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「信濃國一之宮」 諏訪大社

台風12号は四国に上陸する模様です。
自転車並みの遅い歩みで、各地で大雨による被害も伝えられていますが、昨日スタートした野田内閣の歩みはどうなることやら…
迷走だけはしてほしくないものです。

さて、写真は28日、神長官守谷史料館で色々なお話しを伺ううちに、「一度は諏訪大社も行ってみなくちゃ」と思い、近くの諏訪の上社に行ってみました。


「信濃國一之宮」とも呼ばれ、幣拝殿と片拝殿のみで本殿を持たない、諏訪造りという独持の様式で、家康が造営寄進したと言う四脚門など貴重な建造物も多く残っています。

諏訪大社と言えば、何と言っても『御柱』
幣拝殿と片拝殿を囲む四方には立派な『御柱』が建っていました。

去年、「坪庭」に行った時に思ったのですが、諏訪地方ではあらゆる神社の廻りに「御柱」が廻らされています。
こちらは、守谷史料館の裏手のミシャグジさまが祀られている社脇の小社。
可愛らしい「御柱」がそれぞれの社を囲んでいました。

ところで、諏訪大社で有名なものの一つが『鹿食免』。

守谷史料館の日記で書きましたが、以前から諏訪地方で狩猟採取で生計を立ててきた人々に対し、大社に祀られることになった征服者は、“慈悲と殺生を両立する”という狩猟の免罪符を与え、『尊い生命と自然の恵みに感謝して食べる』食肉文化が培われてきたのです。

それが『鹿食免』で、中には「諏訪の勘文」が書かれているそうです。
業盡有情
雖放不生
故宿人身
同証仏果

その意味は、、、
前世の因縁で宿業の尽きた生物は
放ってやっても長くは生きられない定めにある
従って、人間の身に入って死んでこそ
人と同化して成仏することができる
という意味だそうです。

焼肉屋さんに行くときにはそのコピーを持って行ったらウケルかなぁ?!
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