goo

「他者の靴を履く」

コロナ以降宴会とはトンとご無沙汰ですが、ある程度以上の年齢の方は経験をお持ちでしょうが、職場の飲み会など華やかなりし頃、畳敷きの宴会場から帰る時、おっちょこちょいの輩が混じっていると、時折り靴を間違えられて違和感を感じた記憶がある方も少なくないと思います。
今回の「他者の靴を履く」は、そんな下世話な話しではなく「エンパシー」についてのお話し。

一昨年出版された「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」では、当時イギリスの公立中学校に通う著者の息子の授業で「シティズンズシップ教育」というカリキュラムの中で「エンパシーとは何か」という問いに、中学生の息子が「自分で誰かの靴を履いてみること」と答えた(授業でそんな例があったのかもしれない…と書かれてはいますが)中で、日本語ではあまり馴染みのない「エンパシー」について、コロナ禍でロックダウンが行なわれたイギリスで著者の住む労働者クラス(階級)の街の出来事などを紹介しながら切り下げて行く手法はなかなか読みごたえがありました。

ブレイディさんの云う「アナ―キック・エンパシー」にはちょっと違和感を感じる部分もありますが、日本でも新自由主義的価値観が蔓延し、特にコロナ禍以降、社会諸階層の分断が進む中で『その人になったつもりで、想像力を働かせてみること』の大事さ、もう一度振り返りたいと思います。

「他者の靴を履く アナ―キック・エンパシーのすすめ」 ブレイディみかこ 文藝春秋 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ローストポークのサンドイッチをFerrarelleで

東京は秋雨前線の停滞のせいか、はっきりしない空模様。
この時期の長雨には秋雨の他、秋霖(しゅうりん)・すすき梅雨・秋湿(あきじめ)り・秋入梅(秋黴雨)(あきついり)など風情のある綺麗な別名もありますが、スッキリとした青空が待ち遠しいですね!

コロナ禍で旅行も思うに任せないので、ウォーキングを兼ねて小竹向原の「まちのパーラー」でランチ
いただいたのはローストポークのサンドイッチ。パンは湘南小麦のカンパーニュ!

本来なら軽くワインで…といきたいところですが、緊急事態宣言下でアルコール類の提供はご法度とあって、いただいたのはイタリアの天然のガス入りミネラルウォーター=Ferrarelle(フェッラレッレ)


美味しくいただきました
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

パラリンピックも閉幕

昨日で東京パラリンピックも閉幕。
友人が関わってることもあって、特にパラカヌーには注目していました。「地元でメダル…」への期待が果たせなかったのは残念ですが、前大会より一つ順位は上がって7位の健闘。パリ大会に繋いでほしいと思います。
閉会式の引継ぎセレモニーで披露された手だけのパフォーマンス。振付けは「自らの限界に挑戦するパラアスリートの強じんな肉体」を表現しているそうです。

またエッフェル塔の脚をCGで義足にする演出など、なかなか良かったです。


また、コロナ対策ではオリ・パラ合わせて関係者も含めて848名の感染者が出たようですが、毎日の唾液検査で選手村でのクラスタは1件と、徹底した検査が有効なことが証明されましたね。


このところ都内の新規感染者もピークを過ぎたように見えなくもないですが、「あまり多くならないよう、検査数を操作している」なんて話も聞こえます。
国や東京都もオリ・パラの選手村でやったように、検査を徹底すれば多少でも感染拡大に歯止めがかかるのではないでしょうか?
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )