平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

プリズンブレイク シーズン2 第18話

2007年09月22日 | テレビドラマ(海外)
 第18話「帳消し」WASH

★みんな幸せになるために闘っている。
 今回のサブエピソードのシーノートとスクレ。

 シーノートは娘を救うために捕まりマイケル逮捕の協力をする。
 それはマイケルの指定した掲示板へのかき込み。
 しかしマイケルは証拠の音声のことで忙しく掲示板を見ることが出来ない。
 マイケルを追いつめたこともあり、ビル・キムは役に立たないシーノートを殺すことをマホーンに指示する。
 「自分の指示に従わなければ、妻は再び拘束され娘は治療が受けられない」と脅迫してシーノートに小包を送りつけるマホーン。
 小包の中に入っていたのは、首吊り用のロープ。

 スクレはメキシコの叔母の家でマリー・クルーズとベッドの中で過ごす。
 お腹の子供を気遣いながら、マリー・クルーズを抱くスクレ。
 彼女が傍にいることとお腹の子供のことで幸せいっぱい。
 しかしそんな彼にベリックが迫る。

 このふたつのエピソードで描かれているのは、「ふたりとも幸せになるために闘っている」ということだ。
 彼らの幸せとは家族。愛する人たち。
 それを自らの欲のために引き裂こうとしている権力者たち。
 せつなさと怒りをこのエピソードを通して感じさせてくれる。
 「プリズンブレイク」には、このモチーフが全編にわたり貫かれている。

★尾行のまき方
 証拠の音声テープのために前副司法長官だったグリーンに近づこうとするマイケルたち。
 グリーンに赤のネクタイと青のスーツを着せて公園に呼び出す。
 上着をゴミ箱に捨てさせ、噴水の中に入るように公衆電話で指示。
 すべて盗聴器を使えなくするためだ。
 そして通りすがりの子供を通じて携帯電話を渡して建物に誘導。
 そこでマイケルはグリーンに会うわけだが、グリーン本人であることを確かめるために、生年月日や星座、ぜんそく持ちだとわかると薬の名前を言わせる。
 そして……。

 人物に会うためにこれだけの手順を踏み、なおも本人であるかどうかを確かめる。
 作家はマイケルの緻密なキャラクターを描くと共にこういったディティルを大事にしている。
 これが「プリズンブレイク」の人気の秘密だろう。



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