平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

映像で見る夏ドラマ~『花ざかりの君たちへ』他

2011年08月10日 | 研究レポート
 ドラマを映像で楽しむという方法もある。

 僕が好きなのは『ドン★キホーテ』で城田と鯖島が多摩川の土手を歩くシーン。
 風力発電のプロペラが回っている。
 おそらくCGの合成だと思うが、いいアイデアですね、風力発電を<風車>に見立てている。
 ドンキホーテと言えば、風車に挑んだ中世の騎士だが、これで城田たちが現代の『ドン★キホーテ』であることがわかる。
 おそらくメールが何であるかも知らない城田は、回っている風力発電も何であるかわかっていないだろう。
 もしかしたらドンキホーテの様に<怪物>と思っているのかもしれない。

 『それでも、生きていく』の森林と川、湖もいい。
 深い緑と豊かな水。
 デジタル映像であるため、実に美しい。
 洋貴や双葉たちの<心の嵐>とも対照的だ。
 彼らが周囲の風景を美しいと感じる日は来るのだろうか?

 最後は『花ざかりの君たちへ』
 寮の至る所に貼られた看板やポスターが、赤、青、黄色、様々な色で画面に彩りを与えている。
 学園祭の時なんかは色が入り乱れて本当にきれいだった。
 この画面に溢れる様々な色は、すなわち青春まっただ中にいる芦屋瑞稀たちの<心の風景>なんでしょうね。
 世界が様々な色で満ちている。決して単色や灰色でない。
 ともかく楽しくてしょうがない。ディズニーランドのような感じ。
 そんな画面効果を狙っている。

 この様に、舞台となる<映像作り>もドラマづくりの重要な要素。
 上にあげた三作品の様に、映像と主人公たちの心象が上手くリンクしていると嬉しくなる。
 デジタル・ハイビジョンの時代でもありますしね、これからは映像作りも手が抜けない。



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2 コメント

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もちろんストーリーも (コウジ)
2011-08-12 09:30:55
tackyさん

コメントありがとうございます。
「ドン★キホーテ」のファンサイトを作っておられるんですね。すごいです。

今回は映像のことを書きましたが、ストーリーも好きです。面白い。
松田さんの城田が、何をしでかすかワクワクしていますし、彼が吐く正論にもスッキリします。
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Unknown (Tacky)
2011-08-11 11:43:22
管理人様

初めまして。
そんな風に「ドン★キホーテ」見ていらっしゃるなんて。感激です。
そうですね、たしかに合成なんですけど、
土手の緑など綺麗ですよね。

そんな、ドラマの見方もあるのかあ、と勉強になりました。
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