5月最後の週末、今年で開園30周年を迎えた響灘緑地グリーンパークに行ってきました。

南口ゲートから入ってすぐのじゃぶじゃぶ池。もう少し暑くなると、膝ほどの深さの池に水が流れて、水遊びできるようになります。

グリーンパークでは5月7日(土)~6月3日(金)、春のバラフェア2022が行われています。バラフェアが始まると早い時期に出かけることが多いのですが、今年はかなり出遅れてしまいました。それでも遅すぎるということはなく、一斉に咲き誇る華やかな春のバラをたっぷり楽しめました。
こちらは、京成バラ園芸初代所長で、ミスターローズと呼ばれた鈴木省三氏が作出した「聖火」。

淡い緑が印象に残る「緑光」も鈴木省三さんの作出です。

グリーンパークのバラ園入口には、そんなバラを一堂に集めた鈴木省三コレクションが設けられています。

淡いピンクから、咲き進むにつれて更に淡く変化する「しののめ」。
『夜明け間近の空が、東から徐々に明るみながら変化していく頃。またはその様子』を表わす「東雲(しののめ)」は、住居に採光のために設置された篠竹の目、つまり「篠の目(しののめ)」が転じたもの。篠の目から射す光はそう多くないことから、明け方の薄明りを篠の目になぞらえて「しののめ」と呼ぶようになり、次第に、明け方を象徴する「東雲」が当て字されるようになったのだそうです(「実用日本語表現辞書」より)。

「恋きらら」は、淡い黄色のカップ咲き。花びらの先端がピンクに染まるんですね。
「聖火」、「緑光」、「恋きらら」はすべて京成バラ園芸が作出したバラで、他にも多くのバラを作り出しています。日本のバラの育種において、京成バラ園芸の存在感は圧倒的です。

あざやかな黄色が印象的な「伊豆の踊子」。日本のバラのようなネーミングですが、フランスで作られたバラです。

舗道沿いの花壇も華やかに咲いていました。

ソフトなピンクが優しい雰囲気を醸し出す「マサコ」。イギリスで作出されたバラですが、皇太子ご成婚に際して、妃殿下の雅子さまに因んで名付けられました。英名は"Eglantyne"で、イギリス人慈善事業家エグランティン・ジェップの名が付けられています。

ホワイトとピンクのグラデーションが美しいマチルダ。「しののめ」にも似た雰囲気がありますね。

フランスで作られた「チャールストン」は、咲きはじめの黄色から情熱的な赤に変化していきます。

『アンネの日記』に深い感銘を受けていたベルギーの育種家ヒッポリテ・デルフォルヘが戦後、アンネの父オットー・フランクに贈ったバラ、「スヴニール ドゥ アンネ フランク(アンネの形見)」。このバラはつぼみの時は赤く、咲き進むにつれて、あざやかな黄色や瑞々しいピンクが混ざりあうのが特徴で、若くして亡くなったアンネが秘めていた様々な可能性を象徴していると言われています。

階段を下りて、ずっと奥まで続くバラ園。マスク越しにも感じられるほど、甘酸っぱいバラの香りが漂っていました。

ややうつむき加減で咲くのは「ジャスミーナ」。

グリーンパークのバラは320種2,500株と言われていますが、今年はそれ以上?と思うくらい、今まで見たことのないバラもたくさんありました。写真は燃えるように赤い「クリムゾン・スカイ」。

はっきりとはわからないのですが、「アブラハム・ダービー」ではないかと思います。全体的にはやわらかい色調ながら、中央部分はややオレンジがかったピンク。柑橘系の甘酸っぱい香りを漂わせていました。

あざやかな朱色の「ラ・セビリアーナ」。花弁の内側はやや白みがかっています。

「ブルーボーイ」は明るい紫色。オランダで作られました。今年のグリーンパークは、いつにも増して色彩ゆたかです。

濃いピンク色の花をびっしりと咲かせるのは「アンジェラ」。

「エルベショーン」も真っ赤な花がびっしりぎっしり。

温かみが感じられる淡いピンクのカップ咲き、「ヘリテージ」。中央はオレンジがかったピンクで、外側にいくほど色が淡くなります。

初めにも書きましたが、見に行ったのが遅かったにもかかわらず、春のバラが咲き誇っていて見ごたえたっぷりでした。散策にもたっぷり時間をかけましたが、写真の整理にも手間どっています。そんな訳でここでいったん中断し、2回に分けてアップします。長くなってしまいますが、お付き合いいただければ幸いです (^-^)ゞ

南口ゲートから入ってすぐのじゃぶじゃぶ池。もう少し暑くなると、膝ほどの深さの池に水が流れて、水遊びできるようになります。

グリーンパークでは5月7日(土)~6月3日(金)、春のバラフェア2022が行われています。バラフェアが始まると早い時期に出かけることが多いのですが、今年はかなり出遅れてしまいました。それでも遅すぎるということはなく、一斉に咲き誇る華やかな春のバラをたっぷり楽しめました。
こちらは、京成バラ園芸初代所長で、ミスターローズと呼ばれた鈴木省三氏が作出した「聖火」。

淡い緑が印象に残る「緑光」も鈴木省三さんの作出です。

グリーンパークのバラ園入口には、そんなバラを一堂に集めた鈴木省三コレクションが設けられています。

淡いピンクから、咲き進むにつれて更に淡く変化する「しののめ」。
『夜明け間近の空が、東から徐々に明るみながら変化していく頃。またはその様子』を表わす「東雲(しののめ)」は、住居に採光のために設置された篠竹の目、つまり「篠の目(しののめ)」が転じたもの。篠の目から射す光はそう多くないことから、明け方の薄明りを篠の目になぞらえて「しののめ」と呼ぶようになり、次第に、明け方を象徴する「東雲」が当て字されるようになったのだそうです(「実用日本語表現辞書」より)。

「恋きらら」は、淡い黄色のカップ咲き。花びらの先端がピンクに染まるんですね。
「聖火」、「緑光」、「恋きらら」はすべて京成バラ園芸が作出したバラで、他にも多くのバラを作り出しています。日本のバラの育種において、京成バラ園芸の存在感は圧倒的です。

あざやかな黄色が印象的な「伊豆の踊子」。日本のバラのようなネーミングですが、フランスで作られたバラです。

舗道沿いの花壇も華やかに咲いていました。

ソフトなピンクが優しい雰囲気を醸し出す「マサコ」。イギリスで作出されたバラですが、皇太子ご成婚に際して、妃殿下の雅子さまに因んで名付けられました。英名は"Eglantyne"で、イギリス人慈善事業家エグランティン・ジェップの名が付けられています。

ホワイトとピンクのグラデーションが美しいマチルダ。「しののめ」にも似た雰囲気がありますね。

フランスで作られた「チャールストン」は、咲きはじめの黄色から情熱的な赤に変化していきます。

『アンネの日記』に深い感銘を受けていたベルギーの育種家ヒッポリテ・デルフォルヘが戦後、アンネの父オットー・フランクに贈ったバラ、「スヴニール ドゥ アンネ フランク(アンネの形見)」。このバラはつぼみの時は赤く、咲き進むにつれて、あざやかな黄色や瑞々しいピンクが混ざりあうのが特徴で、若くして亡くなったアンネが秘めていた様々な可能性を象徴していると言われています。

階段を下りて、ずっと奥まで続くバラ園。マスク越しにも感じられるほど、甘酸っぱいバラの香りが漂っていました。

ややうつむき加減で咲くのは「ジャスミーナ」。

グリーンパークのバラは320種2,500株と言われていますが、今年はそれ以上?と思うくらい、今まで見たことのないバラもたくさんありました。写真は燃えるように赤い「クリムゾン・スカイ」。

はっきりとはわからないのですが、「アブラハム・ダービー」ではないかと思います。全体的にはやわらかい色調ながら、中央部分はややオレンジがかったピンク。柑橘系の甘酸っぱい香りを漂わせていました。

あざやかな朱色の「ラ・セビリアーナ」。花弁の内側はやや白みがかっています。

「ブルーボーイ」は明るい紫色。オランダで作られました。今年のグリーンパークは、いつにも増して色彩ゆたかです。

濃いピンク色の花をびっしりと咲かせるのは「アンジェラ」。

「エルベショーン」も真っ赤な花がびっしりぎっしり。

温かみが感じられる淡いピンクのカップ咲き、「ヘリテージ」。中央はオレンジがかったピンクで、外側にいくほど色が淡くなります。

初めにも書きましたが、見に行ったのが遅かったにもかかわらず、春のバラが咲き誇っていて見ごたえたっぷりでした。散策にもたっぷり時間をかけましたが、写真の整理にも手間どっています。そんな訳でここでいったん中断し、2回に分けてアップします。長くなってしまいますが、お付き合いいただければ幸いです (^-^)ゞ