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赤瀬川原平の芸術原論 @千葉市美術館

12月23日までの予定で千葉市美術館で開かれている「赤瀬川原平の芸術原論」。
昨日行われた「路上観察学会VSライカ同盟」というテーマのトークショーに行ってきました。
メンバーは、藤森照信(路上観察学会)、秋山祐徳太子(ライカ同盟)、松田哲夫(コーディネーター)の3氏に加えて、南伸坊が会場から飛び入り参加
まったくの偶然ですが、赤瀬川氏が先月26日、敗血症で亡くなったというハプニングもあって、150名の会場はギッシリ
都知事選に立候補した秋山祐徳太子は、自分で持ち込んだ「飲み物」で喉を示しながら、LeicaM2のシャッター音を聞かせたり 、藤森照信は、磯崎新(直木賞作家の赤瀬川隼の同級生)から、赤瀬川原平邸の設計が自分に来なかったことについて叱られた裏話 、会場の南伸坊は美学校時代の「ナベゾ」渡辺和博にまつわる思い出等興味深いものがありました。



展示の方は、ネオ・ダダから読売アンデパンダン、ハイレッド・センター、櫻画報に、東京地裁の法廷を前衛芸術で「占拠」し「前衛芸術童貞の裁判官」に芸術原論を展開した千円札裁判、さらには超芸術「トマソン」の発見・路上観察…など1958年から最晩年の未完の油絵にいたる作品を網羅した膨大な企画展








朝日ジャーナルや現代の眼に連載された 時代を映したイラストの数々の前では 思わず立ち止まってジックリ眺めてしまったり、、、





超芸術「トマソン」の「発見」


写真家の高梨豊を「家元」とする『ライカ同盟』は、3人の「定員制」のため、後年には 田中長徳、坂崎幸之助、片岡義男、東儀秀樹、なぎら健壱らによる『偽ライカ同盟』が「結成」される珍事もありましたが、赤瀬川原平の絶筆は、藤森照信設計のにらハウスにある10坪のアトリエで描いていた ライツのFocomat(引き伸ばし機)でした。

2014年10月26日没 享年77歳 合掌

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小柱のかき揚げ蕎麦~千葉市美術館の「赤瀬川展」へ

2~3日前の予報が外れて 今朝の東京は気持ちよく晴れています。
溜まった洗濯物や、床のワックスがけなどの家事がはかどりそう

昨日は一日冷たい雨が降り続きましたが、先月の28日から千葉市美術館で行なわれている「赤瀬川原平の芸術原論 1960年代から現在まで」の企画の一つ、藤森照信+秋山祐徳太子+松田哲夫のトークショー「路上観察学会VSライカ同盟」に行ってきました。


美術展やトークショーのことは別に書きますが、3時からのトークショーの前に、ざっと展示を眺めて…と逆算すると、日暮里あたりで早めのお昼を食べるとちょうど良いことが判明、久しぶりに「川むら」に寄ってみました。

日暮里駅から夕焼け段々に向かう坂を上ったところにあるお蕎麦屋さんですが、お酒やアテの品揃えが良いことでも有名なお店です。
普段なら まずは一献…と行きたいところですが、折角のトークショーで居眠りしてもいけないので、今日は禁酒

お品書きで目に留まったのが「小柱のかき揚げ」。いまは一年を通して市場には並んでいますが、旬は3月から夏場までというのが定説。そろそろ食べ納めかな?と思って「小柱のかき揚げせいろ」をお願いしました。


さっくり揚がった衣をまとった 小柱。お酒が欲しいところです。。。。

こちらでは、冷たいお蕎麦は 海苔のかかっていない「もり」と海苔のかかった「ざる」の2つがありますが、種ものについてきたのは海苔のかかったほう


通人を気取るつもりはありませんが、個人的には蕎麦が美味しければ海苔はなくてもいいかな?

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