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東華菜館

今日の東京は午後少しだけ日差しがありましたが、ほぼ一日曇り空

日記の方は7月24日 還幸祭の続きです。

還幸祭の途中、腹ごしらえに寄ったのが四条大橋のたもとに建つ東華菜館。
北京料理の原点と言われる山東省の料理を提供する数少ないお店です。

いただいたのは豚肉と木耳の炒め物。



中華では胡瓜も炒めていただくことが多いですね!
祇園祭の間は「錦」の輿丁さんたちは 食べられないかも? 

下の写真は海鮮炒めのレタス包み。



香辛料の利いた独特の味!

ところでこの東華菜館、お料理はもちろんのこと、建築好きにも魅力一杯の建物。 
関西を中心に数多くの西洋建築を残した、あのW.M.ヴォーリズ設計による唯一のレストランで、前にも紹介したエレベータは実際に使われている日本最古のものです! 


さぁて、お腹も一杯になったし 還幸祭の追っかけ再開~! 
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続;還幸祭

今日8月6日は広島の原爆忌。 私も黙祷。

7月24日、京都の四条通は4時半頃から交通規制が敷かれ、市バスは大分南側の五条まで迂回運転となります。
4時半を過ぎて市バスが迂回運転をはじめても、タクシーや自家用車なんかは結構普通に走っています。 四条通りの北側=寺町の角からお旅所の方を眺める場所に陣取って時計を眺めていたら、新京極の通りから「シャン シャン シャン~」と鈴の音のような音と共に人の歓声が響いてきました♪

交通規制もないまま、あれよあれよと云う間に「ホイット~ホイット~」の掛け声に乗って白い法被姿の大群衆が四条通りに繰り出してきました!

お揃いの法被の背中にはクッキリと三段になった三角形の模様。
素戔嗚尊(スサノヲノミコト)を祀る中御座を担ぐ三若(さんわか)です♪



先頭の4人が掲げ持っているのは、御神輿を担ぐ長い白木の柱の前後4か所につける装飾品で、神輿を差し上げると嵌っている金物が「シャン シャン」と威勢のいい音をたて、祭りを盛り上げます。



因みに、素戔嗚尊の妻=櫛名田比売(クシイナダヒメ)が祭神の神輿は東御座、四若(しわか)と呼ばれ、その子ども=八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)が載るのが西御座、一般に錦(にしき) と呼ばれるお神輿です。

お旅所から担ぎ出された中御座が四条通りを練り歩きます。



車道一杯に凄い迫力!



お旅所から担ぎ出された神輿は、四条通りを3回ほど廻ってからお旅所脇に控える神職の前でお祓いを受けます。



差し上げられた神輿は「まわせ~ まわせ~」の掛け声と共にお旅所の前で3回廻されます。



いよいよ二条駅近くまで市内を練り歩きます♪



中御座に続いて、東御座。
最後を締めくくるのが、通称・錦と呼ばれる西御座。



名前のとおり、京の台所=錦市場の組合が中心となってつくられる「講」でこの写真では薄くて判りにくいんですが、法被の裾の方の紋が胡瓜の輪切りに似ているので、祭の間は胡瓜を食べないと聞きました。

歩道の隣に来ていた地元のオバちゃんの解説によれば、「この錦がいっちゃん迫力 あるんよ~。もう歩道に神輿が乗り上げるくらいだし、こっから寺町入って あの狭い錦に入ってクンやから~。 も~ これを見んことには帰られへんで~」









いや~ 聞いてたとおりの迫力♪

下の写真は寺町を行く先導の子どもたち。
大きくなったら立派な輿丁(よちょう)さん=担ぎ手になることでしょうね!



神輿が寺町のアーケードを進む時も凄い熱気!



錦小路に曲がる角なんかは、もうゴチャゴチャ!





錦を見送った後は、深夜0時までの長丁場に備えて、まずは腹ごしらえ!
その後で市バスで四条大宮に先回りしたら、丁度東御座の四若(しわか)の神輿に遭遇!



子どもみたいにお神輿の後をついて、一緒に「ホイット~ ホイット~」なんて掛け声も!

御供社のある三条通り商店街に先回りしてると、狭い大宮通りを曲がるのがまた一苦労。



人通りの多い三条の商店街でも またまた威勢良く神輿を差し上げ、「シャンシャン」と鈴の音が響き渡ります。



四若の法被の背中には、4つに分かれた四角に若の字。



御供社の前では神輿を差し上げて「ホイット~ホイット~」の掛け声と、鈴の音が響き渡ってました



この「御供社」、「ごくうしゃ」と読みますが、かつては、神泉苑の南端にあって還幸祭の時には素戔嗚尊を祀る中御座をはじめ、3つの神輿すべてが通ることから「列見の辻」とも呼ばれているそうです。



四若を見送っているうちに、「本命」の錦が大宮を下ってきました♪
(続く)
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