平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

野中弘務 出るトコ出ましょ!

2007年09月23日 | キャラクター
 キャラクター・ドラマ。

★野中弘務(谷原章介)がいい。
 有能な弁護士なのに女子高生マニア。
 女子高生ビデオをコマ送り見る。
 制服を見ただけでどこの制服か言い当てることができる。
 制服と引き換えに依頼を受ける。後藤田正美(小池栄子)のセクシー攻撃よりも有効。
 女子高生フィギュアに20万円!?
 こんなに女子高生が好きなのは「少女から女に変わる一番美しい時期」だから。

 しかしこれだけだとキャラとして弱い。
 彼は拝金主義者。
 弱き者、正義のための仕事よりはお金になる仕事を受ける。
 そうなった理由は父親にある。
 父親が弱き者、正義のために闘った結果、母親が十分な治療も受けずに癌で死んでしまった。
 その悔恨が野中にはある。

 このことで野中のキャラが深くなった。
 野中は正義を否定しているが、心の奥底では否定しきれないでいる。
 愛情もある。
 借金の保証人になってしまったために店を失ってしまった食堂の親子。
 彼らのために野中はワゴン車を用意した。

 表に出ている顔の理由。
 表に出ている顔とは別の裏の顔。
 これらを描き切るとキャラが深くなる。

★亀井静はノーマルなリアクションをするキャラだが、水中微生物には造型が深く「大都会」(←下手)がカラオケ十八番らしい。
 ノーマルなキャラでもちょっとした味付けをすることで魅力的になるいい例だ。
 コーヒーメーカーに大量のコーヒー、それに砂糖入れてしまうこと。コピーとシュレッダーを間違えてしまうことは愛嬌。
 事件に首を突っ込むことで物語の推進役、野中のヘンタイにリアクションするツッコミ役の役割も担っている。
 野中を説得する武器(=闘う手段)が制服だけ、やたら「普通、普通」と言われるのも面白い。


※追記
 ドラマは困っている人を見ると放っておけない亀井静(堀北真希)が事件に首を突っ込み、野中が助けるという図式。(野中は静のにおいを嗅ぎわけられるらしい・笑)
・借金保証人の親子
・芸能事務所詐欺(契約書が違っていることで解決)
・中国結婚詐欺(紹介料、結納金、病気の母などで金を取る詐欺)
 の3つの事件を解決した。
 事件の解決の仕方は安易だが、これはキャラクタードラマ。
 これでいい。

※追記
 野中、亀井、後藤田、麻生、小泉……。
 ビミョーに下の名前の漢字が違うが、大丈夫なのだろうか?
 麻生小太郎(温水洋一)の登場はタイムリー。温水さん、おいしい。



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