銀河英雄伝説 第2話「アスターテ会戦」
今回は同盟視点でした。
ヤン・ウェンリーのCVは鈴村健一さん。
若い感じのヤンになりましたね。
逆にヤンの温かみがなくなったかな?
前アニメシリーズでヤンを務めたのは故・富山敬さん。
富山さんの声は〝温かみ〟や〝やさしさ〟がありましたからね。
オールドファンとしては、どうしてもヤン=富山敬になってしまう。
とはいえ、鈴村さんのヤンが回を重ねていくうちに、どう変わっていくか楽しみ。
………………
物語では「アスターテ会戦」の名セリフを聞けました。
★まずはヤン。
艦隊が指示どおり動かず作戦が失敗したらどうするか? と副官ラオに問われてこう語る。
「頭をかいて謝るさ」
カ、カッケー!
ヤンの洒脱な感じがよく現れている。
ヤンは常にやわらかいんですよね。
臨機応変、しっかりした戦術眼を持ちながら、物事はなるようにしかならないとも思っている。
このゆったりとした腹の据わり方。
私事ですが、仕事でまずい状況になった時、僕はヤンのこのせりふを思い出し、自分に言い聞かせていました。
「頭をかいて謝るさ」
★ラインハルトはこれ。
中央突破作戦をヤンに逆手に取られ、両軍が互いに追いかけまわす陣形になった時のひと言。
「何たる無様な陣形だ!」
ラインハルトには美学があるんですね。
戦術も生活も、あらゆるものが整然として美しくなくてはならない。
一方、ヤンは、被害少なく勝てばいいので〝無様な陣形〟など気にしない。
逆にこの無様な陣形を楽しんでいる感じすらある。
凡庸な作品なら、ここでのラインハルトのせりふは「敵にもなかなかの戦術家がいるようだな」みたいになったりするんですけど、今作では「何たる無様な陣形だ!」
ラインハルトが〝美しさ〟で生きていることがよくわかります。
★3つめはキルヒアイス。
同盟軍の艦隊の2/3を壊滅させたが、ヤンが率いる1/3の艦隊にしてやられたことを悔しがるラインハルトに
「これ以上お望みになるのはいささか欲深いというものです」
ラインハルトは〝帝国乗っ取り〟というとんでもない野望を抱えているので、完全勝利できなかったことに満足できないんですね。
それを冷静にたしなめるキルヒアイス。
アクセルを踏みすぎるラインハルトの良いブレーキ役になっています。
副官キルヒアイスがいるから、ラインハルトは暴走せずにいられる。
………………
というわけで、今回のアスターテ会戦。
ラインハルトとヤンが初めて遭遇し、ライバルと認め合ったエピソードでした。
そう言えば、ラストでこんなやりとりもありましたね。
ラインハルトが伝聞で、
『貴官の勇戦に敬意を表す。再戦の日まで壮健ならん』
とヤンにメッセージを出したことに対して、ヤンは、
「勇戦と評してくれたか。恐縮するね」
と言って伝聞に返事をしない。
これまた、ふたりの性格の違いを表したやりとりですね。
※銀河英雄伝説PV第2弾はこちら
銀河英雄伝説PV第2弾(YouTube)
今回は同盟視点でした。
ヤン・ウェンリーのCVは鈴村健一さん。
若い感じのヤンになりましたね。
逆にヤンの温かみがなくなったかな?
前アニメシリーズでヤンを務めたのは故・富山敬さん。
富山さんの声は〝温かみ〟や〝やさしさ〟がありましたからね。
オールドファンとしては、どうしてもヤン=富山敬になってしまう。
とはいえ、鈴村さんのヤンが回を重ねていくうちに、どう変わっていくか楽しみ。
………………
物語では「アスターテ会戦」の名セリフを聞けました。
★まずはヤン。
艦隊が指示どおり動かず作戦が失敗したらどうするか? と副官ラオに問われてこう語る。
「頭をかいて謝るさ」
カ、カッケー!
ヤンの洒脱な感じがよく現れている。
ヤンは常にやわらかいんですよね。
臨機応変、しっかりした戦術眼を持ちながら、物事はなるようにしかならないとも思っている。
このゆったりとした腹の据わり方。
私事ですが、仕事でまずい状況になった時、僕はヤンのこのせりふを思い出し、自分に言い聞かせていました。
「頭をかいて謝るさ」
★ラインハルトはこれ。
中央突破作戦をヤンに逆手に取られ、両軍が互いに追いかけまわす陣形になった時のひと言。
「何たる無様な陣形だ!」
ラインハルトには美学があるんですね。
戦術も生活も、あらゆるものが整然として美しくなくてはならない。
一方、ヤンは、被害少なく勝てばいいので〝無様な陣形〟など気にしない。
逆にこの無様な陣形を楽しんでいる感じすらある。
凡庸な作品なら、ここでのラインハルトのせりふは「敵にもなかなかの戦術家がいるようだな」みたいになったりするんですけど、今作では「何たる無様な陣形だ!」
ラインハルトが〝美しさ〟で生きていることがよくわかります。
★3つめはキルヒアイス。
同盟軍の艦隊の2/3を壊滅させたが、ヤンが率いる1/3の艦隊にしてやられたことを悔しがるラインハルトに
「これ以上お望みになるのはいささか欲深いというものです」
ラインハルトは〝帝国乗っ取り〟というとんでもない野望を抱えているので、完全勝利できなかったことに満足できないんですね。
それを冷静にたしなめるキルヒアイス。
アクセルを踏みすぎるラインハルトの良いブレーキ役になっています。
副官キルヒアイスがいるから、ラインハルトは暴走せずにいられる。
………………
というわけで、今回のアスターテ会戦。
ラインハルトとヤンが初めて遭遇し、ライバルと認め合ったエピソードでした。
そう言えば、ラストでこんなやりとりもありましたね。
ラインハルトが伝聞で、
『貴官の勇戦に敬意を表す。再戦の日まで壮健ならん』
とヤンにメッセージを出したことに対して、ヤンは、
「勇戦と評してくれたか。恐縮するね」
と言って伝聞に返事をしない。
これまた、ふたりの性格の違いを表したやりとりですね。
※銀河英雄伝説PV第2弾はこちら
銀河英雄伝説PV第2弾(YouTube)