ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

中欧の旅⑦ ~ 歴史の街 ウィーン

2010年09月26日 | 海外旅行
歴史と音楽の都、ウィーン。ヨーロッパの都市の中でも、是非訪ねてみたかった場所のひとつです。
ウィーン初日の観光は、栄華を極めたハプスブルク家の象徴と言ってもよいシェーンブルン宮殿からスタート。
シェーンブルンとは「美しい泉」という意味だそうです。2羽の大鷲が出迎える正面ゲート。


宮殿の端から端まで180メートル。部屋数1441室という壮大な宮殿。
女帝マリアテレジアの時代に完成したウィーン風ロココ様式の建物です。


宮殿の雰囲気によく似合う白馬の馬車。


宮殿を抜けて奥に回ると、広いフランス式庭園を挟んで宮殿に向かいあう丘の上に建つグロリエッテ。
対プロイセン戦の勝利と戦没者の慰霊の為に立てられた記念碑で、今でも未完成だそうです。


バスの車窓から見る国会議事堂。ギリシャの神殿のような造りです。


尖塔が印象的な、美しく均整がとれた市庁舎。


旧市街の中心にあるシュテファン寺院。「ウィーンのシンボル」とも「ウィーンの魂」とも呼ばれるそうです。


大きすぎて、広場一杯下がってもこのくらいしか画角に入りません (^-^)ゞ


世界最高峰の歌劇場、国立オペラ座。バックヤード・ツァーに参加するため、正面横の入口から中に入ります。


ドイツ語、英語、スペイン語、イタリア語や日本語など各国語でのガイド・ツァーが行われていますが、日本語ツァーの開始までには1時間以上あったため、とりあえず英語ツァーに参加。


正面入口から2階に上がる階段。


天井や壁には様々な意匠が施されており、重厚かつ豪華な雰囲気。


毎年、7月から8月にかけてオペラ座専属オーケストラであるウィーン・フィルが
ザルツブルグ音楽祭出演のため、ウィーンを留守にします。このため、オペラ座は2ヶ月間の休演期間。


平土間の座席はパルケット。ボックス席はロージェ、パルコーン、ガレリーなどと呼ばれます。


舞台正面のミッテルロージェは、最も見やすく音響もよいとのことでした。


オペラ座の一角だったかなぁ・・・・・。すっかり、忘れちゃいました (^-^)ゞ


ホーフブルグ(旧王宮)のミヒャエル門を抜けると、左手に威風堂々たる新王宮。


もう一度ウィーンを訪れる機会があったら是非とも立ち寄りたい美術史博物館。
この向かいには自然史博物館、その間にマリア・テレジア像がそびえています。


ウィーンの写真は、3回に分けて掲載します。今回は、旧市街を取り囲むように路面電車が走る、リンクと呼ばれる環状道路周辺の歴史的建造物を紹介しました。次は、ウィーンの街並みを散策します。


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中欧の旅⑥ ~ モーツァルトが生まれた街 ザルツブルグ

2010年09月25日 | 海外旅行
「音楽の都」と言えばウィーンですが、ここザルツブルグも音楽の町としてつとに有名です。夏はザルツブルグ音楽祭が行われるため、かのウィーン・フィルもこの時期ばかりは本拠地を離れてザルツブルグで公演を行います。
ウィーンの国立オペラ座も、ザルツブルグ音楽祭の時期(7月から8月)は毎年、休演期間とされているほどです。
この日、ザルツブルグはあいにくの小雨模様でしたが、ミラベル宮殿の花々は、むしろ瑞々しく感じられました。


宮殿の一角にある小さな階段は、「ドレミの階段」と呼ばれています。
映画『サウンド オブ ミュージック』の中で、マリアとトラップ家の子供たちが「ドレミの歌」を歌った場所なんです。


そのうち雨も上がって散策日和に。音楽の町らしい風景をいたるところで見かけます。


オーストリアではとりわけ街を走り抜ける自転車が多いような気がしました。
そんな事情からか、横断歩道の信号には歩行者と自転車が描かれています。
おもしろいのは赤信号。自転車を傾けて地面に足を下ろすなんてところまで表現しちゃいます(笑)


ザルツブルグ音楽祭が開かれている祝祭劇場の傍にある石造りの噴水。


フリータイムに旧市街をブラブラ散策。海外で、地元の人たちが通う市場を覗くのは楽しいものです。


きれいなショーウィンドウが並ぶ旧市街のメインストリート。
店々のシンボルマークもそれぞれの表情があって個性的です。
 



ビルに囲まれたわずかなスペースが憩いの場に・・・・・。


ザルツブルグとは「塩の都」という意味。塩の専門店、その名も「ザルツ」



妻がザルツであれこれ買い込んでいる間、私はワインの専門店を覗いてみました。
量り売りのワインを買うわけにもいかず、飾り用のコルク栓だけで我慢々々(笑)



レジデンツ広場とその横の大聖堂。モーツァルトもこの大聖堂で洗礼を受けたそうです。
写真には写っていませんが、右手奥には、ホーエン・ザルツブルグ城があります。


大聖堂の巨大なパイプオルガン。


天井に描かれた絵画や彫刻も見事です。


レジデンツ広場からホーエン・ザルツブルグ城を望みます。
写真右側の急坂は、城と地上とを結ぶケーブルカーの車道。


高台にある城からはザルツブルグ市街を見渡すことができます。
写真は、サウンド・オブ・ミュージックでトラップ大佐の邸宅として使われたお屋敷。


赤と黒の屋根が葺いてあるのは、マリアが預けられた修道院。


ザルツブルグでの夕食は、ヨーロッパ最古のレスロランと言われ(なんと創業803年)、
修道院の岩山をくり抜いて造られたザンクト・ペーター・シュテフツケラーで・・・・。


やはり、ヴァイツェンと赤ワインは外せません (^-^)ゞ


デザートのザルツブルガーノ・ケルンは、フワフワのクリームムースのような食感。


シュテフツケラーを出ると、霧に煙るホーエン・ザルツブルグ城が闇に浮かび上がっていました。


祝祭劇場横の噴水(5番目の写真)も、昼間とは違った雰囲気に・・・・・。


モーツァルト生誕の地、ザルツブルグ。ウィーンに移り住む17歳まで暮らした家を見学し、直筆の楽譜などを見ることができました。説明によれば、楽譜に書き始めるときには、曲の最後まですべて頭の中で出来あがっていたのだとか・・・・。ザルツブルグ音楽祭は、モーツァルトを記念する音楽祭として知られていますが、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルを始め、世界のトップオーケストラ、歌劇団などが集う、もっとも高級かつ注目を浴びる音楽祭の一つだそうです。


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中欧の旅⑤ ~ ザルツカンマーグート

2010年09月23日 | 海外旅行
退官、そして再就職などで慌しく過ごしたこの2ヶ月。中欧旅行の写真の整理もままならず、記事のアップもストップしていました (^-^)ゞ 久しぶりの再スタートは、美しい山々と湖の風景が素晴らしいザルツカンマーグートから。「ザルツ」は塩のこと。このあたりは、ミネラル分をたっぷり含む美味しい塩の産地なんです。ザルツカンマーグートとは、「塩の御料地」という意味だそうです。
氷河が谷を削ってできた美しい湖に、たくさんのヨットが繋留されていました。


ヨーロッパの王侯貴族の温泉保養地だったバードイシュル。静かで落ち着いた町です。


夕食のメインは鶏胸肉のペッパーソースでしたが、印象に残ったのはこちらのサラダの方。


もちろん、ビールは欠かしません (^-^)ゞ


残念ながらバードイシュルは、ゴルデネス・シフというホテルに泊まっただけで観光はなし。
翌朝はすぐにモントゼーという町へ。ザルツカンマーグート地方は、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台として知られています。聖ミヒャエル教会は、主人公マリアとトラップ大佐の結婚式シーンが撮影されたところだそうです。


教会の中は、可愛らしいピンク色で明るい印象。
旅行から戻って、サウンド・オブ・ミュージックを見直したところ、確かにこの教会で結婚式を挙げてました。


教会の前は、雑貨などの青空市場が開かれています。


次は、サンクト・ギルゲンからヴォルフガング湖の湖上遊覧。
透明度の高い湖水、風光明媚な周囲の景色。湖を渡る風が気持ちの良い素晴らしい天気に恵まれました。


この日のランチは、オペレッタの舞台として有名な白馬亭。


仔羊のロースト。


ここでも小麦のビール、ヴァイツェン。


昼食後は、湖畔の町サンクト・ヴォルフガングの町を歩いて、登山列車の駅に向かいました。


おもちゃのような蒸気機関車が、観光客で一杯の客車を押して急坂を登っていきます。


山頂駅に到着する頃には、地上とは別世界の涼しさ、爽やかさ。


目指す山の頂まで、今度は徒歩で更に登ります。


登りきれば360度の大パノラマ。視程も最高で、遥か遠くまで見渡せました。


続いて、湖畔の景色が美しいハルシュタットに向かいます。
到着する頃には、天候が怪しくなってきました。湖水の色がどうも冴えません。残念!


家々にゼラニウムなどが飾られた、可愛らしいハルシュタットの町を散策。


近くに塩山があり、塩の産地として知られるハルシュタット。


風光明媚な景色が続くザルツカンマーグート。映画の舞台に選ばれるのも納得の美しさでした。ハルシュタットは、写真で見るような美しい湖水の風景とまではいきませんでしたたが、散策を終えてバスに乗りこんだ後、滝のような豪雨になりましたから、まだ運がよかったといえるのかもしれません。

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玄界灘の活イカ ~ 料亭旅館はつしろ

2010年09月20日 | 食べ歩き
妻の実家のみんなが、岡垣町波津海岸にある料亭旅館はつしろで私の退官祝いをしてくれました。


刺身を盛りつけた氷の器、見るからに涼しげです。


穴子の煮こごりは、さっぱりと上品な味付け。


ヤリイカの姿づくり。すのこの上に敷いた笹の葉が透けて見えます。


埼玉県が初めて開発した「さけ武蔵」という酒蔵米を使用して造られた「さけ武蔵 彩の国」
妻の友人からの戴きものを、この日開封しました。


比較的薄めに味付けされた鯛の小倉煮。骨まで柔らかく煮てあり、頭から尾びれまで残さず頂きました。


イカの味、香りが素晴らしかったシュウマイ。


香ばしいサザエのつぼ焼き。


白ゴーヤの冷製。ほのかな苦味が爽やかに感じられました。

味噌汁も、いいダシが出ていて美味しい


下足とエンペラは握り寿司にしてくれました。


私の退官を3人でお祝いしようという約束(勝手ですが・・・・)を果たすことなく2年前に旅立った未唯。
未唯を可愛がってくれた姉が作ってくれたカードに、ついホロリ・・・・・。やってくれます、姉上様 (^-^)ゞ


はつしろを出る頃には、すっかり暗くなっていました。


酒好きの私にいろいろプレゼントもありました。開封するのが楽しみです (^-^)ゞ




心温まるお祝いをしてくれた妻の実家に感謝々々。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
イカと言えば佐賀県の呼子が有名ですが、玄界灘、響灘で獲れる福岡のイカも呼子に勝るとも劣らぬ旨さです。
はつしろの鮮度の良いイカづくしを堪能した一日でした。


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はつしろ 懐石・会席料理 / 岡垣町その他)


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収穫の秋 ~ 豊前フルーツランド

2010年09月19日 | 北九州
今夏の記録的な炎暑もようやく峠を過ぎ、秋らしい雰囲気も感じられるようになった9月半ば。そんな季節感を味わいたくて、福岡県の東の端、大分県と境を接する豊前市にある観光農園、豊前フルーツランドに行ってきました。


周防灘を見下ろす広大な敷地。今の時期は、栗拾い、イモ掘り、ブドウ狩りなどが楽しめます。


9月上旬にオープンした栗園。


どの栗の木もたわわに実をつけていて、幹を揺すれば落ちてきそうです。


残念ながら、収穫にはまだ少し早い感じでした。


栗の木にまぎれてドングリも・・・・・。


園内では、クロアゲハ、てんとう虫、トンボやバッタなど、数多くの昆虫を見かけました。


続いて、坂道を上ってブドウ狩りに。


巨峰をはじめ、12種類のブドウが育てられています。


最後は、初体験の芋ほりを・・・・・。


大汗をかいた甲斐あって、こんな大収穫でしたヽ(^o^)丿


整然と手入れが行き届いたハウス。


道端でいろんな花を見かけました。


これは「るこう草」。星をイメージさせますね。


カボスも順調に生育。


田んぼも黄金色に染まっています。


道の駅おこしかけに立ち寄り、人気の柚子ペーストをゲット。


豊前フルーツランドは北九州からのアクセスがよく、都市高を終点の長野ICで降り10号線を南下、椎田道路を抜けて二つ目の信号交差点「四郎丸」を右折すると10分くらいで着きます。栗はもう少し先の方がよさそうですが、ブドウやサツマイモは今が旬。来月からはみかん狩りも始まるそうです。


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