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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

南北首脳会談~安倍外交の敗北。トランプに朝鮮戦争終結という〝名誉〟をプレゼントした文在寅の勝ち

2018年04月28日 | 事件・出来事
 南北首脳会談。
 韓国の文在寅も見事だな。

 アメリカの不興を買いながらも、対話路線・融和路線を推し進め、今回の首脳会談。
 まだ抽象的ではあるけれど、平和への希望がうまれた。

 アメリカに対しても
<核の具体的な廃棄については米朝首脳会談で詰めて下さい>
<朝鮮戦争の終結についても、米韓朝、もしくは米韓中朝で詰めていきましょう>
 という形にして手柄を譲った。
 トランプが喜びそうな配慮だ。
 アメリカをなだめつつ、自分の思いを実現する。
 見事な外交だと思うよ。

 一方、われらの国の総理大臣は……。

 ただひたすらアメリカ追随。
 それどころか、アメリカを焚きつけて戦争までさせようという意図すら垣間見える。
 アメリカはアメリカで、東アジアで緊張が高まれば武器を言い値で買ってくれるから「シンゾー、お前の言うとおりだ」と言う。

 でも、トランプにしてみれば、安倍晋三と文在寅のどちらが役に立つ存在なんだろう?
 安倍は武器を買ってカネをもたらしてくれる。
 文在寅は〝朝鮮戦争を終結させた大統領〟という名誉を与えてくれる。
 場合によってはノーベル平和賞を取れるかもしれない。
 トランプは<カネ>より<名誉>を選ぶと思うけどな。

 逆に「圧力」と「拉致」しか言わない安倍はウザい。
 圧力の大切さはアメリカだって十分にわかっているだろうし、僕がトランプなら、
「もっと建設的な提案をしろよ」
「日本に北朝鮮との外交ルートはないのか?」
「有益な情報はないのか?」
「拉致問題はお前の国の問題だろう? 自分の力で解決しろよ」
 と言いたくなる。

 実際、昨日のトランプのツィートは、南北首脳会談の成果を祝福し、
<私の良き友人・習近平主席の多大な尽力を忘れないでほしい>
<彼がいなければ、もっと長く厳しい道のりだっただろう>
 と習近平を賞賛。
 そのツィートに<安倍晋三>の名前はない。

 これは安倍外交の敗北だな。

 拉致問題もアメリカ、韓国頼み。
 拉致被害者の家族の方は、昨日の板門店宣言に拉致のことがなかったのを怒っていたけど、普通に考えれば、南北融和と朝鮮半島の非核化を目的にしたこの会談で入らないのは当たり前。
 怒るべきは、この5年間何もしてこなかった安倍晋三に対してだろう。

 
 ※平昌オリンピックでも、われらが首相は〝蚊帳の外〟だった。

 安倍がいなければ、物事はスムーズに進む?

コメント (2)
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