先週の金曜日は、久しぶりの屋外ウォーキングに出かけました。と言っても今回は、あじさいが見ごろを迎えている高塔山からスタートし、若松南海岸通りを通って、若松市街のどこかの店でビールを飲んで帰るという、ちょっと軟弱なウォーキングです。このため、行きと返りはバスを利用しました (^^ゞ
バスを降りて高塔山に向かう裏通りに教会がありました。1890年に創立された若松教会です。
高塔山からの帰り道、車道を避けて急な坂道を下ると、偶然ですが、再び若松教会に出てきました。
麓の佐藤公園から山頂に向かう道路。以前は細くてすれ違いにも不便な道でしたが、山の斜面を削って拡幅。見通しもよく、車での往来が便利になりました。
途中からは車道を離れ、野鳥の森を通って山頂に向かいます。野鳥の森というだけあって、ウグイスを筆頭に何種類もの鳥の声が聞こえました。
細い山道を辿ってのんびり歩きます。
山頂の公園付近と違ってあまり人の手は入っていませんが、それだけに自然が身近に感じられました。
淡い青の西洋あじさい。一番あじさいらしい色あいですね。
日本古来のガクアジサイ。全般的に、ガクアジサイは西洋あじさいよりも開花が進んでいるようでした。
装飾花に囲まれた両性花は、ほぼ全部がプチンと弾けて(開花して)います。
高塔山では、6月11日(日)と18日(日)の二日間、あじさい祭りが行われました。
この日は、祭りに挟まれた金曜日。混雑することもなく、のんびりゆったり散策できました。
色とりどりのあじさいに混じって咲いていた真っ白なあじさい。
高塔山山頂の芝生広場。祭りのためのテントが準備されていますね。
河童伝説が残る高塔山。この祠の中に、河童封じ地蔵が祀られています。
ガクアジサイの種類が多いのが高塔山の特徴です。
装飾花が八重咲のガクアジサイ。
西洋あじさいの花言葉が「移り気」とか「高慢」であるのに対して、ガクアジサイの花言葉は「謙虚」だそうです。
変わったあじさいもいくつか見かけました。装飾花が丸く膨らんだようなウズアジサイ。「ポップコーン」という品種です。
淡く赤い小さな花が集まったように見えるピンクアナベル。
筒状に咲く柏葉アジサイ。装飾花が八重咲きのスノーフレークだと思います。
あじさいの変種かと思いましたが、中国やインド北部原産の「ボタンクサギ」という花だそうです。
アガパンサス。
高塔山の中腹に建つ、若松出身の芥川賞作家、火野葦平の文学碑。
『泥に汚れし背嚢に さす一輪の菊の香や 火野葦平』と刻まれていました。
火野葦平は、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師の伯父にあたります。
葦平の命日1月24日に近い日曜日には、今でもここで葦平忌が行われているそうです。
文学碑の周辺は「万葉植物園」と言って、万葉集で詠まれた木々が何種類も植えられ、それぞれの代表的な短歌が紹介されています。
高塔山を下りて若松南海岸通りへ。洞海湾と対岸の戸畑の町なみを眺めながら歩きました。
岸壁には、海上保安庁の巡視艇が係留されています。
「バンド」とも呼ばれる南海岸通りには、明治大正期の建物が残り、石炭景気に沸いた若松の歴史を今に伝えています。
こちらは石炭積み出し港、若松の歴史を象徴する石炭会館(明治38年竣工)。1階には天然酵母のクロワッサンで有名な三日月屋が入っています。
石畳の舗道やボラードを模した柵、洞海湾に突き出したウッドデッキ。この風景が好きで、これまで何度も写真を撮りに来ました (^^ゞ
モダンな外観が印象的なレンガ造り2階建ての旧古河鉱業若松ビル(大正8年竣工)。
今は、多目的ホールや会議室として市民に利用されています。
広々としたウッドデッキ。散策に疲れたら、潮風を浴びながらベンチで寛ぐのもいいですね。
大正2年竣工の上野ビル(旧三菱合資若松支店ビル)。2、3階には、カフェやセレクトショップ、デザイン事務所などがテナントとして入っています。
若松と戸畑をたった3分で結ぶ若戸渡船。自転車も積み込めるので、通勤や通学で利用する人が多いです。
若戸大橋の袂にある恵比須神社。「若松のおえべっさん」の愛称で市民に親しまれています。
恵比須神社の境内では5年半前、福岡出身のロックグループ、シーナ&ロケッツの副田悦子(シーナ)さんと鮎川誠さんの出会いからロックバンドの結成までを描いたNHKドラマ「You May Dream」の結婚式風景が撮影されました。シーナ役に石橋静河さん、その父親役に松重豊さんらが出演。実はこの時、私たち夫婦もエキストラとして撮影に参加しました (^^ゞ
恵比須神社のすぐ裏手、若松大橋の橋脚に、若松の伝統的な祭りや風景を描いた壁画があります。若松出身の版画家、故片山正信さんの作品を基に作られた有田焼の陶板壁画です。中央に飾られているのは、郷土芸能「五平太ばやし」と背景に若戸大橋。縦4.8m、横7.1mの巨大な壁画です。
歩き続けて喉も乾いてきたので、中川町の「馬賊」へ。この店は10年ほど前、高塔山に近い大井門町にあったのですが、今の場所に移転してからは初訪問です。
まずは生ビールを注文。この日は、この一杯のために3時間半歩きました~💦
少し遅れて運ばれた餃子。小ぶりながら肉々しい餃子で、ビールとの相性がよかったです。
馬賊の夏の定番だという、ざるラーメン。麺にレモンを搾り、つけ汁にたっぷりラー油をかけて、さっぱり&ピリ辛に……。
最後に立ち寄ったのは丸窓天ぷら店。全国から注文が集まる人気の店で、この日もすでに当日分は完売。予約しておいてよかったです。
家に帰って早めのお風呂を済ませた後は、丸窓の天ぷらを肴に飲みなおしました。新鮮な白身魚のすり身を揚げた天ぷらは、ふっくらとやわらかくて優しい味。ビールや日本酒、焼酎にはもちろん、不思議とワインにも合うんです🍷
ウォーキングで汗をかいた後、生ビールをグイッとやるのもなかなかオツなもの。そう言えば若いころ、東京で単身赴任していた時は、週末になると山手線一円や多摩川沿いを気の向くまま歩き、夕方になるとどこかの店に入って軽くつまみながらビールやワインを飲んだことがよくあったなぁ……。ジムのレッスンがないので自然と休養日になっていた金曜日ですが、時にはこんな、最後の楽しみつきウォーキングもいいかなぁと思いました。
バスを降りて高塔山に向かう裏通りに教会がありました。1890年に創立された若松教会です。
高塔山からの帰り道、車道を避けて急な坂道を下ると、偶然ですが、再び若松教会に出てきました。
麓の佐藤公園から山頂に向かう道路。以前は細くてすれ違いにも不便な道でしたが、山の斜面を削って拡幅。見通しもよく、車での往来が便利になりました。
途中からは車道を離れ、野鳥の森を通って山頂に向かいます。野鳥の森というだけあって、ウグイスを筆頭に何種類もの鳥の声が聞こえました。
細い山道を辿ってのんびり歩きます。
山頂の公園付近と違ってあまり人の手は入っていませんが、それだけに自然が身近に感じられました。
淡い青の西洋あじさい。一番あじさいらしい色あいですね。
日本古来のガクアジサイ。全般的に、ガクアジサイは西洋あじさいよりも開花が進んでいるようでした。
装飾花に囲まれた両性花は、ほぼ全部がプチンと弾けて(開花して)います。
高塔山では、6月11日(日)と18日(日)の二日間、あじさい祭りが行われました。
この日は、祭りに挟まれた金曜日。混雑することもなく、のんびりゆったり散策できました。
色とりどりのあじさいに混じって咲いていた真っ白なあじさい。
高塔山山頂の芝生広場。祭りのためのテントが準備されていますね。
河童伝説が残る高塔山。この祠の中に、河童封じ地蔵が祀られています。
ガクアジサイの種類が多いのが高塔山の特徴です。
装飾花が八重咲のガクアジサイ。
西洋あじさいの花言葉が「移り気」とか「高慢」であるのに対して、ガクアジサイの花言葉は「謙虚」だそうです。
変わったあじさいもいくつか見かけました。装飾花が丸く膨らんだようなウズアジサイ。「ポップコーン」という品種です。
淡く赤い小さな花が集まったように見えるピンクアナベル。
筒状に咲く柏葉アジサイ。装飾花が八重咲きのスノーフレークだと思います。
あじさいの変種かと思いましたが、中国やインド北部原産の「ボタンクサギ」という花だそうです。
アガパンサス。
高塔山の中腹に建つ、若松出身の芥川賞作家、火野葦平の文学碑。
『泥に汚れし背嚢に さす一輪の菊の香や 火野葦平』と刻まれていました。
火野葦平は、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師の伯父にあたります。
葦平の命日1月24日に近い日曜日には、今でもここで葦平忌が行われているそうです。
文学碑の周辺は「万葉植物園」と言って、万葉集で詠まれた木々が何種類も植えられ、それぞれの代表的な短歌が紹介されています。
高塔山を下りて若松南海岸通りへ。洞海湾と対岸の戸畑の町なみを眺めながら歩きました。
岸壁には、海上保安庁の巡視艇が係留されています。
「バンド」とも呼ばれる南海岸通りには、明治大正期の建物が残り、石炭景気に沸いた若松の歴史を今に伝えています。
こちらは石炭積み出し港、若松の歴史を象徴する石炭会館(明治38年竣工)。1階には天然酵母のクロワッサンで有名な三日月屋が入っています。
石畳の舗道やボラードを模した柵、洞海湾に突き出したウッドデッキ。この風景が好きで、これまで何度も写真を撮りに来ました (^^ゞ
モダンな外観が印象的なレンガ造り2階建ての旧古河鉱業若松ビル(大正8年竣工)。
今は、多目的ホールや会議室として市民に利用されています。
広々としたウッドデッキ。散策に疲れたら、潮風を浴びながらベンチで寛ぐのもいいですね。
大正2年竣工の上野ビル(旧三菱合資若松支店ビル)。2、3階には、カフェやセレクトショップ、デザイン事務所などがテナントとして入っています。
若松と戸畑をたった3分で結ぶ若戸渡船。自転車も積み込めるので、通勤や通学で利用する人が多いです。
若戸大橋の袂にある恵比須神社。「若松のおえべっさん」の愛称で市民に親しまれています。
恵比須神社の境内では5年半前、福岡出身のロックグループ、シーナ&ロケッツの副田悦子(シーナ)さんと鮎川誠さんの出会いからロックバンドの結成までを描いたNHKドラマ「You May Dream」の結婚式風景が撮影されました。シーナ役に石橋静河さん、その父親役に松重豊さんらが出演。実はこの時、私たち夫婦もエキストラとして撮影に参加しました (^^ゞ
恵比須神社のすぐ裏手、若松大橋の橋脚に、若松の伝統的な祭りや風景を描いた壁画があります。若松出身の版画家、故片山正信さんの作品を基に作られた有田焼の陶板壁画です。中央に飾られているのは、郷土芸能「五平太ばやし」と背景に若戸大橋。縦4.8m、横7.1mの巨大な壁画です。
歩き続けて喉も乾いてきたので、中川町の「馬賊」へ。この店は10年ほど前、高塔山に近い大井門町にあったのですが、今の場所に移転してからは初訪問です。
まずは生ビールを注文。この日は、この一杯のために3時間半歩きました~💦
少し遅れて運ばれた餃子。小ぶりながら肉々しい餃子で、ビールとの相性がよかったです。
馬賊の夏の定番だという、ざるラーメン。麺にレモンを搾り、つけ汁にたっぷりラー油をかけて、さっぱり&ピリ辛に……。
最後に立ち寄ったのは丸窓天ぷら店。全国から注文が集まる人気の店で、この日もすでに当日分は完売。予約しておいてよかったです。
家に帰って早めのお風呂を済ませた後は、丸窓の天ぷらを肴に飲みなおしました。新鮮な白身魚のすり身を揚げた天ぷらは、ふっくらとやわらかくて優しい味。ビールや日本酒、焼酎にはもちろん、不思議とワインにも合うんです🍷
ウォーキングで汗をかいた後、生ビールをグイッとやるのもなかなかオツなもの。そう言えば若いころ、東京で単身赴任していた時は、週末になると山手線一円や多摩川沿いを気の向くまま歩き、夕方になるとどこかの店に入って軽くつまみながらビールやワインを飲んだことがよくあったなぁ……。ジムのレッスンがないので自然と休養日になっていた金曜日ですが、時にはこんな、最後の楽しみつきウォーキングもいいかなぁと思いました。
高塔山は、北九州の紫陽花の名所なんです。
毎年、この時期はあじさいを見に行くのですが、今回はウォーキングで巡ってみました。
その後のビールの美味しさを久しぶりに思い出しました (^-^)ゞ
河童封じ地蔵、屋根が尖っていますが、塔ではないんです。
火野葦平も河童主題の小説を残しており、こちらの方が若松の河童伝説の主流になっています。
hirorinさんのお父上様も読書家だったのですね。
私の父もそうでした。
家に帰ると、様々な作家や古典文学の全集に囲まれた書斎でずっと仕事していました。
書斎の床は本棚の重さに耐えられるよう、基礎から改修してたんですよ(笑)
中村医師は、伯父の火野葦平さんを慕っておられたと、葦平記念館「河伯洞」館長から伺いました。
葦平の実家は、正しい意味での「任侠」を大切にした家系なんです。
中村医師にも、そんな面影をずっと感じていました。
そして、ウオーキングの帰りにビールっていうのに少しクスっとしてしまいました。
火野葦平の文学碑があるんですね。父の本棚にたくさん火野葦平の本があったのを思い出しました。中村哲さんの伯父さんに当たられる方だと知った時には、やっぱり立派なおうちの方だったんなと思いを深めました。
暑い日が続きますね。
汗をかいた後のビール、美味しいですよね。
2杯目を頼みたいところでしたが、ぐっと我慢しました (^-^)ゞ
福岡では、白身魚のすり身を揚げたものを「天ぷら」と言うんです。
さつま揚げにも似ていますが、かなりふわふわな食感で、味つけも控えめです。
北九州市民になってから、すっかりファンになりました。
ちなみに、普通の天ぷらもやはり「天ぷら」と言います(笑)
しっかり歩かれた後の生ビールは最高だったのではないでしょうか。一気に飲み干してしまいそうです。
天ぷら美味しそうですね。ワインとあいますか!
今度ノンアルワインでやってみたいと思います^_^