ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

パリ・ボルドーの旅 パリの街並み②

2014年07月27日 | 海外旅行
高速郊外鉄道RER"C"をノートルダム駅で降り、木製の橋を渡ってパリ発祥の地とされる、セーヌ川に浮かぶシテ島へ。ケルト系のパリシイ人がシテ島に定住を始めたのが紀元前3世紀。『ルテティア』という古称が『パリ』と改められたのは、西暦360年だそうです。


1163年に工事が始まり、150年以上かけて完成したノートルダム大聖堂。ゴシック建築の最高傑作と言われています。


静かで厳かな大聖堂の内部。燦然と輝く北側のバラ窓。


四周のあらゆる窓にステンドグラス。その様は、美しく壮大です。


ダヴィッドの『ナポレオンの戴冠式』は、1804年12月2日にこの大聖堂で行われた一大イベントを描写したもの。MMM(メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド)のHPには、『招待客は総勢2万人、所要時間はなんと5時間!儀式はまずローマ教皇がナポレオンに聖油を掛ける聖別式に始まる。そしてナポレオンは教皇に背を向けて自ら月桂樹の冠を載き、次にジョゼフィーヌに冠を被せるという段取り。その後国民の前で宣誓し、皇帝ナポレオンの誕生を強く印象づけて大聖堂での儀式は終了』と解説しています。教皇を超える皇帝の権威を見せつけるために行われた、かなり恣意的なセレモニーだったんですね。


外に出て、大聖堂の周囲をぐるりと回りました。セーヌ川寄り、南西方向から見る大聖堂。


セーヌ川に面した南側のバラ窓。


真後ろからの眺め。本体の横方向に梁が渡され、これが強度を受け持っているおかげで、聖堂には多くの開口部(ステンドグラスなどの窓)を設計できるようになったのだそうです。


ちなみに、『ノートルダム』とはフランス語で『我らが貴婦人』という意味で、聖母マリアに捧げられた聖堂です。なので、世界には(主としてフランス語圏)には多くのノートルダムの名を冠した教会があり、私たちも前回のベルギー旅行で、アントワープのノートルダム大聖堂ブリュッセルのノートルダム・デュ・サブロン教会を訪ねました。

大聖堂そばのカフェの前に止められていたピカピカのカスタム・バイク。カフェのオーナーのものらしく、仕事合間に大事そうに手入れしていました(笑)


強烈な日射しを避け、私たちもそのカフェで暑さを凌ぐことに・・・・・。


ピスタチオのアイスで暫しの涼をとりました。



こちらは、1837年に開業した、パリのターミナル駅の中で最も古い歴史を持つサンラザール駅。ノルマンディー方面への列車が発着するほか、5本のメトロが連絡する主要なターミナル駅です。


年間の利用者数が1億人とも言われる活気のある駅ですが、パリ市民の日常的な利用が殆どで、観光客の姿は目につきません。


三角屋根が印象的なプラットフォーム。この風景を是非見てみたかったのには、訳があります。TV東京の『美の巨人たち』で紹介された、モネの『サンラザール駅』が深く印象に残っていたので、実物を見るのを楽しみにしていたんです。たまたま、私たちのホテルから、メトロでたった一駅という近さ。縁があったんでしょうね~♪


これが、その『サンラザール駅』。明るくやわらかな日射しが印象的な絵です。モネは、自宅を離れて駅の近くにアトリエを借り、『サンラザール駅(全部で12枚の連作)』を描いたのだそうです。その内の1枚をオルセー美術館が所蔵していますが、残念ながら、写真が撮れなかったので絵葉書を買って帰りました (^-^)ゞ


印象派を代表する画家、クロード・モネ。『日傘の女』は、夏草が風に揺れて、爽やかな感じを受けます。


こちらも、やわらかな光が印象的な『アルジャントゥイユのボートレース』。アルジャントゥイユは、モネが家族と暮らしていた街です。(これら2枚も絵葉書。原画はオルセー美術館所蔵)


モネついで(?)に、オランジュリー美術館の『睡蓮』を・・・・・。2つの大きな楕円形の部屋に、緩やかな壁の曲線に沿って8枚の『睡蓮』が展示されていました。自然光が優しくふりそそぐ広い部屋の真ん中に置かれたベンチに座ってこれらの絵を眺めていると、まるで本当の庭の中にいるような気がしてきます。残念なことに、これらの部屋は写真撮影禁止だったので、これも絵葉書での紹介です (^-^)ゞ


睡蓮にもいろんな表情があることに驚かされますが、中でも一番好きだったのが、穏やかながらも明るい色あいのこちらの絵でした。


サンラザール駅に戻ります。パリ最古のターミナル駅は、2年前に大改装され、明るくて大きなショッピングモールが併設されました。


そんな店のひとつで、ワイン関連グッズを探していて見つけたのがこれ。ワインを注ぐときの液だれを防ぐポワラーと、こぼれ防止のストッパーの機能を、レバーひとつで切り替える優れものです。ボルドーやパリのデパートで探しても、「これが!」というものがなかったのに、サンラザール・ショッピングモールで見つかるなんて、これもモネの『サンラザール駅』の引き合わせでしょうか(笑)


この日の夕食は、ラザール駅前のカフェ、お客さんいっぱいのマルコポーロで。


店内は満席で、お店の人も大忙し。店の中もいい雰囲気でした。


この店のマルガリータは、たっぷりのチーズにオリーブのトッピング。


次に運ばれてきたのは、風味ゆたかなサーモンのソテー。


3種のチーズのパスタは、その名のとおり、びっくりするくらいチーズたっぷり。味も香りも濃厚で、ほんとに美味しかったです。ボリュームも凄くて、やっとのことで完食~ヒュー


この時期のパリは、夕食後もこの明るさ。散策を終えてホテルに戻るつもりだったのですが、実は逆方向に歩いてました。見慣れない聖堂の名は、サント・ギュスタン教会。大きなバラ窓が印象的でした。


ホテルに戻って、楽しみにしていたボルドーで買ってきたワインを開封


ホテル近くのスーパーで調達した、生サーモンとハーブ入りのチーズをおつまみに・・・・・。


さっそく、サンラザール・ショッピングモールで買ってきたポワラー兼ストッパーを使ってみました。思ったとおりの使いやすさ。とっても機能的で、快適ですヽ(^o^)丿


パリ滞在もいよいよ終盤。翌々日には、再びシャルル・ド・ゴール空港から関空に向けて旅立ちます。パリ・ボルドー旅行記も、次で最終回となる予定です (^-^)ゞ

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パリ・ボルドーの旅 ~ パリの街並み①

2014年07月26日 | 海外旅行
ボルドーからパリに戻り、残る2日間でパリの街並みを散策しました。
凱旋門からまっすぐに延びるシャンゼリゼ大通り。正面にはコンコルド広場、チュイルリー公園、そしてルーヴル美術館へと続く、パリ一番の目抜き通りです。


パリの街歩き、まずは凱旋門からスタートです。


正面の見事な彫刻。座っている人と比べると、その大きさがわかります。


壁や天井など、あらゆるところに彫刻が施されていました。


凱旋門を中心に、放射線状に延びる12本の大通り。その状態が光り輝く星(エトワール)のように見えることから、エトワールの凱旋門と呼ばれます。


モンパルナス・タワーやエッフェル塔。


昔ながらのパリの表情を残す、パリで一番標高の高いモンマルトルの丘。頂上の白く大きな建物は、サクレクール寺院。

ちなみにこの凱旋門、ミュージアムパスが使えます (^-^)ゞ

凱旋門を降りてシャンゼリゼを散策~にわかパリジャンとパリジェンヌ気分で、シャンゼリゼ大通りを歩きましたよ~♪♪♪


振り返れば、威風堂々の凱旋門。


初夏の強い日射しの中を走る自転車タクシー。お客さんも運転手さんも暑そう〜〜〜☀️


通りにはたくさんのカフェが並んでおり、どこも大賑わいでした。


私たちも日射しを避けてカフェで一休みすることに。私はビール、妻はスムージーを注文。クロネンブルグ1664は、フランスを代表するビールで、爽やかで華やかな香り。マイアミ・ビーチ・スムージーもとっても美味しく、暑さと喉の渇きが一気に癒えました。


1899年創業の老舗カフェ、フーケッツ。



パリには、二つのオペラ座(パレ・ガルニエとオペラ・バスティーユ)があります。こちらは、ナポレオン3世が建設を命じ1875年に完成したパレ・ガルニエ。このアングルでは竪琴を持つ金色のアポロン像しか見えませんが、このアポロン像は王冠のような丸屋根の上に建っています。


裏側にある見学者用の入口。


ナポレオン3世の好みを反映して、意匠を凝らした内装。


優雅な曲線を描く入口の階段。まるで、映画の世界です。


天井絵画。装飾を施されていない部分なんて、どこにもありません(笑)


2階廊下のバルコニー。


ヴェルサイユ宮殿を思わせるホワイエ。観光客が途絶えた、貴重な一瞬です (^-^)ゞ


シャンデリアも壁も天井も、すべてが豪華絢爛。




ボックス席へは専用入口が用意されています。


2,000席を超える大観客席。


ロープでたくし上げられる緞帳も超豪華です。現在の緞帳は3代目なのだとか・・・・・。


シャガールの天井画『夢の花束』と重さ7㌧のシャンデリア。オペラ座の怪人が落下させるのは、このシャンデリアです。


パリの街を南北に隔てて滔々と流れるセーヌ川。流れに沿って北側をセーヌ右岸(リヴ・ドロワト)、南を左岸(リヴ・ゴーシュ)と呼び、パリ発祥の地シテ島の西半分やルーヴル美術館付近を1区として、時計回りの渦巻状に20区に区分されています。このため、パリの街は『エスカルゴ』と呼ばれることもあるそうです。
パリ・ボルドー旅行記も、6回目となりました。もう少しで終わりますので、もう暫くお付き合いいただければ幸いです (^-^)ゞ

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パリ・ボルドーの旅 ~ ボルドー シャトーめぐり②

2014年07月21日 | 海外旅行
シャトーめぐり、この日二つめのワイナリーは、ポイヤック村のシャトー・ピション・ロングヴィル・バロン。ここも、5大シャトーに次ぐ格付け2級の超優良シャトーです。


私たちが見学した建物とは違いますが、こちらもピション・ロングヴィル・バロンの別棟。


ピション・ロングヴィル・バロンの畑。ブドウ畑の外側に必ずバラが植えてあるのは、バラはブドウと同じ病気に罹り、しかもブドウよりも先に発病するので、病気の兆候をいち早く察知することができるからだそうです。


年代ものが並ぶワイン・カーヴ。私が生まれた年のものもあったので、貰って帰りたかったのですが・・・・・・(笑)


オー・ブリオンと同じく、ステンレス製のワインの醸造樽。珍しい円形配置は、作業効率もさることながら、できる限り自重だけで移送しワインにストレスをかけないために考案されたのだそうです。


瓶詰めとラベル張り。樽の中で18ヵ月熟成されたワインが、出荷される前の最終工程です。


テイスティングのためのゲスト・ルームへ。


やわらかい灯りで、いい雰囲気でした。ワインをゆったり味わえそう。


このシャトーのファーストワイン。


一般的なボルドーのファーストワインは、瓶詰め後10~15年で飲み頃を迎え、そのピークが保たれるのは、およそ10年くらいだそう(もちろん、きちんといい状態で保管できれば)。そんなに待たなければ本来の美味しさを味わえないなんて、私にはできそうもありません(笑)


テイスティングは、シャトー・ピブラン 2008年からスタート。ピブランは、ピション・ロングヴィル・バロンと同じオーナーが経営する、クリュ・ブルジョワ級ながらも格付けに匹敵すると評されるシャトーです。ちなみに、これらのワイナリーの現在のオーナーはフランスのアクサ保険。保険会社がワイナリーのオーナーなんて意外ですよね。


白いナプキンにかざして、色あいをチェック。オーク樽で熟成されるピブロンは、タンニンが強く濃い赤紫が特徴だそうです。


2杯目は、ロングヴィルのセカンドワイン、レ・トゥーレル・ド・ロングヴィル。このシャトーも、2008年の水平テイスティングでした。ちなみに、エチケットに描かれているのは、この記事トップの写真の風景です。


最後はこのシャトーのファースト、シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン。


このワインは、『深みのある色、男性的で力強く、壮大で厚みがあり、“ポイヤックらしい壮厳なワイン”』と評されています。


飲めない妻の分まで試飲して、早くもほろ酔い状態。シャトーめぐりを満喫中です(笑)


シャトー・ピション・ロングヴィルの隣には、5大シャトーのひとつ、シャトー・ラトゥールの畑が・・・・・。


門を入って、ラトゥールの畑を見せていただきました。


次のワイナリーに向かう途中、これまた5大シャトーのひとつ、シャトー・マルゴーの入口に車を止めて写真を・・・・・。


ヘミングウェイがこよなく愛したことで知られるシャトー・マルゴー。門に至る並木道も存在感がありますね。


これで、ラフィット・ロートシルト、マルゴー、ラトゥール、オー・ブリオン、ムートン・ロートシルトの5大シャトーすべて、建物やブドウ畑など、何らかの形で接することができました (^-^)ゞ

さて、シャトーめぐりの締めくくりは、格付け4級のシャトー・プリュレ・リシーヌ。ボルドーと言えば、もちろん赤ワインですが、このシャトーでは、小規模ながら白ワインも造っているそうです。


"プリュレ"とはフランス語で『小さな修道院』。その名のとおり、古くは修道院でのミサ用に細々と造られていたのがこのシャトーの歴史の始まりです。


こちらは、案内してくれた方が熱く語っていた、酵母の力を活かす、こだわりのコンクリート製醸造樽。


今回訪ねたシャトーは、醸造の過程はそれぞれに独特のものがありましたが、樽熟成の期間は、いずれも18ヶ月でした。


ヴィンテージワインに囲まれて、こんな部屋で一晩寝ることができたら、幸せでしょうね~♪


プリュレ・リシーヌで、湿気や匂いの管理に使われていたのは、意外にもおが屑。


シャトーめぐりツァーの最後を飾るテイスティング・タイム


まずは赤2種をテイスティング。1杯目の試飲は、セカンドのコンフィデンス・ド・プリュレ・リシーヌ 2010年と・・・・・、


続いて、ファーストワインのシャトー・プリュレ・リシーヌ 2007年。


この日初めてとなる、白ワインのテイスティング。


ボルドーの希少なる白。ル・ブラン・プリュレ・リシーヌ 2013年。


分厚いカードに綺麗な写真満載。これらのカードは宿泊したホテルのロビーに置いてあったもので、シャトーの名刺のようなもの。裏面(一番左)には、シャトーの紹介が詳しく記されており、眺めているだけでも楽しいカードです。


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シャトーめぐりを終えた夜、予約しておいたその日のTGVでパリに戻りました。列車を待つ間、ボルドー・サンジャン駅の構内にあるカフェで夕食をとることに・・・・・。


ワインは、妻の分までたっぷりテイスティングしたので、夜はビールを・・・・・


妙に懐かしくなって、ハンバーガーを頼みました。


このバーガー、確か18ユーロくらいしましたが、ジューシーで柔らかく、肉の味がしっかりして美味しかったですヽ(^o^)丿


訪ねた3ヶ所すべてが格付けワイナリーという充実のシャトーめぐり。ツァーはそれなりの価格でしたが、わが家の場合、妻は匂いとほんの少し口をつける程度しか飲めないので、残りは私のもの。妻の分まで美味しく、楽しくも嬉しい、幸せなシャトーめぐりでした~♪
1泊2日の駆け足で巡ったボルドー。世界遺産の歴史的街並みももっと歩きたかったし、ワインの産地だけあって、食もまた素晴らしいと言われています。時間に余裕があれば、もう1泊したかったくらい素敵なところでした (^-^)ゞ

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ひまわり はまゆう 夏本番 

2014年07月21日 | 北九州
ボルドーのシャトーめぐりの途中ですが、若松区有毛のひまわり畑、芦屋町夏井ヶ浜のはまゆうを撮ってきましたので、休憩がてら、こちらを先にアップします (^-^)ゞ
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久しぶりに青空が広がった昨日、若松区有毛のひまわり畑を見に行きました。見上げれば夏の雲。九州北部も、実質的には既に梅雨明けと言ってもいい天気ですよね。


この前(7月12日)は曇り空だったので撮りなおし。やっぱりひまわりには青空が似合います。


続いて、はまゆうの九州自生北限地である芦屋の夏井ヶ浜へ。


周囲には遊歩道やベンチが整備されるなど、ずいぶん雰囲気が変わっていました。


私は、昼間にしか来たことはないのですが、日没後には、甘い香りを漂わせるのだそうです。


きれいな円形に開いたはまゆう。いよいよ、夏本番です。


すぐ下の夏井ヶ浜では、家族連れが水遊びを楽しんでいました。


青空の下、透き通った海。


はまゆう群生地から、恋人の聖地とされる夏井ヶ浜はまゆう公園まで遊歩道で繋がり、途中、何ヶ所かに休憩スポットが設けられていました。


それぞれの場所にはベンチが置いてあり、心地よい海風を感じながら響灘を展望できます。


響愛(ひびきあい)の鐘の向こうに広がる響灘の蒼い海。水平線までくっきりと見えました。


白い波を蹴立てて進む船。日射しは強くても、ちょっと涼しげ。一服の清涼剤です。


今日にも梅雨明けすると言われる九州北部。比較的過ごしやすかった今年の梅雨も終わり、いよいよ夏も本番ですね。暑さ対策を万全にして、この夏を元気に乗り切りたいものです (^-^)ゞ

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パリ・ボルドーの旅 ~ ボルドー シャトーめぐり①

2014年07月20日 | 海外旅行
ボルドー2日めはシャトーめぐり。私にとっては、今回の旅のなかで一番の楽しみです
『シャトーめぐり』と言うと、ロワール地方の古城を巡るツァーのようですが、ボルドーでシャトーと言えばワイン醸造所のこと。実際、お城のような建物を持つワイナリーが多いので、この呼び方にも違和感はありません。この写真は、ボルドーが誇る5大シャトーの筆頭格、シャトー・ラフィット・ロートシルトの遠景です。


この日のシャトーめぐりで最初に立ち寄ったのは、ボルドー5大シャトーのひとつで、ペサック地区にあるシャトー・オー・ブリオン。5大シャトーの中では、ここだけが唯一メドック地区以外のシャトーです。格付け(1級~5級)を持つワイナリーなんて、ボルドー全体で8,000ものシャトーの中のほんの一握り。その頂点に君臨する5大シャトーを見せてもらえるなんて大感激ですヽ(^o^)丿


広々としたブドウ畑。


今は、地下深く伸びたブドウの根が吸収する水分や栄養を凝縮させるため、必要のない房を間引きする時期だそうです。


ワイン樽の製造過程も見学させてもらいました。


内側に炭火を置いて、樽の火入れをしています。


様々な工程を経て造られるワイン。場所を移るたび、趣のある風景が目に入ります。


ワイン貯蔵庫。この樽の中で18ヵ月寝かせてから瓶詰めされます。


ちょうど、ワイン造りの職人さんの作業場面に遭遇。ロウソクの炎にかざして、澱の有無を確認しているのだそうです。


最後に通されたのは、シャトーの創業者一族の肖像画などが飾られた、大理石の間。


シャトーめぐりのハイライト、そのシャトーの銘柄ワインのテイスティングですヽ(^o^)丿


グラスには、シャトー・オー・ブリオンChateau Haut Brionの"C"と"h"と"B"を象ったエンブレムが・・・・・。


テイスティング・ワイン2種。2007年のシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン(かつて修道院が管理していたことから"misshion"の名が冠されます)と、シャトー・オー・ブリオン。ちなみに、同じ収穫年度で異なる造り手や銘柄のワインを飲み比べることを、水平テイスティングと言います。逆に、同じ銘柄で年度の異なるワインを試すのは、垂直テイスティングと言うそうです。


最後に、シャトーの詳細な歴史を記し、印象的を写真を満載したガイドブックをいただきました。日本に帰った今、懐かしく読み直しています。


冒頭の写真、5大の筆頭とされるシャトー・ラフィット・ロートシルトの近景。エチケットの絵柄にもにもなっている馴染みのある風景です。残念ながら、今回のツァーでは立ち寄りませんでしたが、路上に車を止めて、その風景だけ撮らせてもらいました (^-^)ゞ


左が、そのラフィット・ロートシルトのぶどう畑。右は、1973年に2級から1級に昇格し、5大シャトーの一員となったシャトー・ムートン・ロートシルトの畑。高級シャトーの多いメドック地区でも特にこのあたりの土壌は、石灰質と分厚い砂礫層が特徴で、土地自体が非常に痩せているので、ブドウは地下深くに根を延ばして地中の豊富なミネラルを吸収し、品質が安定した優良な実をつけるのだそうです。

※5大シャトー:シャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・マルゴー、シャトー・ラトゥール、シャトー・オー・ブリオン、シャトー・ムートン・ロートシルト


2軒目のシャトーを訪ねる前に、ポイヤック村のレストランで昼食を・・・・・。


田舎町のとってもカジュアルなお店でした。


ほろほろに柔らかかった牛肉のペンネ。


妻が選んだのは、白身魚のソテー。これも、バターの風味が効いて美味しかったです。


もう飲み過ぎなのに、ここでもワインを注文。


ワイン好きの一人として、一度は訪ねてみたかったボルドー。夢のようなシャトーめぐりで、楽しい時間は瞬く間に過ぎていきました。今回のツァーでは、3つのワイナリーを訪ねましたが、このままでは、あまりに長くなってしまうので、続きは次の機会にアップすることにして、ちょっと休憩 (^-^)ゞ

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