高速郊外鉄道RER"C"をノートルダム駅で降り、木製の橋を渡ってパリ発祥の地とされる、セーヌ川に浮かぶシテ島へ。ケルト系のパリシイ人がシテ島に定住を始めたのが紀元前3世紀。『ルテティア』という古称が『パリ』と改められたのは、西暦360年だそうです。
1163年に工事が始まり、150年以上かけて完成したノートルダム大聖堂。ゴシック建築の最高傑作と言われています。
静かで厳かな大聖堂の内部。燦然と輝く北側のバラ窓。
四周のあらゆる窓にステンドグラス。その様は、美しく壮大です。
ダヴィッドの『ナポレオンの戴冠式』は、1804年12月2日にこの大聖堂で行われた一大イベントを描写したもの。MMM(メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド)のHPには、『招待客は総勢2万人、所要時間はなんと5時間!儀式はまずローマ教皇がナポレオンに聖油を掛ける聖別式に始まる。そしてナポレオンは教皇に背を向けて自ら月桂樹の冠を載き、次にジョゼフィーヌに冠を被せるという段取り。その後国民の前で宣誓し、皇帝ナポレオンの誕生を強く印象づけて大聖堂での儀式は終了』と解説しています。教皇を超える皇帝の権威を見せつけるために行われた、かなり恣意的なセレモニーだったんですね。
外に出て、大聖堂の周囲をぐるりと回りました。セーヌ川寄り、南西方向から見る大聖堂。
セーヌ川に面した南側のバラ窓。
真後ろからの眺め。本体の横方向に梁が渡され、これが強度を受け持っているおかげで、聖堂には多くの開口部(ステンドグラスなどの窓)を設計できるようになったのだそうです。
ちなみに、『ノートルダム』とはフランス語で『我らが貴婦人』という意味で、聖母マリアに捧げられた聖堂です。なので、世界には(主としてフランス語圏)には多くのノートルダムの名を冠した教会があり、私たちも前回のベルギー旅行で、アントワープのノートルダム大聖堂やブリュッセルのノートルダム・デュ・サブロン教会を訪ねました。
大聖堂そばのカフェの前に止められていたピカピカのカスタム・バイク。カフェのオーナーのものらしく、仕事合間に大事そうに手入れしていました(笑)
強烈な日射しを避け、私たちもそのカフェで暑さを凌ぐことに・・・・・。
ピスタチオのアイスで暫しの涼をとりました。
こちらは、1837年に開業した、パリのターミナル駅の中で最も古い歴史を持つサンラザール駅。ノルマンディー方面への列車が発着するほか、5本のメトロが連絡する主要なターミナル駅です。
年間の利用者数が1億人とも言われる活気のある駅ですが、パリ市民の日常的な利用が殆どで、観光客の姿は目につきません。
三角屋根が印象的なプラットフォーム。この風景を是非見てみたかったのには、訳があります。TV東京の『美の巨人たち』で紹介された、モネの『サンラザール駅』が深く印象に残っていたので、実物を見るのを楽しみにしていたんです。たまたま、私たちのホテルから、メトロでたった一駅という近さ。縁があったんでしょうね~♪
これが、その『サンラザール駅』。明るくやわらかな日射しが印象的な絵です。モネは、自宅を離れて駅の近くにアトリエを借り、『サンラザール駅(全部で12枚の連作)』を描いたのだそうです。その内の1枚をオルセー美術館が所蔵していますが、残念ながら、写真が撮れなかったので絵葉書を買って帰りました (^-^)ゞ
印象派を代表する画家、クロード・モネ。『日傘の女』は、夏草が風に揺れて、爽やかな感じを受けます。
こちらも、やわらかな光が印象的な『アルジャントゥイユのボートレース』。アルジャントゥイユは、モネが家族と暮らしていた街です。(これら2枚も絵葉書。原画はオルセー美術館所蔵)
モネついで(?)に、オランジュリー美術館の『睡蓮』を・・・・・。2つの大きな楕円形の部屋に、緩やかな壁の曲線に沿って8枚の『睡蓮』が展示されていました。自然光が優しくふりそそぐ広い部屋の真ん中に置かれたベンチに座ってこれらの絵を眺めていると、まるで本当の庭の中にいるような気がしてきます。残念なことに、これらの部屋は写真撮影禁止だったので、これも絵葉書での紹介です (^-^)ゞ
睡蓮にもいろんな表情があることに驚かされますが、中でも一番好きだったのが、穏やかながらも明るい色あいのこちらの絵でした。
サンラザール駅に戻ります。パリ最古のターミナル駅は、2年前に大改装され、明るくて大きなショッピングモールが併設されました。
そんな店のひとつで、ワイン関連グッズを探していて見つけたのがこれ。ワインを注ぐときの液だれを防ぐポワラーと、こぼれ防止のストッパーの機能を、レバーひとつで切り替える優れものです。ボルドーやパリのデパートで探しても、「これが!」というものがなかったのに、サンラザール・ショッピングモールで見つかるなんて、これもモネの『サンラザール駅』の引き合わせでしょうか(笑)
この日の夕食は、ラザール駅前のカフェ、お客さんいっぱいのマルコポーロで。
店内は満席で、お店の人も大忙し。店の中もいい雰囲気でした。
この店のマルガリータは、たっぷりのチーズにオリーブのトッピング。
次に運ばれてきたのは、風味ゆたかなサーモンのソテー。
3種のチーズのパスタは、その名のとおり、びっくりするくらいチーズたっぷり。味も香りも濃厚で、ほんとに美味しかったです。ボリュームも凄くて、やっとのことで完食~ヒュー
この時期のパリは、夕食後もこの明るさ。散策を終えてホテルに戻るつもりだったのですが、実は逆方向に歩いてました。見慣れない聖堂の名は、サント・ギュスタン教会。大きなバラ窓が印象的でした。
ホテルに戻って、楽しみにしていたボルドーで買ってきたワインを開封
ホテル近くのスーパーで調達した、生サーモンとハーブ入りのチーズをおつまみに・・・・・。
さっそく、サンラザール・ショッピングモールで買ってきたポワラー兼ストッパーを使ってみました。思ったとおりの使いやすさ。とっても機能的で、快適ですヽ(^o^)丿
パリ滞在もいよいよ終盤。翌々日には、再びシャルル・ド・ゴール空港から関空に向けて旅立ちます。パリ・ボルドー旅行記も、次で最終回となる予定です (^-^)ゞ
1163年に工事が始まり、150年以上かけて完成したノートルダム大聖堂。ゴシック建築の最高傑作と言われています。
静かで厳かな大聖堂の内部。燦然と輝く北側のバラ窓。
四周のあらゆる窓にステンドグラス。その様は、美しく壮大です。
ダヴィッドの『ナポレオンの戴冠式』は、1804年12月2日にこの大聖堂で行われた一大イベントを描写したもの。MMM(メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド)のHPには、『招待客は総勢2万人、所要時間はなんと5時間!儀式はまずローマ教皇がナポレオンに聖油を掛ける聖別式に始まる。そしてナポレオンは教皇に背を向けて自ら月桂樹の冠を載き、次にジョゼフィーヌに冠を被せるという段取り。その後国民の前で宣誓し、皇帝ナポレオンの誕生を強く印象づけて大聖堂での儀式は終了』と解説しています。教皇を超える皇帝の権威を見せつけるために行われた、かなり恣意的なセレモニーだったんですね。
外に出て、大聖堂の周囲をぐるりと回りました。セーヌ川寄り、南西方向から見る大聖堂。
セーヌ川に面した南側のバラ窓。
真後ろからの眺め。本体の横方向に梁が渡され、これが強度を受け持っているおかげで、聖堂には多くの開口部(ステンドグラスなどの窓)を設計できるようになったのだそうです。
ちなみに、『ノートルダム』とはフランス語で『我らが貴婦人』という意味で、聖母マリアに捧げられた聖堂です。なので、世界には(主としてフランス語圏)には多くのノートルダムの名を冠した教会があり、私たちも前回のベルギー旅行で、アントワープのノートルダム大聖堂やブリュッセルのノートルダム・デュ・サブロン教会を訪ねました。
大聖堂そばのカフェの前に止められていたピカピカのカスタム・バイク。カフェのオーナーのものらしく、仕事合間に大事そうに手入れしていました(笑)
強烈な日射しを避け、私たちもそのカフェで暑さを凌ぐことに・・・・・。
ピスタチオのアイスで暫しの涼をとりました。
こちらは、1837年に開業した、パリのターミナル駅の中で最も古い歴史を持つサンラザール駅。ノルマンディー方面への列車が発着するほか、5本のメトロが連絡する主要なターミナル駅です。
年間の利用者数が1億人とも言われる活気のある駅ですが、パリ市民の日常的な利用が殆どで、観光客の姿は目につきません。
三角屋根が印象的なプラットフォーム。この風景を是非見てみたかったのには、訳があります。TV東京の『美の巨人たち』で紹介された、モネの『サンラザール駅』が深く印象に残っていたので、実物を見るのを楽しみにしていたんです。たまたま、私たちのホテルから、メトロでたった一駅という近さ。縁があったんでしょうね~♪
これが、その『サンラザール駅』。明るくやわらかな日射しが印象的な絵です。モネは、自宅を離れて駅の近くにアトリエを借り、『サンラザール駅(全部で12枚の連作)』を描いたのだそうです。その内の1枚をオルセー美術館が所蔵していますが、残念ながら、写真が撮れなかったので絵葉書を買って帰りました (^-^)ゞ
印象派を代表する画家、クロード・モネ。『日傘の女』は、夏草が風に揺れて、爽やかな感じを受けます。
こちらも、やわらかな光が印象的な『アルジャントゥイユのボートレース』。アルジャントゥイユは、モネが家族と暮らしていた街です。(これら2枚も絵葉書。原画はオルセー美術館所蔵)
モネついで(?)に、オランジュリー美術館の『睡蓮』を・・・・・。2つの大きな楕円形の部屋に、緩やかな壁の曲線に沿って8枚の『睡蓮』が展示されていました。自然光が優しくふりそそぐ広い部屋の真ん中に置かれたベンチに座ってこれらの絵を眺めていると、まるで本当の庭の中にいるような気がしてきます。残念なことに、これらの部屋は写真撮影禁止だったので、これも絵葉書での紹介です (^-^)ゞ
睡蓮にもいろんな表情があることに驚かされますが、中でも一番好きだったのが、穏やかながらも明るい色あいのこちらの絵でした。
サンラザール駅に戻ります。パリ最古のターミナル駅は、2年前に大改装され、明るくて大きなショッピングモールが併設されました。
そんな店のひとつで、ワイン関連グッズを探していて見つけたのがこれ。ワインを注ぐときの液だれを防ぐポワラーと、こぼれ防止のストッパーの機能を、レバーひとつで切り替える優れものです。ボルドーやパリのデパートで探しても、「これが!」というものがなかったのに、サンラザール・ショッピングモールで見つかるなんて、これもモネの『サンラザール駅』の引き合わせでしょうか(笑)
この日の夕食は、ラザール駅前のカフェ、お客さんいっぱいのマルコポーロで。
店内は満席で、お店の人も大忙し。店の中もいい雰囲気でした。
この店のマルガリータは、たっぷりのチーズにオリーブのトッピング。
次に運ばれてきたのは、風味ゆたかなサーモンのソテー。
3種のチーズのパスタは、その名のとおり、びっくりするくらいチーズたっぷり。味も香りも濃厚で、ほんとに美味しかったです。ボリュームも凄くて、やっとのことで完食~ヒュー
この時期のパリは、夕食後もこの明るさ。散策を終えてホテルに戻るつもりだったのですが、実は逆方向に歩いてました。見慣れない聖堂の名は、サント・ギュスタン教会。大きなバラ窓が印象的でした。
ホテルに戻って、楽しみにしていたボルドーで買ってきたワインを開封
ホテル近くのスーパーで調達した、生サーモンとハーブ入りのチーズをおつまみに・・・・・。
さっそく、サンラザール・ショッピングモールで買ってきたポワラー兼ストッパーを使ってみました。思ったとおりの使いやすさ。とっても機能的で、快適ですヽ(^o^)丿
パリ滞在もいよいよ終盤。翌々日には、再びシャルル・ド・ゴール空港から関空に向けて旅立ちます。パリ・ボルドー旅行記も、次で最終回となる予定です (^-^)ゞ