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シェフたちのコロナ禍-道なき道をゆく三十四人の記録

東京をはじめ全国21都道府県(全人口の3/4!)に出されていた緊急事態宣言は、(2県が蔓延防止に変わりましたが)今月末まで延長されましたが、最初の緊急事態宣言の時には、まさか1年半を越えても収束の目途もつかない事態になろうとは、全く想像することもできませんでした。

そんな中で手にしたのが、お酒や食に纏わる著作が多い井川直子さんが、都内の飲食店34人のシェフに、最初の緊急事態宣言が発出された2020年4月頃と半年後の2回の取材でまとめた「シェフたちのコロナ禍-道なき道をゆく三十四人の記録」。

少々長くなりますが、その中の一人を紹介すると…
これから一ヶ月で終わるか、何ヶ月も続くのかわからないですけど、僕もスタッフも、いつも来てくれたお客さんと急に会わなくなるのが寂しいんです。ちょっとだけでも顔を見せてくれたらいいかなって。僕はつながりを大事にしてきたし、それが途絶えるのが嫌。意地になって店を開けているもう一つの理由も同じで、生産者とのつながりを断ちたくないからです。僕が閉めたら、彼らの食材の行き場がなくなってしまう。生産者のおかげで僕らはレストランをやっていける。その関係を守りたいんです。・・・ 今、店を開けている限り非国民みたいな目で見られるし。でも、できる限りの対策をしたうえで営業を選んでいる店が間違っていて、休業する店は偉い、といった風潮はおかしいと思うんです。反対に、僕は休業を否定するつもりもありません。もしも補償がされて「安心して休業できる」状況になったら、僕だって店を閉めて試作や研究をしたい。
こういう時こそ、お互いに認め合うしかないですね。

「雇用調整助成金は9割…」と聞いて、給料の90%が補填されると思っていましたが、休業時雇用者に支払義務がある給与は60%で、国が補償するのはその9割=54%。それに加えて実際の振込みは3ヶ月後です。
実際に多くの店舗では賃貸借料や厨房機器のリース料・光熱水費などの固定費も必要ですから、コロナ禍が長期化した現状では上限200万(法人)の持続化給付金では賄えるはずもありません。

今日もTVを点けると自民党の総裁選のニュースが流れてきますが、総裁選に掛ける時間があればコロナ対策に振り向けて欲しい…なんて思いながら、色々な形で努力を続けるすべての人々に読んでもらいたい一冊です。
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「食いしん坊の日」のランチは…ネギトロ丼

今日9月14日は「食いしん坊の日」。日付(914)を「く(9)い(1)し(4)んぼう」(食いしん坊)と読む語呂合わせから雑誌『dancyu』が提案していたのが、今年から一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されたそうです。

そんな記念すべき日のランチは「おぐろのまぐろ」(https://www.oguronomaguro.jp/)南長崎店の数量限定「ネギトロ丼」
職場から6~7分ですが、行った時には売り切れでしたが「3~4分お待ちになれますか?」と聞いてお願いしたのがこの「ネギトロ丼」

写真では分かり難いですが、真ん中など結構な厚みでネギトロが載っていて結構持ち重りがします。
パックのワサビを添えて 美味しくいただきました
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