『進撃の巨人 ファイナルシーズン前編』
名セリフ、名シーンがいっぱいだった。
「ごめん、ごめん、ごめんなさい!」
「遠くに行ったエレンを連れ戻す!」
「エレンとの対話をあきらめない!」
「エレンに何も示せなかった私の無力のせいだ」
「ようやく来たって感じだ、私の番が! 今、最高にカッコつけたい気分なんだ! 私を行かせてくれ」
「心臓を捧げよ」
「ジークは俺が仕留める。力を貸してくれ」
「エレンは俺たちに停めてほしいと思ってるんじゃないのか?」
「憎悪があの巨人を生んだ。われわれが与えた憎悪をあの巨人は返しに来た」
「エレン、あなたの罪を私も背負うから!」
最後はミカサ(石川由依)のせりふだが、こんな言葉を聞いたら号泣してしまうだろう……!
……………………………………………………
大殺戮「地鳴らし」。
その罪を背負っていくエレン(梶裕貴)。
壁の外の世界はアルミン(井上麻里奈)と夢見たような楽園ではなく地獄だった。
それゆえの憎悪。
停められない運命。
自由への渇望(現在のエレンが自由かどうかは疑問だが)。
憎悪で共感した始祖ユミル(藤田咲)の思い。
それらがエレンを進撃に駆り立てている。
罪の意識と孤独でエレンの心と体は壊れそうになっている。
大地を踏みしめて進撃するたびにエレンの心と体は壊れていく。
罪を背負っているのはエレンだけではない。
アルミン、ライナー(細谷数正)、コニー(下野紘)、ハンジ(朴璐美)など、
全員が何らかの罪を背負っている。
それゆえ彼らはエレンを理解しているのだが、どんなに呼びかけてもエレンは彼らを拒絶する。
ここで彼らを受け入れて許されてしまったら、自分の罪は清算されないからだ。
エレンは殺されたがっている。
殺されることでのみ自分の罪は清算されると考えている。
何という孤独だろう。
僕はすでに原作を読んでいて、ラストがどうなるか知っているが、
あのシーンを見たら、たぶん号泣する。
あんなに愛にあふれた瞬間はないからだ。
あの瞬間、エレンは愛に包まれた。
だが、これを見られるのは今年の秋らしい。
当初、このファイナルシーズンが前・後編で1時間ずつと聞いた時、
なんだ、30分の13本シリーズじゃないんだ、とがっかりしたが、前・後編で正解だった。
13本のシリーズでは、こんなに凝縮したドラマにならなかった。
さあて、今年の秋、号泣するぞ!
名セリフ、名シーンがいっぱいだった。
「ごめん、ごめん、ごめんなさい!」
「遠くに行ったエレンを連れ戻す!」
「エレンとの対話をあきらめない!」
「エレンに何も示せなかった私の無力のせいだ」
「ようやく来たって感じだ、私の番が! 今、最高にカッコつけたい気分なんだ! 私を行かせてくれ」
「心臓を捧げよ」
「ジークは俺が仕留める。力を貸してくれ」
「エレンは俺たちに停めてほしいと思ってるんじゃないのか?」
「憎悪があの巨人を生んだ。われわれが与えた憎悪をあの巨人は返しに来た」
「エレン、あなたの罪を私も背負うから!」
最後はミカサ(石川由依)のせりふだが、こんな言葉を聞いたら号泣してしまうだろう……!
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大殺戮「地鳴らし」。
その罪を背負っていくエレン(梶裕貴)。
壁の外の世界はアルミン(井上麻里奈)と夢見たような楽園ではなく地獄だった。
それゆえの憎悪。
停められない運命。
自由への渇望(現在のエレンが自由かどうかは疑問だが)。
憎悪で共感した始祖ユミル(藤田咲)の思い。
それらがエレンを進撃に駆り立てている。
罪の意識と孤独でエレンの心と体は壊れそうになっている。
大地を踏みしめて進撃するたびにエレンの心と体は壊れていく。
罪を背負っているのはエレンだけではない。
アルミン、ライナー(細谷数正)、コニー(下野紘)、ハンジ(朴璐美)など、
全員が何らかの罪を背負っている。
それゆえ彼らはエレンを理解しているのだが、どんなに呼びかけてもエレンは彼らを拒絶する。
ここで彼らを受け入れて許されてしまったら、自分の罪は清算されないからだ。
エレンは殺されたがっている。
殺されることでのみ自分の罪は清算されると考えている。
何という孤独だろう。
僕はすでに原作を読んでいて、ラストがどうなるか知っているが、
あのシーンを見たら、たぶん号泣する。
あんなに愛にあふれた瞬間はないからだ。
あの瞬間、エレンは愛に包まれた。
だが、これを見られるのは今年の秋らしい。
当初、このファイナルシーズンが前・後編で1時間ずつと聞いた時、
なんだ、30分の13本シリーズじゃないんだ、とがっかりしたが、前・後編で正解だった。
13本のシリーズでは、こんなに凝縮したドラマにならなかった。
さあて、今年の秋、号泣するぞ!
特に、敵味方に分かれていたマーレ(「戦士」および「戦士候補生」のエルディア人も含めて)側とパラディ側の人々が心通わせてゆくところが私好みでした。
今回に至る直前のキース教官とマガト元帥との協働はそのことを象徴していましたが、彼らが名乗り合うのは最後の瞬間だった、というところも劇的でした。
>全員が何らかの罪を背負っている。
エレンが「ラスボス」となることによって、敵対し合い、「罪を重ねて」きた人々が一つになっていきました。
リアルタイム展開の時には、私はガビとカリナ(ライナー母)が大嫌いでした。
それは、洗脳する側から見て模範的なほどに洗脳されきっていていたからです。
しかし、今(今回の放送時)までにはガビは魅力的な子になっており、また、カリナも変わっていました。
>「憎悪があの巨人を生んだ。われわれが与えた憎悪をあの巨人は返しに来た」
この司令官の言葉も良かったですね。
この人もマガトと同じ心なのでしょう。
「後編」になってからですが、エレン(=進撃の巨人)との戦いに際しては、マーレ側とパラディ側とで最も敵対し合っていたキャラ同士がチームを組んで共闘する場面も出てくると思いますので、期待しています。
ところで、「コミック」では「連載」のラストに加筆していましたが、アニメではどこまで描くのでしょうね。
いつもありがとうございます。
前シリーズのキース教官とマガト元帥が名乗り合うシーンよかったですよね。
焚き火を囲んで両者が語り合うシーンも思い出しました。
今回はカリナの母の回想シーンよかったですね。
アニの父親の悔恨も描かれていて、ふたりの子供はパラディ島で生きていると慰め合う。
ここでライナーが来て、アニも来るのですから実に劇的です。
ライナーとアニで言えば、
ライナーが、自分が作戦継続を主張しなければアニとベルトルトは故郷に帰れたと言って謝り、アニが「何度殺してやろうかと思った」とつぶやき、その後、ふたりは抱き合いました。
本当にすごい描写です。
ライナーが鎧の巨人になって、ピークさんが車力になって、ジャンたちが立体機動装置で戦って、これを双眼鏡で見ていた塔の司令官が叫ぶシーンもエキサイティングでした!
などと話し出せば止まりませんが、ラストはどう描かれるんでしょうね。
原作に忠実に作られていますから、やはり描かれるのでしょうか。