弾です。この日は、おろし蕎麦を大盛りで・・・・・。辛み大根の細切りがシャキッとした歯ごたえ。おろし大根とあいまって、すっきり爽やかな美味しさでした。


蕎麦と一緒に出される蕎麦豆腐。


こちらはとろろ蕎麦。


ほしの村の蕎麦は、つなぎを使わない十割そば。蕎麦の風味がふわっと引き立ちます。


表通りから一本離れた裏手にあるほしの村。店の前の駐車場は、いつも満杯です。


ほしの村の蕎麦は、つなぎを使わない十割蕎麦。九重の天然炭酸水だけで打つ蕎麦は、すぐに風味が飛んでしまうので、打ちたてをできるだけ早く食べてほしいとのことでした。ほしの村では今回初めて頼んだおろし蕎麦は、蕎麦の風味が一番感じられる食べ方かもしれません。是非この次も頼みたいくらい美味しかったです ヽ(^o^)丿

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ほしの村そば(蕎麦) / 本城駅折尾駅水巻駅

昼総合点★★★★ 4.0

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天文館むじゃき 白熊

2018年08月19日 | 食べ歩き
昨日、黒崎の井筒屋に行ってみると、「全国美味しい物語展」をやっていて、ふらふらと足を踏み入れました。イートインコーナーに鹿児島の天文館むじゃきが出店していたので、これまた誘われるように白熊を注文。風薫る五月の鹿児島を旅したのは8年前。私にとっては、そのとき以来の懐かしい白熊でした (^-^)ゞ

(全国美味しい物語展は今日までの開催です)

さて、ちょっと前になりますがが、リーガロイヤルの中国料理店龍鳳で、麻婆豆腐を……。スパイスの香り豊かで適度な辛みが好みの味でした。また、優しい味のスープが、麻婆豆腐に負けず劣らず美味しかったです。


龍鳳の杏仁豆腐は、控えめな甘さでトロッとした食感。


モダンで落ち着いた雰囲気の店内。


昨夜はイタリアワイン、Le Borgateを開封。タンニンの苦味が効いてスパイシー。わずかに甘みも感じられて美味しかったです


暦の上では、すでに秋。日中の暑さはさほど変わらないものの、昨日から、朝夕の気温はかなり下がってきたように感じます。二日続いてエアコンなしでも快適に眠れました (^-^)ゞ

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とんこつ魚介ラーメン 〜 温 ATAKA

2018年08月18日 | 食べ歩き
ちょっと用事があって、久しぶりに直方へ。知らない道を走っていると、今年の2月、若松区のグリーンパークで行われた「ラーメン 麺フェス」に出店していた『温 ATAKA』の看板を見つけました。結構好みのラーメンだったことを思い出して、急遽、立ち寄ることに……。


メニューによると、普通のラーメンには「とんこつ魚介」と「魚介とんこつ」の2種類がありました。同じような名前で迷いましたが、結局「とんこつ魚介」を注文。


かなりの細麺。まろやかな美味しさでした。食べてみて気付いたのですが、麺フェスのときに食べたのは、より魚介のほうを強調した「魚介とんこつ」だったような気がします。どちらも美味しかったです。


もう一品は、つけ麺を頼みました。


ラーメンと違って太めの平打ち麺。この麺がタレによく絡んで美味しかった~♪ 分厚いチャーシューは食感やわらか。こちらも好みの味でした ヽ(^o^)丿


先週は、台風12号が去って以来となる久しぶりの雨。日照り続きでカラカラ状態だった庭の木々や鉢植えにとっては、恵みの雨となりました。朝の水やりも、今週末は必要なさそうです。今朝の空気もいつもとは違って、ひんやりと感じられました。このまま一気に季節が進んでほしいものです。



ラーメン・カフェ・ダイニング 温ラーメン / 新入駅
昼総合点-

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