ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

漬物処 糠蔵

2009年02月15日 | 日記
細川家の後に小倉藩主となった小笠原忠真は、ことのほかぬか漬けを好んだとか・・・・・。
藩主の奨励を受けて、小倉は全国的にも最もぬか漬けが根付いた土地となったそうだ。
小倉城のすぐそばにある「糠蔵」では、ぬか漬けを主体にいろんな漬物を販売している。


いわし、さば、しいたけなどのぬか炊き。
ぬか味噌を煮付けのだし汁として、新鮮な鰯や鯖を炊いた料理で、
旨みが豊富で、ご飯にはもちろん、酒の肴にもピッタリだ。


ぬか漬けのほかにも、様々な漬物を取り扱っている。


肝心のぬか漬けは、どれも美味しそうで迷ってしまうが、
更に盛られた試食用のぬか漬けを全種類試して、いくつか選んだ。


完成品だけではなく、ぬか漬けを作るための材料なども置いてある。


レジの後に並んだぬか漬けの甕。


糠蔵の建物は、小倉城の「着見櫓」として
沖合いの通航船を監視する櫓(やぐら)を再現したもの。


この糠蔵は、漬物だけではなく弁当も扱っているそうです。
春の陽気のなか、桜の木の下で弁当を広げるのもいいでしょうね。
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小倉城

2009年02月14日 | 北九州
1602年、細川忠興によって築かれた小倉城。
城には、そこあるだけで他の建築物にはない存在感が感じられる。


石垣に沿って半周すると天守閣への入口がある。
このアングルから見る小倉城は初めてだが、表とはまた違った印象を受ける。


小倉城庭園の書院。池泉回遊式庭園で、池の位置が一段低い設計となっている。


池には、三つの橋がかけられているが、ひとつは池の底に沈む沈下橋となっている。
昔は、紫川を通じて海と繋がっており、潮の満ち引きがあったそうで、
引き潮のときには、この橋が現れて行き来できたのだという。


小倉城の天守は、「唐造りの天守」と言って、4階と5階の間に屋根の庇がなく、
4階よりも5階のほうが大きい造りとなっているのが特徴だとか。


天守閣から眺める小倉城庭園。整然と並ぶ書院造の屋根が美しい。
向うに見えるのは紫川。


関が原の戦いで功を成した細川忠興が居城とした小倉城。
黒い雨戸に囲まれた天守が白壁に映えて、端正な表情を見せてくれます。
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春の兆し

2009年02月09日 | 北九州
この時期にしては暖かい日が続いた一週間。
2月らしからぬポカポカ陽気に誘われて、待ち遠しい春の兆しを探しに行く。
とある住宅街で偶然見つけた梅園。気の早い枝は、既に花を咲かせていた。


こちらは、小倉城庭園の紅梅。
まだ蕾がちで、全体的には硬い印象を受けるが、ひと足ひとあし、春は近づいている。


つわぶきの綿毛。「石蕗」と書いた方がそれらしい感じがする。
晩秋には、可憐な黄色い花を咲かせるそうだ。


小倉城庭園では、ちりめん細工・春の寿(ことほぎ)展が開かれている。
ちりめんの可愛らしい雛人形がいっぱい展示されていたけれども、
残念ながら撮影できるのはここまで。


北九州市のお隣、芦屋町では八朔の節句行事が江戸時代から続いている。
男の子が生まれたお祝いに飾るのだとか・・・・・。


和紙で作った武者人形を乗せ、名高い武将の名前を書いた旗指物を立てた八朔の馬。
       

北国ならずとも、春は待ち遠しいもの・・・・。
九州でも、春の訪れはもう少し先になるのでしょうが、
わずかでもその兆しを見つけられないかと思って歩いてみました。
コメント (2)
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美味麺バトル ~ リバーウォーク

2009年02月08日 | 食べ歩き
暖かい日が続く2月上旬、久しぶりに青空が顔をのぞかせた。
「清張生誕100年記念特別企画展」を観るため、小倉の松本清張記念館へ。
小倉城とリバーウォーク。青い空と相俟って、実に絵になるなぁ。


リバーウォークの駐車場に車を止めて1階に下りると、こんなイベントが・・・・。
食市食座 美味麺バトル@リバーウォーク!
麺自慢の3店が一皿300円という価格で自慢の麺料理の腕を競い、
客の投票によって勝敗を決めるというもので、今回で4回目だそうだ。
今年は、牛すじを軟らかく煮込んだ肉うどんの福良屋、
小倉発祥の焼うどんのこもん亭、九州ラーメンのむらさき食堂が参加。


まずは、福良屋の肉うどんから。
軟らかく煮込んだ牛すじ、たっぷりの生姜をしっかり混ぜて食べる。これが旨い。


焼うどんは小倉が発祥の地だというのは、こちらに来てから知った。


むらさき食堂のラーメン。コクがありながら、スッキリしたスープが美味しい。


今年も盛り上がった食市食座 美味麺バトル。
接戦を制したのは、むらさき食堂だったようだ。


福良屋、こもん亭、むらさき食堂、全部試しました(笑)
どのメニューも300円なんて、普通ならあり得ませんよね。
肉うどん、焼うどんに九州ラーメン。どれも負けず劣らず美味しかったです。
強いて言えば、①むらさき食堂、②福良屋、③こもん亭 の順ですが、
それぞれ目指すところが違うので、そもそも比較にはなりませんよね。
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ハッピーサプライズ

2009年02月08日 | お気に入り
東京に住む友人から届いたハッピーサプライズ。
ワインによく合うというクラッカーは、溜池山王の『ツッカベッカライ カヤヌマ』
オーストリア国家公認コンディトールマイスターの資格を
外国人として初めて取得された栢沼稔氏が、帰国後1987年にオープンした店だ。


チーズやアーモンド、胡麻などのトッピングが香ばしさを添えていて美味しい。
サクッとした軽い歯ざわりも絶妙だ。久しぶりのワイン、たちどころに完飲。



こちらは、同じくいただきものの日本酒。
左は、埼玉県久喜市に蔵を構える寒梅酒造の「さけ武蔵 純米吟醸」
埼玉県で初めて開発された酒造米「さけ武蔵」から造られたもの。
右は、越後の銘蔵 朝日酒造の「久保田 碧寿」
山廃仕込みの純米大吟醸は、スッキリとした飲み口で大好きな日本酒のひとつだ。


さけ武蔵の箱に貼られた説明書。


ツッカベッカライ カヤヌマのクラッカー、随分高価なものだと思いますが、
本当にワインとの相性がピッタリで、最後の一枚まで美味しくいただきました。
日本酒の方は今夜飲むつもりですが、どちらを開けようかと、朝から楽しく悩んでいます。
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