ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
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よかったらおつきあい下さい。

ハワイ滞在記 2024年10月③~サンセット&星空観測ツアー@マウナケア

2024年11月25日 | 海外旅行
ハワイ島2日目の夕方から夜にかけて、ハワイ諸島最高峰のマウナケア(Mauna Kea)でのサンセット観賞と星空観測ツアーに参加しました。"Mauna" はハワイ語で「山」、"Kea" は「白い」という意味で、冬になると冠雪することから"Mauna Kea(白い山)" と名付けられたというのが定説です。
マウナケアの標高は4,205m。ただし、これは海面上(Sea Level)からの高さで、裾野にあたる太平洋の海底から測ると、エベレストよりも遥かに高い10,205mに達し、世界で最も高い山としてギネスに登録されています。
晴天率の高さ(年間300日)、大気中の水蒸気が少なく乾燥していること、太平洋上のほぼ中央に位置する孤島であること、夜間は光汚染が少なく漆黒に近い闇に包まれることなどから、空が澄みわたり地球上でもっとも天体観測に適した場所とされています。


午後3時ごろ、ツアーバスはクイーンズ・マーケットプレイスを出発。マウナケア方向に向かうワイコロア・ロードから、ハワイ島の最北端で最も古い火山帯、コハラ山地とコハラコーストが見えてきました。


少し左に視線を移すと、雲の合間に見え隠れする黒い影……ハワイ島から最も近いネイバーアイランド、マウイ島の最高峰ハレアカラです。


ワイコロア・ロードからダニエル・K・イノウエ Hwyを通ってマウナケアへ。ハワイ島を東西に横断する幹線道路で、北にマウナケア、南にマウナロアの雄大な山景を望む爽快なルートです。私たちがマウナケアを訪れた20年前は、悪路やアップダウンが多く「サドルロード(馬の鞍)」と呼ばれていましたが、故ダニエル・イノウエ上院議員の尽力もあって、きれいに整備され格段に走りやすくなっていました。
この交差点からマウナケア・アクセスロードに入り、まずはオニヅカ・センターに向かいます。


マウナケア山の中腹にあるオニヅカ・ビジターセンター(標高2,804m)に到着。
センターに名を冠するエリソン・オニヅカ氏は、ハワイ島コナ出身の日系二世。ハワイ州初かつ日系人初の宇宙飛行士で、1985年にスペースシャトル「ディスカバリー」で初飛行を果たした翌年、「チャレンジャー」に搭乗。不運にも発射73秒後の空中爆発によって命を落としました。彼の功績を称えるため、このセンターは「オニヅカ」と命名され、記念碑が建てられています。5月のハワイ滞在記で紹介した、オアフ島にある国立墓地パンチボウルにもオニヅカ飛行士の墓碑がありました。


駐車場に車を停めて少し上ります。気圧や低酸素に体を慣らし、高山病の発症を防止するため、山頂に向かう人は必ずここで30分以上の休憩をとることが義務づけられています。私たちも40分ほど、センターやこの周辺を散策して過ごしました。


この施設はマウナケアのインフォメーション・センターで、館内には数名のレンジャーが常駐。マウナケアや宇宙観測に関する教育施設ともなっています。


併設されたショップでは、宇宙関連グッズやオリジナルロゴ入りのパーカーやTシャツ、温かい飲み物などを販売。


時間をかけて体を高山に順応させるため、センター周辺にはテーブルとベンチが備え付けられています。山麓からは遠く上空に見えた雲海が、オニヅカ・センターを散策する私たちの眼下に広がっていました。


センターの少し山側に、景観とマッチした茶色い建物が見えました(写真中央)。後で調べてみたところ、天文台に携わる研究者や保守管理を行う人たちのための宿泊施設のようです。


通ってきた道がはるか下に……。遠くに見えるのはマウナロア山。雲間から山頂がわずかに顔を覗かせています。
オニヅカ・センターから山頂に向かう道路は、初めの8㎞は未舗装路(後半5㎞は、埃や粉じんが天体観測の支障となるため舗装されています)。片側は断崖でガードレールもなく、急勾配・急カーブが連続するので、慣れない人が運転するのはかなり危険です。この道を知り尽くしたツアーガイドのSHOYO(しょうよう)さんでさえ、と言うより知り尽くしているからこそ、非常に慎重に運転していました。20年前、私もセンターを出発してこの道にチャレンジしたことがあるのですが、砂利道が非常に滑りやすく、パラパラと雪まで舞い始めたため、早々に引き返した経験があります。今回のツアーで実際に走ってみて、あのとき断念してよかったとつくづく思いました。


途中、自転車で登頂を目指す人を何人も追い越しました。おそらく、2日後に迫ったトライアスロン世界選手権に出場する人たちでしょう。4,000mを超える山を、しかもこんな砂利道を自転車で走破するなんて、さすが鍛えあげたアイアンマンだと車内で驚嘆の声が上がりました。


かなり山頂に近づいた場所に置かれたパラボラアンテナ群。米国ハーバード・スミソニアン天体物理学センターと台湾の中央研究院天文及天文物理研究所が設置、運営するサブミリ波干渉計(Submillimeter Array, SMA)で、口径6mのアンテナ8台を統合して、ひとつの望遠鏡として使用する開口合成型電波望遠鏡です。


今回のツアーで直接目にすることはありませんでしたが、パラボラアンテナと言えばマウナケアにはもうひとつ、口径25mという巨大な超長基線アレイ(Very Long Baseline Array, VLBA)を用いた電波望遠鏡があります。これは、ニューメキシコ州のオペレーションセンターから遠隔操作される、アメリカ全土に配置された10台のパラボラアンテナからなるシステムで、10基を統合してひとつの巨大な電波望遠鏡として運用するもの。アンテナ群の東端はカリブ海ヴァージン諸島、西の端は北米大陸を飛び越えてハワイ島マウナケア山に設置される、なんとも壮大なシステムです。

更に上ると、山頂付近に設置された各国の天文台群が見えてきました。マウナケアには、世界11か国の13天文台が設置されていますが、上の写真のサブミリ波干渉計といい、噴石丘の上に立ち並ぶこれらの天文台といい、地球外の惑星に足を踏み入れたような感覚に陥りそうな光景でした。ちなみに一番手前(左)は、口径 8.2 メートルの光学赤外線望遠鏡 "すばる" を運用する日本の国立天文台ハワイ観測所です。


17時10分過ぎ、私たちを乗せた四輪駆動車は、ジェミニ北天文台の横に駐車。この日、ハワイ島の日没は17時51分。この場所から、雲海の向こうに沈む遥かな夕日を眺めます。先ほどのパラボラアンテナ群がずいぶん下に見えました。


口径8.1mの光学赤外線望遠鏡2基で構成されるジェミニ天文台。2基と言っても二つともマウナケアにある訳ではなく、もう1基は南米チリのセロ・パチョン山頂に設置されています。なので、こちらは「ジェミニ北天文台」、チリの方は「ジェミニ南天文台」。観測・研究の対象が宇宙だけあって、スケールの大きな話ですね。
天文台の窓が開き、天体観測が始まったようだと、ガイドのSHOYOさんが教えてくれました。中の望遠鏡まで見えなかったのが残念 (^^ゞ


山頂付近には多数の噴石丘が形成され、その数は100個を超えると言われています。噴石丘とは、マウナケアなど巨大火山の活動が活発だった数千年から数万年前、本来の火口ではない場所で小さな噴火が発生し、その際に噴出された溶岩や火山灰が堆積してできた小高い丘のこと(Wikipediaより)。天文台群もそうした噴石丘の上に建てられています。


もうひとつ向こうの噴石丘に建つ天文台群。一番左は、カナダ、フランス、ハワイ大学が共同で運用するカナダ-フランス-ハワイ望遠鏡(Canada-France-Hawaii Telescope, CFHT)だと思います。


ハワイ先住民の聖地とされるマウナケア山頂が、次第に赤みを帯びてきました。口頭伝承によるとマウナケアは、母なる女神パパハーナウモクと創造と天空の神ワーケアの子で、その山頂は天と地が結びつく場所とされているそうです。(これが正真正銘のマウナケア山頂です)


ツアーの軽食として配られたBLTサンドイッチも、夕日を浴びてオレンジ色に染まっていました。


太平洋の最も高い場所で食べるサンドイッチは格別の味。なんとも美味しく感じられました。こんな高山での食事は、若いころ登った富士山山頂のインスタントラーメン以来(笑) あの時よりもずっと高い場所にいるのが何だか夢のようです。(富士登山の時は頭痛や吐き気など高山病を発症。症状は軽度ながら今回も、目眩や息苦しさを感じました💦 妻は平気で、何ともなかったそうです)


太陽が、はるか遠くの雲海を染めていきます。


夕陽を浴びて、何もかもがオレンジ色に……。サンセットを眺める人の影が長く伸びていますね。


心なしか、時間がゆっくり過ぎていくような気がしました。すばる望遠鏡の隣に並ぶのは、米国カリフォルニア天文学研究協会が運用する双子の望遠鏡、 W.M.ケック天文台(1号&2号)です。


太陽が雲海に消えつつある頃、群青色の空は次第にその深みを増し、マウナケアに夜の帳が下りようとしています。


山頂に到着して50分近く、沈みゆく太陽をじっと眺めていました。日の出も日没も、宇宙の悠久の営みからすれば一瞬のまたたきに過ぎないとしても、私にとっては目眩くようなサンセットでした。


天体観測の支障とならないよう、日没後30分以内に下山しなくてはならないため、日が沈んだ後はあまり時間はありません。最後にもう一度、すばる望遠鏡を目に焼きつけて山頂を後にしました。


山頂を少し離れたところに車を停めたら、次は星空観測(Stargazing)です。暗くなるのを待つ間、星や星座、彗星などについて、SHOYOさんから興味深くわかりやすい説明を受けました。夜になって一気に気温が下がったので、サービスされた熱くて甘いココアの美味しかったこと!

(星空の写真は、すべてガイドのSHOYOさんが撮ってくれたものです。真っ暗闇の中で行う星空観測中はわずかな光も妨げとなるため、個人のカメラ撮影やスマホの使用は制限されていました)

私たちがハワイ島を訪れた10月は、2023年に発見された「紫金山・アトラス彗星」が観測可能な時期(写真中央で上に尾を引いている彗星)。肉眼で見るには少々遅すぎましたが、長く明瞭な尾を引く様子を望遠鏡で見せてくれました。


この日は午後1時33分に月が沈んだので、幸いなことに新月と同じ環境。星空観測を妨げるものが無かったこともあって、360度見渡す限り、満天の星を眺めることができました。もちろん、天の川もくっきり。紫金山・アトラス彗星だけでなく、流れ星もたくさん見つけることができましたし、ツアーを引率してくれたSHOYOさんのガイドぶりも素晴らしかった! 感動的な星空体験でした。


私たちが撮ってもらった記念写真にも、紫金山・アトラス彗星がしっかり写っていました。この彗星、8万年周期で太陽の周りを回っているそうなので、次の機会は8万年後。75年周期のハレー彗星どころじゃありません(笑) 今回見ることができてよかったですヽ(^o^)丿

(ダウンジャケットの貸し出しはツアーに含まれています)

ハワイ島で一番楽しみにしていた「マウナケア山頂サンセット&星空観測ツアー」、期待していたとおり素晴らしい体験ができました。国立天文台ハワイ観測所のすばる望遠鏡や観測成果などについては、こちらのHP「すばる望遠鏡」で詳しく解説されています。「すばるギャラリー」では、山頂から肉眼で捉えた紫金山・アトラス彗星の素晴らしい写真を見ることもできますよ。
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ハワイ滞在記 2024年10月②~キングスランド・ワイコロアビレッジ散策

2024年11月18日 | 海外旅行
週末の男子ごはん記事を挟みましたが、またハワイ滞在記に戻ります。
私たちがハワイ島に着いたのは、世界最高峰のトライアスロンと言われるアイアンマン世界選手権が行われる週。このため、世界各地でトライアスロンの予選を勝ち抜いたトップアスリートたちがハワイ島に集結していました。


スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2kmで競われる過酷なアイアンマンレース。バイクのメインコースとなるQueen Ka'afumanu Hwyでは、事前トレーニングに励むアスリートをたくさん見かけました。


さすがに世界レベルのアスリートたち。男女を問わず、鍛えあげて引き締まった体型が印象的でした。


ハワイ島でレンタルしたHyundaiの最新EV "KONA"。私にとっては初体験の電気自動車です。EVならではの装備や機能がいろいろ。ドアが開けられないような狭い駐車場で、乗車することなくリモコンで車を前後に移動させる機能もありました。もちろん、写真のように人や障害物が出現すると自動停止。駐車スペースの広いアメリカでそれほど必要性があるとは思えませんが、日本なら便利かもしれませんね。


ハワイ島で迎える最初の朝。午後からは、マウナケア山頂でサンセットを眺め、星空を観察するツアーに参加予定です。朝食の後は、宿泊しているキングスランドや近くのヒルトン・ワイコロアビレッジを散策することにしました。


クラブハウスの後ろにある、キングスランドのメインプール。3本のスライダーやジャグジーを備え、大人専用や子供用を含め4つのプールエリアが隣接した規模の大きなプールです。


プールでバレーボールを楽しめる設備もありました。


キングスランドの周囲をぐるりと取り囲むゴルフコース。ゴルフ場の中にリゾートがあると言っても過言ではありません。


ゴルフ好きの人にはたまらない環境でしょうね。実際ここでは、ゴルフ三昧のバケーションを過ごす宿泊者も多いそうです。


グーグルマップ(航空写真)でこの周辺を見ると、真っ黒な溶岩大地の中にリゾートの周辺だけゴルフ場の緑がくっきり浮かび上がっています。


こちらは、キングスランドから車で5分くらいのヒルトン・ワイコロアビレッジ。ハワイ島北西部のコハラコーストに面した広大なビーチリゾートです。


敷地内の手軽な移動手段として、トラムやボートが運行されています。なんだかテーマパークみたいですね。


私たちはトラムではなく歩いて散策しました。南国ムード漂う庭園をめぐる遊歩道は、朝や夕暮れの散歩にぴったりです。


真っ青な空の下、そよ風に揺れる椰子の木。


歩いているだけで気持ちが和み、癒される風景が続きます。


遊歩道沿いのベンチに腰をかければ、目の前には茫々たるコバルトブルーの海。ハンモックでゆらゆら揺られながら、日差しを浴び海風に吹かれるのも気持ちいいでしょうね。


遊歩道の終点はブッダポイント。水平線に沈む夕日が美しいワイコロアビレッジの中でも、一番のサンセット・ビューポイントと言われています。


ビーチ沿いに残る真っ黒な溶岩。青い海、緑の芝生とのコントラストが際だっていました。


トラムと並行するように水路が巡らされ、ボートでのんびり移動することもできます。歩く速さくらいのゆったりしたプチ船旅。私たちも帰り道、メインロビーまでボートに乗ってみました。


ワイコロアビレッジを散策した後は、西海岸沿いの幹線道路 Queen Ka'afumanu Hwyを一路南下。 "Randy's HULI CHECHEN & RIBS" に向かいました。この道は、カイルアコナの町を過ぎるとHawai’i Belt Rdと名前を変えますが、ひたすら直進すればその通り沿いにあります。(私はグーグルマップのナビに従って、途中から海岸沿いに大きく迂回。ずいぶん遠回りしました💦)


Randy'sは、「ハワイ島に行くのなら、ぜひ寄ってみて!」とハワイに詳しい方が勧めてくれたフリフリチキン屋台です。辺り一帯に漂うチキンが焼ける香ばしい匂いが、空腹を抱えた私たちには刺激的でした(笑)


Randy'sがオープンするのは木曜と金曜の週2日。ハワイ島の人気チキン屋台だけに、この日も次から次へとお客さんが駐車場に入ってきました。テントの左側、駐車場横の空き地には、炙りたてのフリチキンが食べられるよう、テーブルとベンチが置いてあります。


私たちが頼んだフリフリチキンプレートは、鶏もも肉とむね肉、ご飯、コーンのセット。二人でシェアしても食べきれないほどの量でした。カリッとしながら中はジューシー。フリフリチキンも、別注文したマカロニサラダも美味しかったです。バナナブレッドと蒸しパンは、翌日の朝食用に買いました。


この後は、サンセット&星空観察ツアー。私たちにとって、ハワイ島滞在中一番のメインイベントです。午後2時45分にQueen's Market Placeでピックアップ予定なので、フリフリチキンのランチの後は真っ直ぐホテルに戻り、ツアーに出かける準備をしました。
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週末は男子ごはん~手羽先のスパイスグリル

2024年11月15日 | 男子ごはん
ドジャースの大谷翔平選手、オフになっても話題が尽きませんね。昨日のシルバースラッガー賞に続いて今日は、ハンク・アーロン賞、エドガー・マルティネス賞、ALL MLBのファーストチーム(指名打者)。2年連続のリーグMVPも確実と言われていますし、まさに受賞ラッシュの一年となりそうです。シーズンオフ中は、右ひじや左肩のリハビリに専念して、来シーズンは再び投打二刀流の勇姿を見せてほしいと思います。
さて、ハワイ滞在記の途中ですが、週末の男子ごはんを先にアップします。

《手羽先のスパイスグリル》winelink「手羽先のスパイスグリル」
近ごろ参考にすることが多いwinelink。今回は、ヨーグルトや味噌、チリパウダーなどに漬け込んだ手羽先のスパイスグリルです。
ジップロックにヨーグルト、味噌、チリパウダー、塩を入れて混ぜ合わせます。これに手羽先を入れて揉みこみ、冷蔵庫に2晩ほど置きました。漬け込みダレを拭って、200度に予熱したオーブンへ。途中で焼き具合を確認し、焦げそうならアルミホイルを被せます。おおむね20分ほど焼いたらでき上がりです。


《牛ごぼう肉豆腐》CBC MAGAZINE「牛ごぼう肉豆腐」
「キューピー3分クッキング」で紹介された料理だというので簡単かと思って作り始めたのですが、思いのほか時間がかかってびっくり。
鍋に水、酒、みりん、醤油を沸かして牛肉を加え、火が通ったらいったん取り出します。アクをとって、焼き豆腐、ごぼう、タマネギ、しらたき、生姜を入れ、煮立ったら上に牛肉を載せ、落し蓋をして弱火で10分。そのまま放置して自然に冷まし、味を含ませるのだそうです。食べる前に、青ねぎを加えて温めなおし、器に盛って一味唐辛子を振ったらでき上がり。とっても3分じゃできません(笑) という訳で手間を省き、味を含ませるのは省略。煮込みまで終わったところでそのまま食べました~💦
一度では食べきれず翌日温めなおしたのですが、味がしみ込んで明らかに前日よりも美味しかったです。やはり、いったん冷ますというのは大事な工程なんですね (^^ゞ


《ピーマン豚こまつくね》リュウジのバズレシピ「ピーマン豚こまつくね」
細かく切って叩いた豚肉と粗みじんのピーマンを混ぜ合わせ、塩と胡椒、酒、片栗粉を揉みこみます。食べやすい大きさに丸めてフライパンで焼いたらでき上がり。レシピでは塩タレと醤油タレが紹介してあったので両方用意しましたが、個人的には断然塩タレが好みでした。


《ほうれん草とベーコンの卵炒め》キッコーマン公式「ほうれん草と卵のベーコンふんわり炒め」
オリーブオイルで溶き卵を炒め、半熟になったら別皿へ。同じフライパンでベーコン、ほうれん草を炒め、火が通ったら卵を戻し入れます。醤油とバターを加えてさっと炒め合わせたらでき上がり。バターと醤油の香りでビールが進みます🍺


《肉めし》リュウジのバズレシピ「焼肉屋さんの肉メシ」
料理研究家のリュウジさんが大好きな焼肉屋の〆ごはんだそうです。作ってみたら本当に美味しくて妻の評価も上々。登場1回でリピ決定しました (^^ゞ
牛脂を熱してシメジを炒め、塩・胡椒した牛肉の薄切りを加えて炒め合わせます。醤油、コチュジャン、酒、砂糖、味の素、かつおぶし粉、おろしニンニクを加え、ご飯を投入。全体が馴染んだら器に盛りつけ、真ん中に卵を落とし、韓国のりを揉みながら振りかけたらでき上がりです。


《ねぎと鶏皮の焼きそば》瀬尾幸子『ラク麺&かけ丼』
ねぎと鶏皮の焼きそば……なのですが、焼きそば麺ではなく蕎麦(乾麺)を使うのがポイントです。
ゆでて細く切った鶏皮を炒め、薄切りの長ねぎを加えて炒め合わせます。鶏皮から出た脂はキッチンペーパーで拭き取るか、鶏油(ちーゆ)として取り出し、ラーメンなど他の料理に利用してもOK。ねぎがしんなりしてきたら、茹でて水を切った蕎麦を加えて麺つゆで味を調えます。ある程度、水分が飛んだらでき上がり。鶏皮の旨みが蕎麦の風味とよく合い、お酒のお供にピッタリの焼きそばです。七味唐辛子は好みで……。


《坦々そうめん》オレンジページnet「ピリ辛ひき肉うどん」
担々麺のアレンジレシピです。麺はうどんではなく、この日の気分でそうめんに変更。青梗菜の代わりに小松菜を使いました。


今週の〆は、久しぶりにシーバス Mizunara。滑らかな口あたり、フルーティでほのかな甘い香りが好みです。


今年も残すところ1か月半。そろそろ年賀状の準備を始める時期になりましたね。ここ数年、年賀状仕舞いをされる方が少しずつ増えているように感じます。私自身も、現役時代と比べると年賀状の枚数は半分以下に減りました。長年続けてきた習慣を断つことに一抹の寂しさも感じますが、そろそろ年賀状仕舞いを考えてもいい時期かなぁと思う今日この頃です。
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ハワイ滞在記 2024年10月①~オアフ島からハワイ島へ

2024年11月11日 | 海外旅行
先月下旬から今月初めにかけてハワイに行ってきました。当初は来年のいつか、ホテルと航空券が確保できた時点でと考えていたのですが、バッテリー寿命10年と言われるペースメーカーの交換手術が来年のいつ頃になるか、現時点でははっきりしないため予定を前倒しすることにしたのです。旅の備忘録を兼ねてブログにアップしておきます。
今回の旅程は、最初にハワイ島マウナケア山でサンセット&星空観察、その後オアフ島に移動してのんびり過ごそうという計画でした。写真はハワイ島ワイコロア、キングスランドから見た初日の夕焼けです。


5月のハワイ旅は羽田から出国しましたが、帰国時の乗継便が欠航するというハプニングに遭遇。今回はリスクを軽減する目的もあって、福岡-ホノルル直行便を利用しました。


出発前、福岡空港の両替所です。夏の間は一時的に回復していたドル円レートですが、9月半ば以降は右肩上がりのドル高円安。結局5月とほぼ同じ水準、1ドル約155円くらいまで戻っていました。わずかな金額とは言え、早めにネット両替しておいてよかったです。


搭乗開始までの1時間、空港ラウンジでひと休み。ビールと軽食のおかげで、機内食がサービスされるまでお腹がもちました (^^ゞ


今回も利用したのはハワイアン航空。というか、福岡からホノルルへの直行便はハワイアンしか運航していないのです。


現地時間で9時過ぎ、カウアイ島の南を通過中という機内アナウンスが入ったので、窓を開けてみました。
オアフ島の西北西50㎞にあるカウアイ島は、別名「ガーデン・アイランド」とも呼ばれる自然豊かな島。はっきりわかりませんが、深く刻み込まれた険しい谷は「太平洋のグランドキャニオン」と称されるワイメア渓谷かもしれません。


島の南東部に見えてきたのは、オアフ島やマウイ島、ハワイ島などとカウアイ島を結ぶリフエ空港です。


10分後、いよいよオアフ島の西海岸が視界内に……。


前回は雲に隠れていたコオリナ地区のラグーン。


ダニエル K. イノウエ空港と滑走路を共有するヒッカム空軍基地(今はパールハーバー・ヒッカム統合基地)。


ターミナルには、ANAのフライング・ホヌ 1号機「ラニ」くんが駐機中でした。


この日は、ホノルル空港からハワイ島コナ空港に乗り継ぐのですが、ここで一波乱。私たちが搭乗予定のHA348便(ハワイアンとJALの共同運航)が欠航となってしまいました。前回5月は、帰国時のJAL乗継便(羽田-福岡)が欠航。今回は、ホノルルからコナへの乗継便が欠航。どちらもJALマイルで取ったチケットだなんて、なんだか因縁めいていますね (^^ゞ


悪いことに、この日のホノルル-コナ便は大混雑。どの便も満席のため、後発便への乗換しか選択肢がない状態でした。ところが、ハワイアン航空グランドスタッフのMさんが、私たちを予定より2便前のウェイティング1番目・2番目にリストアップしてくれ、「キャンセルが出れば乗れるかもしれませんよ」とにっこり。そのおかげでどうにかその便に搭乗でき、予定よりも2時間以上早くハワイ島に到着。事前に調整していた迎えのシャトルも、メールを通じて待ち合わせ時間を前倒し。まさに「災い転じて福」となったトランジットでした💦

席に座ってホッと一息ついたら、程なくエンジンが回り始め機体は滑走路へ。いよいよハワイ島コナ空港に向けて飛び立ちます。後ろに控えているのは、オレンジ色のフライング・ホヌ3号機「ラー」ちゃん。成田空港への帰国便は心なしか寂しげな表情です。


海に囲まれたリーフランウェイ08Rから離陸すると、左手に見えてくるホノルルの街並み(ダウンタウンからカカアコ、アラモアナ)。その後、モロカイ島やマウイ島などのネイバーアイランドも見えたのですが、搭乗便が変更となり窓際の席ではなくなったので写真は撮れませんでした。とは言え、今回は乗れただけでも相当ラッキー。ゆめゆめ文句は言えません(笑)


50分のフライトでコナ空港に到着しました。オアフ島とハワイ島を結ぶのは小型のボーイング717。小さな橋のようなタラップを下って、バゲージクレームに向かいます。


南国リゾートの雰囲気ただようオープンエアのコナ空港ターミナル。ハワイ島に降り立つのは、なんと20年ぶりです。


海底火山の活動によって形成されたハワイ諸島。ハワイ島はその中で最も新しく若々しい島で、真っ黒な溶岩が今なお広く島を覆っています。写真奥はハワイ島南西部のフアラライ山。コハラ山地、マウナロア山、マウナケア山、キラウェア火山と並んでハワイ島を構成する山の一つで、裾野には「コナコーヒー・ベルト」と呼ばれるコナコーヒーの産地が広がっています。


空港から約30分でキングスランドに到着。クラブハウスでチェックイン後、キングスランド内にあるHyundaiで予約していたレンタカー(HiltonとHyundaiによるキャンペーン試乗車)をピックアップします。チェックインする間、シャトルの運転手さんが待っていてくれました。


広大なキングスランドの敷地には、クラブハウスを取り囲むように、写真のような宿泊棟が点在しています。


クラブハウスから近くて便利だった私たちの宿泊棟。


古さは感じられるものの、きちんと清掃が行き届き十分な機能を備えた快適な部屋でした。


緑ゆたかでリゾート感あふれるキングスランド。


敷地内には椰子やプルメリアの木が多く、どこからともなく甘い香りが漂ってきました。


少し遠くに目をやれば雄大な山の風景。広い裾野、緩やかな勾配はハワイ島の風景の特徴と言っていいかもしれません。


荷物を解いた後、近くのクイーンズ・マーケットプレイスでビールやおつまみ、翌日の朝食などを購入。この後は部屋でゆっくり寛ぎました。


クラブハウスで聞いたところによると、この日のホノルル-コナ便の混雑や欠航の影響で、ほとんどのお客さんは予定よりも2時間超遅れの到着になったそうです。私たちは、ハワイアン航空の素早い対応のおかげで、むしろ予定よりも早く到着。改めてグランドスタッフMさんに感謝しながら、この日は早めに休むことにしました。
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週末は男子ごはん~BBQスペアリブ

2024年11月06日 | 男子ごはん
ワールドシリーズで左肩を亜脱臼した大谷翔平選手、無事手術が終了したそうです。右ひじのリハビリも順調で、来季は投打二刀流の復活が期待できそうですが、怪我なく充実したシーズンを送ってもらいたいと思います。
さて、今週の男子ごはんです。今回は先週に続き、ワインに合う料理やおつまみを紹介するレシピサイト、winelinkを参考にして週末の酒肴を作りました。

《BBQスペアリブ》winelink「BBQスペアリブ」
3本で700g近くある大きなスペアリブをタレに漬け込んでオーブンで焼きました。タレに漬け込んでおけば後は焼くだけなので、週末の酒肴には打ってつけ。今回は金曜日に漬け込み、ひと晩おいてからオーブンへ。漬け込むタレは、はちみつ、ケチャップ、醤油、ウスターソース、赤ワイン、粒マスタード、塩、胡椒に、擦り下ろしたタマネギとニンニクを加えます。まだ青いレモンの香りが新鮮でした。ビールによし、赤ワインにもよし。週末のお酒がますます美味しくなりますね (^^ゞ


《砂肝とニラのカレー炒め》winelink「牛ハツとニラのカレー炒め」
winelinkのレシピでは牛のハツを使うのですが、手に入らなかったので砂肝で代用。クミンシードもクミンパウダーに変更しましたが、ほかはレシピどおり作りました。


《長芋とベーコンのカレー炒め》Asahiズバうま!おつまみレシピ「長芋とベーコンのカレー炒め」
長芋はしっかり火を通してホクホクに、ベーコンはカリカリではなくしっとりと。ついでに冷蔵庫にあったピーマンも加えて、カレー粉と醤油で炒めました。カレー風味が食欲を刺激。意外ですが、ワインやハイボールともよく合います。


《豚ひれ肉の麻婆豆腐》winelink「豚ヒレ肉の麻婆豆腐」
みじん切りにしたニンニク、生姜、長ねぎをごま油で炒め、香りが立ったら細かく切った豚ヒレ肉を加えて炒め合わせます。火が通ったら、豆板醤、甜面醤、鶏ガラスープの素、ラー油で調味。豆腐を入れて全体を馴染ませ、最後に花椒を振りかけたら完成です。


《スパイシーナポリタン》winelink「スパイシーナポリタン」
winelinkではパスタなどをはじめ、お酒に合いそうな麺料理も紹介しています。ウスターソースや赤ワイン、柚子胡椒などを加えたスパイシーナポリタンも、ニンニクの風味と相まって赤ワインによく合うパスタでした。


《ニラそうめん》レタスクラブ「きじま式そうめんアレンジ ニラそうめん」
レタスクラブで紹介されていた「きじまりゅうた」さん。テレビや雑誌を中心に活躍する料理研究家だそうです。
耐熱ボウルにニラと調味料(砂糖、塩、鷹の爪、ごま油)を入れて電子レンジへ(600W・1分半)。これと茹でて水気を切ったそうめんを和え、更にかつお節粉、炒りごま、胡椒、ラー油を加えて全体を混ぜ合わせます。器に盛って、追いかつお節粉、追い炒りごま、追いラー油(すべて好みで)を振りかけ、最後に卵黄をトッピングしたらでき上がりです。


週明けに旅先から戻ってみると、季節がぐんと進んだような気がします。出かける前は半袖短パンだったのが噓のよう。一気に寒さが身に沁みました。
旅行の記事は、写真を整理しながら少しずつアップしていきたいと思います。
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