平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

安倍晋三が企む放送法改悪~かくしてテレビは大本営発表、「安倍首相がんばれ!」「安倍首相万歳!」番組ばかりに?

2018年04月07日 | 事件・出来事
 安倍晋三という男はとことん批判が嫌いなようだ。

 そこで企んでいるのが、放送法の改悪。
 つまり放送法4条に定める以下の事項の撤廃だ。
(1)公序良俗を害しない。
(2)政治的公平さを失わない。
(3)事実をまげない。
(4)意見が対立する問題は多角的に論点を明確にする。

 安倍、すげえな。
 よくもまあ、こんなことを思いつくな。
 要するに、自分を批判しないヨイショする番組だけをテレビで流したいだけだろう。

 彼が嫌いなのは、『報道ステーション』『報道特集』『サンデーモーニング』などの批判的な番組。
 一方、大好きなのが右翼が集まる『そこまで言って委員会』←近々また出演するらしい。

 一応、改悪をおこなう理由としては、
「インターネットテレビは放送法の規制はかからないが、見ている人には地上波などと全く同じだ。日本の法体系が追いついていない状況で、電波での大きな改革が必要だ」
 ということらしいんだけど、全然、理屈になっていない。
 インターネットと地上波が同じである必要はどこにある?

 つーか、そもそもメディアって権力をチェックし批判するものだろう。
 批判がなければ権力はやりたい放題。
 文書改ざんもOKなら、お友達優遇もOK。
 いくらでもゴマかせる。

 番組作りに関しては、領主書の要らない官房機密費を使えば電波を買えて「安倍首相万歳!」番組を好きなように作れる。
 企業にもさまざまな利権や優遇措置を与えて、提供させるかもね。
 かくしてテレビは北朝鮮や中国のような大本営発表番組ばかり。

 安倍って、ほんと頭おかしい。
 報道が間違っているのなら、番組に出て、堂々と反論したり説明すればいいじゃないか?
 なのに彼が出るのは『そこまで言って委員会』。
 ……………

 この件については、安倍晋三のお友達からも批判が出ているらしい。

 見城徹 幻冬舎社長
「僕の想像ですが、安倍さんは報道ステーションやサンデーモーニングが気に食わないのでしょう。しかし、それとこれとは話が別だと思います」

 渡邉恒雄 読売新聞主筆
「首相がその気なら全面対決だ」

 自民党からも、

 野田聖子 総務相
「仮に4条が撤廃されれば、公序良俗を害するような番組や、事実に基づかない報道が増加する」

 岸田文雄 自民党・政調会長
「放送法の役割、この政治的な公平性とか、公序良俗の維持とか、さまざまな役割があるといわれています。慎重に議論すべきものではないか」

 石破茂 自民党・元幹事長
「報道のあり方は、健全な民主主義にとって極めて大事なことだと思っていて、放送法4条の改正は慎重であるべきだ。正しい民主主義のあり方とは何なのかを議論していきたい」

 繰り返すけど、ほんと安倍晋三って頭がおかしい。
 もはや物事を客観的に見られず、権力の亡者になっているのだろう。
 あとは、
「ボクちゃんのやることは全部正しい。批判をするヤツは大嫌い」
 という幼児性。

 批判を真っ正面から受け入れる度量を見せてほしいんだけど、無理だろうな。
 一刻も早く辞めていただこう。


※参照記事
 テレビ制圧! 放送法改正を本気で目指す安倍政権の暴言を総ざらいする (文春オンライン)

コメント (4)
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