ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

週末は男子ごはん~今週はイタリアン & スパニッシュ !(^^)!

2021年04月29日 | 男子ごはん
GWが始まりましたね。初日の今日は、東北から関東・中部、西日本まで広い範囲で荒れ模様の天候となっているようです。北九州でも、未明から朝にかけて叩きつけるような激しい雨が降りました。そんな雨にも耐えて、可憐な花を咲かせたジャーマンアイリス。今年最初の一輪です。


🍀

さて、今週の男子ごはんです。今回は『わが家の本格スペイン料理』や、イタリアのワイン居酒屋 Bacaro(バーカロ)で出される料理を紹介する『ワインのおつまみ・料理150』を参考にして、スパニッシュ&イタリアンな酒肴を作ってみました。
イタリア・ヴェネツィア発祥のバーカロは、多くは立ち飲み主体の気軽なワイン居酒屋で、人々は小皿料理をつまみながら地元産のワインを飲み、バーカロを何軒もはしごするのだそうです。スペインのバルに似ていますね~

《たこのサルピコン》わが家の本格スペイン料理「タコのサルピコン」
サルピコンとは、魚介をみじん切りした野菜とオリーブオイル、ビネガーで和えたマリネを言います。
大きめの北海ダコの足1本をそぎ切りにして、粗みじんのタマネギ・ピーマンと混ぜ合わせ、オリーブオイル・白ワインビネガー・塩・胡椒に漬け込みました。2時間ほど冷蔵庫に置き、器に盛ってパセリを振ってでき上がりです。
この日のワインは、イタリア・トスカーナ産のPICCINI。白やスパークリングは、すぐに飲み切ってしまうので、1本まるごとデキャンタージュしました。


オリーブオイルでしっとり、ビネガーでさっぱり。白ワインに合うおつまみになりました。


《ヤリイカのグリル》ワインのおつまみ・料理150「ヤリイカのグリル」
続いては、鮮度の良いヤリイカを使ったグリルを……。これもバルで出てきそうな一皿ですね。
まず、ヤリイカに塩・胡椒、レモン汁を振って、グリルでしっかりと火を通します。たっぷりのオリーブオイルでニンニクと鷹の爪を炒め、ニンニクがきつね色になったところで、オリーブオイルごと器に盛ったヤリイカにかけて完成です。こちらも簡単旨々で、ワインのお供にぴったりでした~♪


新鮮だからこそですが、イカ一杯まるごとグリルしたのでワタも美味しく食べられました。ちなみに、イタリアでは魚介の内臓は使わないそうです。


《たことグリンピースのアンチョビソテー》ワインのおつまみ・料理150「たことグリンピースのソテー」
オリーブオイルでニンニクを炒め、きつね色になったら鷹の爪とみじん切りしたアンチョビを加えます。香りが出てきたところで、ぶつ切りにした北海たことグリンピースを加えて炒め合わせ、塩・胡椒で味を調整。グリンピースとたこのコントラストがいいですね。
ワインはボルドーの赤、CHATEAU HOURTOU(ウルトゥ)。これだけ暖かくなると、赤ワインも常温という訳にはいきませんね~。あらかじめ冷蔵庫で冷やしておきました。


味の決め手はやはりアンチョビですね。アンチョビとニンニクの香りが移ったグリンピースも、ほくほくで美味しかったです。
この他にも、白魚やマテ貝を使ったおつまみも美味しそうだったのですが、材料が手に入らなかったので諦めました (^-^)ゞ


《今治風 焼き鳥》家ワイン「絶品タレの今治風焼き鳥」
私は知りませんでしたが、愛媛県今治市は焼き鳥が名物なのだそうです。串に刺さず鉄板に押し付けるように焼くのが特徴だとか……。
塩・胡椒・酒に絡めた鶏もも肉の表面をカリッと焼き、あらかじめ煮詰めておいたタレ(醤油・みりん・酒・砂糖、おろしニンニク)を煮からめてでき上がり。器に盛って青ねぎを振りかけました。
ワインは、引き続きCHATEAU HOURTOU。ふくよかな果実香に落ち着いた渋みが感じられるフルボディ。2,000円を切る価格でこの品質、コスパの高いワインだと思います~


やや甘めのタレが鶏肉によく絡んで美味しかったです。醤油麹を使ってもいい味になりそう……。


《トルティーリャ》わが家の本格スペイン料理「ビッグトルティージャ」
トルティーリャづくりも3度目になりました。慣れてきたとはいえ、ひっくり返すときはいつも緊張します。卵5個、メークイン3個、新タマネギ1個、ベーコン約200gとボリュームたっぷり。焼き始めたら膨らんで、20㎝のフライパンからはみ出しそうでした (^^;)


フランスパンにも良し、ビールにはなお良し


卵とジャガイモだけのシンプルなトルティーリャもありますが、タマネギやベーコン、アスパラやトマトなど、具だくさんの方が私は好みです。(今回は、アスパラとトマトはフライパンに入りきらないのでやめました……)


《油あげの刻みねぎダレ》
トースターでこんがり焼いた油あげにねぎダレを載せただけの簡単おつまみです。
この日の焼酎は魔王。樽で熟成する間に蒸発して消えてしまう分を「天使の分け前」と言いますが、この天使を誘惑して魔界に酒をもたらす悪魔にちなんで「魔王」と名付けられた鹿児島県白玉醸造の焼酎です。


ねぎダレは、刻みねぎ・醤油・ごま油・酢を合わせました。


この日は最後にスプリングバレーを開栓。「クラフトビールの味わい」というのも頷けるコクのある旨さです。


《ベーコンと春キャベツの白だしペペロンチーノ》Nadia「ベーコンとキャベツの白だしペペロンチーノ」
オリーブオイルでニンニク・鷹の爪・ベーコンの香りを出し、キャベツを加えてさっと炒め、白ワイン、白だし、パスタのゆで汁を加えます。そこにアルデンテにゆでたパスタ、オリーブオイルを入れて全体を混ぜ合わせ、塩・胡椒で味を調えてでき上がりです。


《中華風 豚バラとタマネギの卵とじ丼》Nadia「中華風 豚バラとタマネギの卵とじ丼」
フライパンでタマネギを炒め、透明になってきたら豚バラと酒を加えて更に炒めます。鶏がらスープの素、オイスターソース、水を加えてひと煮立ちしたら、塩・胡椒で味つけ。あらかじめみりんと合わせておいた溶き卵を静かに流し入れ、半熟になるまで熱を通してご飯にかけ、最後に青ねぎを散らします。


とろとろの半熟卵が豚バラやご飯に絡んで、簡単な割に意外なほど美味しいですよ~


感染拡大に歯止めがかからないままGWに突入しました。休業や時短営業、酒類の提供自粛などが求められているさなか、路上飲みやアルコールの店内持ち込みなど、ルール違反が後を絶たないとか……。ちょっと残念なニュースが増えてきましたね。今年も昨年と同じく、自宅で静かに過ごしたいと思います。
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白鳥ファミリー~響灘緑地 頓田貯水池

2021年04月27日 | 野鳥
昨日、先月末は抱卵中だった白鳥ファミリーの様子を見に、頓田貯水池に行ってきました。
北九州市若松区にある頓田貯水池は、遠賀川の水を汲み上げて作られた貯水池で、北九州市の主要な水源のひとつです。市内には遠賀川河口堰を含めて7つの貯水池がありますが、今日現在、頓田貯水池は898万㎥(貯水率98.1%)と随一の貯水量を確保しています。貯水池の北側には、北九州市最大の響灘緑地グリーンパークが整備され、貯水池とともに市民の憩いの場となっています。


貯水池には、一周約7㎞のサイクリング(ウォーキング)コースが設けられています。中央を走る貯水池横断道路で南北に分離されており、南側の頓田第一貯水池、あるいは北側の第二貯水池だけを歩くこともできます。この場合、距離はおよそ4㎞となります。この日は南側だけをのんびり一周。林間コースではウグイスをはじめ、たくさんの野鳥の声を耳にしましたが、姿を見つけることはできませんでした(^^ゞ


貯水池で一番多く見られる野鳥はオオバンです。


ボケボケですがミサゴだと思います。強い風に苦労しながら、水面にダイブし獲物を捕らえていました。


さて、コブハクチョウの状況です。先月末、母親が抱卵していた巣は空っぽ。一体どうしたんでしょう???


付近を探していると、近くの岸辺で白鳥の親子を発見。この日最初の白鳥ファミリーです!


ほかの卵は孵化しなかったのか、あるいは天敵に襲われてしまったのか……どうやら、ヒナはこの1羽だけのようです。


小首をかしげる様子が可愛らしい~♪


母親が水に入るのを待ちかねている様子のヒナ。


父親を先頭に、家族で泳ぎ始めました。


小さな体で一生懸命、母親についていきます。


やはり好きなのはお母さん……なんですね(笑)

ここでカメラは、まさかの電池切れ。以後の写真はスマホで撮りました……(^^;)

この日2組目の白鳥ファミリーです。こちらもヒナは1羽だけ。もう一羽の親ハクチョウも、近くには見当たりませんでした。


ヒナを見守る目が優しいですね。


3組目の白鳥ファミリーです。このファミリーにはヒナが4羽。なんだかホッとしました !(^^)!


石についた藻を食べているのでしょうか。ヒナたちは小さな波にもユラユラゆらゆら……。


この日は3組の白鳥ファミリー、合わせて6羽のヒナに出会えました。これからも順調にすくすく育ってほしいと思います。


きのうは満月。濃い黄色に輝く明るい月でしたね。4月のフルムーンは、アメリカ先住民の呼び方では「ピンクムーン(Pink Moon)」。4月になると、フロックスと呼ばれる芝桜の仲間がピンク色に大地を染め上げることから、このように呼ばれるのだそうです。


ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手、3年ぶりの白星おめでとうございます!!!
日本時間の今日(4月27日)行われたテキサス・レンジャーズ戦に「2番・投手」として二刀流出場した大谷選手、投打に活躍して見事勝利投手に輝きました。連日、胸がすくようなプレーで明るい話題を提供してくれる大谷選手。まさに「躍動」していますね。ひじの故障を乗り越えての1072日ぶりの白星に、心から拍手を送りたいと思います。
大リーグで活躍する日本選手も増えてきましたが、私が一番記憶に残っているのはシアトル・マリナーズのイチロー選手です。古い話で恐縮ですが、2003年8月15日にセーフコ球場(今はT-モバイルパークと言いますね)で行われたマリナーズvsレッドソックス戦。緊迫したゲーム展開の中、マリナーズが塁を埋めた場面でイチロー選手が打席に立ち、目が覚めるような満塁ホームランを打ちました。試合後、興奮冷めやらぬまま駐車場に向かっている間に、多くの地元マリナーズファンから「イチローはすごいな!」と声をかけられたり、肩を叩かれたり、ハグされたり……。その日の感動や興奮は今でも忘れられません (^-^)ゞ
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ミサゴの狩り@遠賀川河口堰

2021年04月26日 | 北九州
岡湊神社で雪のようななんじゃもんじゃを見た帰り道、1ヵ月ぶりに遠賀川河口堰に立ち寄りました。


日本タンポポが群生する河川敷。


一年を通して発芽・開花する西洋タンポポに対して、日本タンポポは基本的には春にしか開花しないのだそうです。


この日は、3羽のミサゴが河口堰の上空を舞っていました。


優雅に滑空しながら、虎視眈々と水面を見つめています。


写真は撮り損ねましたが、獲物を発見して何度か急降下、水中にダイブする瞬間を観察できました。
とうとう狩りに成功。魚を鷲づかみにして再び舞い上がります。


ミサゴの狩りには目もくれず、淡々と河岸でエサを探すシギ。オバシギ アオアシシギでしょうか……⁈
【追記】
ネット図鑑などを検索してオバシギかなぁと思っていたのですが、ブログ仲間のarubinoinkoさんさんからアオアシシギだと教えていただきました。調べ直してみると、オバシギはもう少し首と足が短くて、ずんぐりしているように見えます。長いくちばしがやや上に反っているのがアオアシシギの特徴だそうです。勉強になりました (^-^)ゞ



青空が広がり吹く風が心地よい日が続いていますが、今週半ばから天気がぐずつきそうです。木曜日から始まるGWも、前半は雨にたたられそうな雲行き。とは言え、コロナ自粛でどこにも出かける予定はないので特段の影響はありません。去年のGWもほとんど自宅から出ることなく過ごし、料理を始めたり映画を観たりしたことを思い出します (^-^)ゞ
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週末は男子ごはん~目には青葉 山ほととぎす 初鰹

2021年04月22日 | 男子ごはん
二十四節気では春最後の節気、雨降って百穀を潤す「穀雨」。この時期に降るやわらかな雨が田畑を潤し、新芽を育てる季節。いよいよ春から夏に向かってギアチェンジですね。

🍀

さて、今週の男子ごはんです。今回は、旬のカツオやコウイカを使ったおつまみなどを作りました。
《カツオともやしの韓国風和えもの》ズバうま!おつまみレシピ「カツオと豆もやしの韓国風和えもの」
上り鰹が美味しい季節になりました。カツオと言えば、ネギやニンニク、ショウガ、タマネギなどの薬味をたっぷり効かせ、ポン酢で食べる「たたき」が一般的ですが、今回はコチュジャンとごま油の風味がよい韓国風のタレで和えてみました。こってりと濃厚な味つけですが、黒霧島のロックでさっぱりと……。


刺身の柵がなかったので、表面を藁焼きしたカツオを使いました。もやしの食感とピリッとした辛さが後を引く美味しさです。


意外なようですが、赤ワインもいけちゃいました~


《青梗菜とコウイカの生姜和え》ズバうま!おつまみレシピ「チンゲンサイとイカのショウガ和え」
青梗菜とイカを別々に茹で、醤油・ごま油・塩と生姜で和えました。初めはヤリイカを使うつもりだったのですが、コウイカも今が旬で水揚げも多いようなので、急きょこちらに変更……。
さっぱりした生姜の風味には、キリッと冷えた日本酒を合わせました。


《れんこんチーズチヂミ》macaroni「もっちりシャキシャキ♪ れんこんチーズチヂミ」
チヂミの生地に、タマネギ、ニラ、とろけるチーズ、桜えびとれんこんのすりおろしを加えて混ぜ合わせ、フライパンでこんがり焼きます。(こちらは裏面)


ポン酢・砂糖・一味唐辛子とごま油を合わせたピリ辛ダレと一緒に……。
ビールは、口あたりがよく香り爽やかなヒューガルデン。このところ、すっかりハマっています🍺


食欲をそそるごま油の香りと桜えびの風味。れんこんスライスのシャキシャキ感、チーズを加えた生地のもっちり感。二つの食感を楽しめました~!(^^)!


《れんこんのナンプラー炒め》E・レシピ「レンコンのナンプラー炒め」
れんこんのおつまみをもうひと品。フライパンで白ねぎのみじん切りと輪切り唐辛子を炒め香りを出します。れんこんを加えて更に炒め、はちみつとシーズニングソース、ナンプラーを絡めて、ピリ辛かつエスニックな味わいに……。
ビールは、買ってきたばかりのキリンのSPRING VALLEY 豊潤を……。その名のとおり、コクがあってなめらか。飲みごたえのあるビールでした。ちなみに「SPRING VALLEY」は、「1870年、日本のビール産業の礎を築いた横浜の醸造所 SPRING VALLEY BREWERY」から取っているそうです。


ねぎと唐辛子、ナンプラーの香りがビールにぴったり。


《ニラとしらすの厚焼き玉子》E・レシピ「ニラとシラスの厚焼き玉子」
本当は大好きなのに、卵料理の苦手意識から避けてきた卵焼き。ついに今週は、卵焼き器の使い方を妻に教わりながら、初めての厚焼き卵にチャレンジしました !(^^)!


ニラの香ばしさとしらすの塩味がふわふわの卵とベストマッチ。こんなに上手くできるのなら、もっと早くチャレンジすればよかったなぁ……(笑)
会社勤めの頃は、妻がほぼ毎日欠かさず何かしらの卵焼きを弁当に入れてくれていました。一番好きだったのは、ねぎたっぷりのねぎ焼きです (^-^)ゞ


《油あげの納豆しらすチーズ焼き》Nadia「簡単うますぎ! お揚げの納豆チーズ焼き」
飲みながらでも簡単にできる油あげの納豆チーズ焼き。今回はベーコンやひき肉の代わりに、しらすを載せてみました。


《ピリ辛そぼろあんそうめん》Nadia「ピリ辛そぼろあんそうめん」
週末のランチメニューです。まずは、豚のひき肉にニンニクやごま油・酒・醤油・みりんなどで味つけし、最後にラー油、煎りごま、小ネギなどをかけたそぼろあんのそうめん。レシピでは電子レンジを使うのですが、今回はフライパンで餡を作りました。


《ガーリック炒飯》家飲みスタイル「ガツンとスタミナ系!ガーリック炒飯」
ニンニクのみじん切りをたっぷり使ったガーリック炒飯です。市販の焼肉のタレ、塩・胡椒、鶏がらスープの素で味つけしました。


《油あげと長ねぎのチャーハン》有元葉子「油あげと長ねぎのチャーハン」
これまでも何度か作った、油あげと長ねぎだけのシンプルなチャーハンをリピ。焦げた醤油の香ばしさがクセになります。


晩酌の〆はグレンフィディックをストレートで。


先週末も、よく食べてよく飲みました~。はや木曜日、そろそろ次のメニューを考えなきゃいけません (^-^)ゞ
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境内を白く染める「なんじゃもんじゃの木」~芦屋町岡湊神社

2021年04月20日 | 北九州
春から初夏に向かう爽やかな季節、芦屋町の岡湊神社のなんじゃもんじゃが見ごろを迎えています。例年はGWごろに満開になるのですが、桜やツツジ、ハナミズキなどと同じように、なんじゃもんじゃの開花もいつになく早まっているようです。


岡湊神社、一の鳥居。
「岡湊」は「おかのみなと」と読み、日本書紀に「崗之水門」として登場する芦屋の古い呼称です。1800年の歴史を刻み、古事記にも記載が残る岡湊神社は、主祭神として大倉主命(おほくらぬしのみこと)と菟夫羅媛命(つぶらひめのみこと)、配祀神として素戔嗚尊(すさのおのみこと)、天照皇大神、神武天皇をお祀りしています。


本殿側から見た二の鳥居。


「なんじゃもんじゃ」とは、「一つ葉たご」という和名のモクセイ科の植物で、夜になると金木犀のような芳香を漂わせます。


変わってはいますが、何となく親しみを感じる「なんじゃもんじゃ」。その名の由来は諸説あるようですが、明治時代、陸軍の青山練兵場(今の明治神宮外苑)にあった一つ葉たごを、誰ともなく「何の木じゃ?」と尋ねているうちに、いつの間にか「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるようになったとも言われています。


ひとつひとつは小さな花。風に揺れると、白いプロペラが回っているようです。


岡湊神社の最初のなんじゃもんじゃの木は、岡湊神社の現宮司が明治神宮を退職するに際して、当時の明治神宮外苑長伊丹安廣氏から寄贈されたもの。その親木は、親交の証として朝鮮の李王家から伊丹氏の父親に贈られたという由緒のある木だそうです。その後、対馬や岐阜、アメリカ原産の木が新たに植樹され、年を追うごとにその数が増えて、今や200本を数えるほどになりました。


季節外れの雪……と言いたくなるような風情です。


感染拡大防止のため、水が止められたままの手水の龍。心なしか所在なさげに見えますね。


駐車場の藤棚もそろそろ満開でした。


新緑が目に眩しく、風が薫る季節、岡湊神社の境内を白く染め上げる「なんじゃもんじゃの木」は、芦屋町の初夏の風物詩です。
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