風雲急を告げる桶狭間!
帰蝶(川口春奈)は信長(染谷将太)に、松平元康(風間俊介)を寝返らせることを説く。
これを受けて信長は──
「その知恵をつけたのは誰だ? 察しはついておるがな」
おおっ、光秀(長谷川博己)は桶狭間にこんなふうに関わっていたのか!
確かに大高城は尾張攻めの拠点。
ここを抑えれば織田方は優勢に立てるし、今川は混乱する。
この光秀の暗躍。
まあ、フィクションとしてはありでしょう。
調略は兵を損なわずにいくさに勝つ方法でもあるし。
いくさ嫌いの光秀はこれからもこういう方法で戦っていくのかな?
東庵先生(堺正章)もなかなか策士。
「元康は信ずるに足るか?」と今川義元(片岡愛之助)に問われて、
「裏表のない若者だ」と評した。
東庵先生、腹の中では何を考えているのか、わからない。
帰蝶はこんなことを言っていた。
「2万5000対3000、せめて負けぬ手立てを講じなければ」
『負けぬ手立て』
道三(本木雅弘)の時も、越前へ逃げることを画策したし、彼女の発想はこれなんだろうな。
負けぬ手立てを講じて生き残れば再起の道はある。
戦いにおいて、ゼロか100かを考える指導者は愚かですよね。
たとえ負けても、4勝6敗くらいに持っていくのが指導者の知恵。
1億玉砕、国を焼け野原にしてはダメだ。
…………
さて、今回は松平元康にスポットライトが当てられた。
今川の先鋒、つまり使い捨ての便利屋として、いくさに向かう元康は駒(門脇麦)にこんなことを語る。
「何もかも致し方ないのだ。
されどな、時々投げ出しとうなる。このまま寄り道を続けて、あれもこれも」
・何もかも致し方ないのだ
→あの年齢なのにこの諦めの境地
・されどな、時々投げ出しとうなる。
→「人の一生は重き荷を背負いて遠き道を行くがごとし」の逆ですね。
若き日の家康はこんなことを考えていた。
しかし背負う覚悟を決めた。
・このまま寄り道を続けて、あれもこれも
→これ、駒への気持ちかな?
三河衆のリーダーという立場を捨てて駒と普通に暮らしたいと思っている?
あとは母親。
『元康殿に会いたい。他は何も望まぬ』
母親・於大の方は手紙にこう書いた。
元康は母親に愛されているんですね。
ここが信長と大きく違う所。
信長はこれから狂っていくんだろうけど、信長と家康の違いは『母親の愛』の有無。
人が生きていく上で、どれだけ愛されたかは重要な要素。
愛情の貯金をいっぱいしておきたいですね。
帰蝶(川口春奈)は信長(染谷将太)に、松平元康(風間俊介)を寝返らせることを説く。
これを受けて信長は──
「その知恵をつけたのは誰だ? 察しはついておるがな」
おおっ、光秀(長谷川博己)は桶狭間にこんなふうに関わっていたのか!
確かに大高城は尾張攻めの拠点。
ここを抑えれば織田方は優勢に立てるし、今川は混乱する。
この光秀の暗躍。
まあ、フィクションとしてはありでしょう。
調略は兵を損なわずにいくさに勝つ方法でもあるし。
いくさ嫌いの光秀はこれからもこういう方法で戦っていくのかな?
東庵先生(堺正章)もなかなか策士。
「元康は信ずるに足るか?」と今川義元(片岡愛之助)に問われて、
「裏表のない若者だ」と評した。
東庵先生、腹の中では何を考えているのか、わからない。
帰蝶はこんなことを言っていた。
「2万5000対3000、せめて負けぬ手立てを講じなければ」
『負けぬ手立て』
道三(本木雅弘)の時も、越前へ逃げることを画策したし、彼女の発想はこれなんだろうな。
負けぬ手立てを講じて生き残れば再起の道はある。
戦いにおいて、ゼロか100かを考える指導者は愚かですよね。
たとえ負けても、4勝6敗くらいに持っていくのが指導者の知恵。
1億玉砕、国を焼け野原にしてはダメだ。
…………
さて、今回は松平元康にスポットライトが当てられた。
今川の先鋒、つまり使い捨ての便利屋として、いくさに向かう元康は駒(門脇麦)にこんなことを語る。
「何もかも致し方ないのだ。
されどな、時々投げ出しとうなる。このまま寄り道を続けて、あれもこれも」
・何もかも致し方ないのだ
→あの年齢なのにこの諦めの境地
・されどな、時々投げ出しとうなる。
→「人の一生は重き荷を背負いて遠き道を行くがごとし」の逆ですね。
若き日の家康はこんなことを考えていた。
しかし背負う覚悟を決めた。
・このまま寄り道を続けて、あれもこれも
→これ、駒への気持ちかな?
三河衆のリーダーという立場を捨てて駒と普通に暮らしたいと思っている?
あとは母親。
『元康殿に会いたい。他は何も望まぬ』
母親・於大の方は手紙にこう書いた。
元康は母親に愛されているんですね。
ここが信長と大きく違う所。
信長はこれから狂っていくんだろうけど、信長と家康の違いは『母親の愛』の有無。
人が生きていく上で、どれだけ愛されたかは重要な要素。
愛情の貯金をいっぱいしておきたいですね。
いよいよ 桶狭間ですね。
作り話ですから
いろいろと諦めてはいましたが
築山(瀬名)殿が居ない!!!
これには 驚きました。
今後 出て来そうもないですよね。
米粒すら無い困窮した生活苦から
越前から駿河へ馬を駆っての路銀2人分の捻出が
気になって仕方がありませんでした。
帰蝶は織田家を陰で操る参謀ですね。
これは 好き嫌いが分かれるところ。
信長が実母から愛されなかったのは
おそらく 真実に近い気がします。
「我が子なら平等に愛せる」 なんて
母親を美化し過ぎた神話だと 私は思っています。
土田御前は極端ですが これに近い母親は多いでしょう
いつもありがとうございます。
そう言えば、築山殿は今川時代でしたね。
これも前回のコメントの続きになりますが、
『知識を持ちすぎること』の弊害ですよね。
知識を持つと、ドラマを素直に愉しめなくなってしまいます。
フィクションの要諦は何を省略して、何を膨らませるか。
ここで築山殿を出すと、ドラマとして成立しないと作家は考えたんでしょうね。
「我が子なら平等に愛せる」
これ、信長の願望でしょうね。
そうあってほしいという願い。
こう考えると、せつないせりふですよね。
私は「歴女」でも何でもありませんから知識を持ち過ぎてはいません。
普通に考えて 徳川家康と築山殿はセットです。
今川と元康を語るに不可欠な人物です。
後の朝日姫(秀吉の妹)を押しつけられるまで
築山殿は唯一の正室ですから。
作者の構想の中では 『駒 > 築山殿』のようですから
「致し方ない」ですね。
私たち視聴者は 出来上がってオンエアされたものを
見るしかないのでしょう。
横道ですが
朝ドラの木枯さんが好きです。
役者では無く「キャラ落ち」です。
売れても驕らず 人柄が素敵ですね。
つまり、光秀は「桶狭間」の「陰の陰の」立役者。
いわゆる「主役特権」ですが、このくらい堂々と押し出してくるといっそ清々しく思います。
今回のみならず、今後の展開全体を通じて、結局家康(現時点で「元康」を名乗っていますが、この名で通します)がキーマンとなってくるような気がします。
今回、「家康腹心の忍び」としての菊丸の立ち位置が完全に確定。
駒も家康に近いところにいます。
ことによると駒は家康の側室の一人となるのかもしれません。
オリジナルキャラですが、家康にも側室はたくさんいたので、一人くらい無名(架空)の存在を紛れ込ませることは容易でしょう。
そして何より家康は「三傑」のうちでの最終勝者であり、「麒麟を連れてきた」人物と言えないことはありません。
ただ、それだと過去いくつもの大河が「太閤記外伝」になってしまったように、今回は「家康外伝」になってしまうことが懸念されます。
仮に、光秀は家康の陰にいて、家康を通じて「麒麟を連れてくる」という構想だとするならば、「陰の立役者」としての光秀の「暗躍」をもっともっと押し出さなければならないでしょう。
「光秀=天海僧正」とは言わぬまでも、かなりそれに近い線の話となるのかもしれません。
了解しました!
本作では築山殿はどう扱われるんでしょうね。
おっしゃるとおり正妻ですし、信康のエピソードも信長との関係で不可欠ですし、存在しなかったことにするわけにはいきませんよね。
木枯さん、いいキャラですよね。
古賀政男さんがモデルらしいですが、古賀さんはああいう人物だったんですね。
いつもありがとうございます。
おそらく、家康は「麒麟を連れて来る人物」として描かれるんでしょうね。
だとすると、秀吉の位置づけはどのようなものになるのか。
あとは、おっしゃるとおり、主人公不在の本能寺後の出来事をどう描くのか?
やはり「天海」ですかね?(笑)
だとすると、画期的!
自由に動かせる人物の駒と菊丸の動きも気になる所。
特に駒ちゃんは、光秀の越前逃亡を助けたり、薬草を送ったり(→これが明智家の家計の助けになる)と大活躍!
今回はメイクで少し大人っぽくなりましたし、好かれている秀吉、家康を相手にどう活躍するのか?
作家の池端さん、なかなか面白い人物を創造しましたね。