ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

青森の温泉

2006年11月26日 | 青森
東北は言わずと知れた温泉の宝庫。なかでも、青森には名湯・秘湯に名を連ねる個性的な温泉が多く湧出し、温泉マニアならずとも一度は訪れたいエリアだ。とりわけ、八甲田連峰周辺には、青荷、酸ヶ湯、蔦、谷地、八甲田など、泉質、景観、雰囲気ともに素晴らしい温泉が散在しており、訪れる人々を飽きさせない。

硫黄臭が立ち込める酸ヶ湯温泉のお湯は、強酸性で刺激が強いため目に入ると涙がとまらない。有名な温泉だけあって、この日はひどい込み具合。湯舟のみならず脱衣所での着替えもままならないほどだった。

酸ヶ湯と同じく、八甲田南山麓に湧く蔦温泉。ひなびた佇まいが歴史を感じさせる。泉響の湯は総ヒバ造りで、高い天井が印象的。湯舟のすぐ下が源泉になっており、足元からボコッボコッと透明なお湯が湧き出してくる。

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駒の里 十和田市

2006年11月05日 | 青森
実に久しぶりに愛車ルイガノとともに自宅周辺を散策。
十和田市は、東西で言うと青森県のほぼ中央。西端の十和田湖で秋田県と境を接している。「駒の里」とも呼ばれていて、歴史的に馬の関わりが深く、街中いたるところに人と馬との共存を感じさせるオブジェが置かれている。


古き良き時代を偲ばせる官庁街通り。「日本の道百選」にも選ばれたそうだ。広い舗道には、そこここに馬のオブジェが置かれ、子供たちが青銅の馬にまたがったりして遊んでいる。


舗道の端には、可愛らしい馬がずらりと並んでいる。


ルイガノを降りて舗道を歩いてみる。よく見ると、タイルには馬の蹄鉄が埋め込んである。


脱穀後の稲を乾燥させる時のわらの組み方は、土地ごとに異なるらしい。私が生まれ育った山口県では、物干し台のようなものの上に二股にした稲を並べていたような気がする。


こちらは、もっと大きいかまくら風。
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晩秋の奥入瀬・十和田湖

2006年11月04日 | 青森
青森に引越してきた頃に残雪の奥入瀬を散策して以来、久しぶりに十和田湖方面に向かう。遠くに八甲田連峰を臨みながら、一路西へ。十和田市を過ぎると、黄色や赤の毛糸の玉で埋め尽くしたような里山が間近に迫ってくる。今年の秋は冷え込みが今ひとつだったとのことで、例年ほどの鮮やかな紅葉は望めないと聞いていた。また、紅葉の時期が遅れたとはいえ、既に11月。標高の高い部分はもう枯れ始めており、時期的に遅すぎるのも間違いない。しかし、目に入ってくる鮮やかな色彩は明らかに秋そのものだ。名残の秋を迎えた奥入瀬渓流。暖かい空気が湖面にもやを創り出している幻想的な十和田湖。車は、視界を覆う秋の色彩のなかを駆け抜ける。鮮やかな秋色がボンネットに映える。東北の秋は、やはり奥が深い。

十和田湖から流れ出す奥入瀬渓流。晩秋の空気が胸に心地よい。


落差20mの雲井の滝。支流から奥入瀬本流に流れ込む。
あたり一帯はマイナスイオンの宝庫。


奥入瀬本流にかかる唯一の滝、銚子大滝。
この滝を越えることができないため、以前、十和田湖には魚が生息していなかったそうだ。


湖の周囲の山々ではほとんど葉を落としており、湖面に近いところにわずかばかりの色づきを残すのみとなっていた。


ブナの原生林に覆われる八甲田山麓に湧く蔦温泉。開湯は古く、久安3年(1147年)には湯治小屋があったという記録が残されているとのこと。日帰り客が入れるのは「泉響の湯」。湯舟の底から源泉が湧き出してくる。
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