平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

コード・ブルー 第7話 過程の自分を誇りに思う

2010年02月23日 | 職業ドラマ
★緋山(戸田恵梨香)の失敗。
 現実では結果がすべて。
 どんなにそこに至る過程で一生懸命、誠心誠意やっていても、結果が伴わなければ認められない。
 あるいは、たったひとつの失敗で、今まで努力し苦労して積み上げてきたものが失われてしまう。
 現実とはシビアーですね。ゲームのようにリセットは効かない。

 今回、冴島(比嘉愛未)もミス。
 しかし藍沢(山下智久)たち、まわりのフォローで大事には至らなかった。
 大事に至るか、至らないかは紙一重なんですね。
 運やまわりの手助けがあるかどうかにも拠る。
 これも現実。

★こんな現実を前にすると、結構足がすくむ。
 一瞬の判断ミス、注意不足が致命傷になるかもしれない。
 しかし人間は間違え、失敗するもの。
 では、こんな現実にどう対処するか?

 ひとつは<過程の自分>を誇りに思うこと。
 結果は伴わなくても、<がんばった自分><努力した自分>をほめてあげる。
 結果は他人が評価するものだが、少なくとも過程は自分で評価できる。
 勝海舟も言ってる。「行いは自分、評価は他人」
 出来れば、目的地に向かって汗を流しながら歩いていく過程を楽しめるともっといい。

 そして対処方法としてもうひとつ。
 <歩みを止めないこと><再びがんばること>
 この作品の主題歌「HANABI」でも言ってる。「もう一回、もう一回」
 緋山には「もう一回」と言って、再びがんばってほしい。
 今まで闘ってきた自分を誇りに思ってほしい。

※追記
 もうひとつ緋山。
 彼女はおばあさんに「点滴の針を刺すのが上手だね」と言われたことを自分の<歓びの体験>として心に刻みつけているという。
 緋山はこの<歓びの体験>を思い出すたびに、パワーをもらえる。自分を肯定できる。
 これは困難な現実を生きる上で大事な智恵ですね。
 自分に力を与えてくれる原体験。
 自分にとって、それは何なんだろう?と考えてみたい。


コメント
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