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この作品は冒頭のシーンがいい。
あるカフェに入ってくるスピア警部(クリント・イーストウッド)。
街の娼婦たちが店を出て行く。
店主は「長居されてて困ってたんだよ」とスピアに。
このやりとりだけでスピアが警察官だということがわかる。
普通なら「やあ警部、いらっしゃい」とでもいうせりふで説明する所だろうが、それをしないで説明している。
そこへやって来るチンピラ。
「マイク・マーフィーは来てないか」と店主に問う。
新たな展開だ。
マーフィ(バート・レイノルズ)はギャング組織とトラブルを抱えているらしい。
そしてやって来るマーフィー。
いきなりチンピラふたりと殴り合いを始める。
マーフィは苦戦するが、スピアは黙ってコーヒーを飲んでいるだけ。
止めようとも助けようともしない。
このリアクションでスピアのキャラクターがわかる。
苦戦しているマーフィはスピアに言う。
「知らない仲じゃないんだから、見てないで助けろよ」
これでマーフィとスピアが知り合いであることがわかる。
しかし、こう言われても助けないスピア。
これでふたりの間に何か因縁があることがわかる。
多くを語らないで見る者に想像させる。
見事な人物関係描写だ。
結局、スピアはチンピラにコーヒーをこぼされて戦いに参加する。
スピアが戦ったのは穏やかなコーヒータイムを邪魔されたから。
見事なキャラクター描写だ。
こういう緊張感と密度のある1シーンを見せられると、ワクワクしてくるのだが、よかったのはこのシーンのみ。
物語は裏帳簿をめぐる街の2大ギャングの争奪戦にふたりが絡んでいく展開になるのだが、冗長。
この作品の製作は1985年。
今のテンポに比べると遅く映像の迫力も違う。
※追記
「フェーム」のアイリーン・キャラが歌手役で出ていた。
この作品は冒頭のシーンがいい。
あるカフェに入ってくるスピア警部(クリント・イーストウッド)。
街の娼婦たちが店を出て行く。
店主は「長居されてて困ってたんだよ」とスピアに。
このやりとりだけでスピアが警察官だということがわかる。
普通なら「やあ警部、いらっしゃい」とでもいうせりふで説明する所だろうが、それをしないで説明している。
そこへやって来るチンピラ。
「マイク・マーフィーは来てないか」と店主に問う。
新たな展開だ。
マーフィ(バート・レイノルズ)はギャング組織とトラブルを抱えているらしい。
そしてやって来るマーフィー。
いきなりチンピラふたりと殴り合いを始める。
マーフィは苦戦するが、スピアは黙ってコーヒーを飲んでいるだけ。
止めようとも助けようともしない。
このリアクションでスピアのキャラクターがわかる。
苦戦しているマーフィはスピアに言う。
「知らない仲じゃないんだから、見てないで助けろよ」
これでマーフィとスピアが知り合いであることがわかる。
しかし、こう言われても助けないスピア。
これでふたりの間に何か因縁があることがわかる。
多くを語らないで見る者に想像させる。
見事な人物関係描写だ。
結局、スピアはチンピラにコーヒーをこぼされて戦いに参加する。
スピアが戦ったのは穏やかなコーヒータイムを邪魔されたから。
見事なキャラクター描写だ。
こういう緊張感と密度のある1シーンを見せられると、ワクワクしてくるのだが、よかったのはこのシーンのみ。
物語は裏帳簿をめぐる街の2大ギャングの争奪戦にふたりが絡んでいく展開になるのだが、冗長。
この作品の製作は1985年。
今のテンポに比べると遅く映像の迫力も違う。
※追記
「フェーム」のアイリーン・キャラが歌手役で出ていた。
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