TBS「サンデーモーニング」(12/27)の内容はなかなか示唆に富むものだった。
テーマは2010年、われわれはどんな価値観を持って生きていくべきか?
それは……
自然と向き合うこと
地球温暖化などが示すとおり、現代人の生活は人間ひとりに割り当てられた自然の分量を超えているという。
つまり人間は自然を使い過ぎているのだ。
通常、自然は再生可能なもの。
ひとつの生命が失われても新しい別の生命が生まれる。
動物が死に、その死骸が土に還り植物を育て、植物が動物のエサになる。
しかし人間が過度に使いすぎているため、その循環が断たれ、自然が再生出来なくなっているという。
そこでこう主張する。
今こそ人間は自然と向き合うべきだと。
15世紀イタリアのルネッサンスでは、人間は<神>と向き合った。
では現在は?
向き合うべきは<自然>だという。
つまり自然との共存。
自然が再生可能になるくらいに節度をもって自然を使うということ。
そのためには人間は現在の生活を改めなければならないだろう。
多少不自由でも我慢する。あるいは発想を変えて不自由なことを楽しみ、満足する。
それが出来るかどうかが問われている。
とは言っても個人レベルで実践しても大きな社会のうねりの中では流されてしまう。
個人のモラルではどうにもないことがある。
もっと社会全体で自然との共存を考える必要がある。
そこで今必要なのは新しい社会の仕組み。
新しい資本主義の形。
資本主義の基本は<競争>だ。
もっと、もっと。
もっと速く。もっと多く。
こうした価値観を見直さなくてはいけないという。
皆が<もっともっと>と思うから、自然のキャパを越えてしまう。
ではこんな状況下、今後資本主義はどうあるべきか?
そこで番組で紹介されたのが<公益資本主義>。
自然との調和を考えながら行っていく資本主義。
自然の再生がきくような企業活動をする。
自然の再生がきかないような過度な企業活動はやらない。
なるほど、うまい考えだ。
現代に生きる人間はおそらく漠然と感じているはずだ。
このまま行ったら人間は滅びる。
自然は再生不可能なくらいに壊れているし、人類を何十回も殺せる核が地球を覆っている。
あるいは強欲の空しさも人間のどうしようもない愚かさも。
こんな情況で頭がおかしくならない方がおかしい。
公益資本主義についてはまだまだ煮詰める必要があると思うが、
自然と向き合い、もっともっとをやめる。
ひとりひとりがそれを頭に入れるだけでも大きく違ってくるように思う。
テーマは2010年、われわれはどんな価値観を持って生きていくべきか?
それは……
自然と向き合うこと
地球温暖化などが示すとおり、現代人の生活は人間ひとりに割り当てられた自然の分量を超えているという。
つまり人間は自然を使い過ぎているのだ。
通常、自然は再生可能なもの。
ひとつの生命が失われても新しい別の生命が生まれる。
動物が死に、その死骸が土に還り植物を育て、植物が動物のエサになる。
しかし人間が過度に使いすぎているため、その循環が断たれ、自然が再生出来なくなっているという。
そこでこう主張する。
今こそ人間は自然と向き合うべきだと。
15世紀イタリアのルネッサンスでは、人間は<神>と向き合った。
では現在は?
向き合うべきは<自然>だという。
つまり自然との共存。
自然が再生可能になるくらいに節度をもって自然を使うということ。
そのためには人間は現在の生活を改めなければならないだろう。
多少不自由でも我慢する。あるいは発想を変えて不自由なことを楽しみ、満足する。
それが出来るかどうかが問われている。
とは言っても個人レベルで実践しても大きな社会のうねりの中では流されてしまう。
個人のモラルではどうにもないことがある。
もっと社会全体で自然との共存を考える必要がある。
そこで今必要なのは新しい社会の仕組み。
新しい資本主義の形。
資本主義の基本は<競争>だ。
もっと、もっと。
もっと速く。もっと多く。
こうした価値観を見直さなくてはいけないという。
皆が<もっともっと>と思うから、自然のキャパを越えてしまう。
ではこんな状況下、今後資本主義はどうあるべきか?
そこで番組で紹介されたのが<公益資本主義>。
自然との調和を考えながら行っていく資本主義。
自然の再生がきくような企業活動をする。
自然の再生がきかないような過度な企業活動はやらない。
なるほど、うまい考えだ。
現代に生きる人間はおそらく漠然と感じているはずだ。
このまま行ったら人間は滅びる。
自然は再生不可能なくらいに壊れているし、人類を何十回も殺せる核が地球を覆っている。
あるいは強欲の空しさも人間のどうしようもない愚かさも。
こんな情況で頭がおかしくならない方がおかしい。
公益資本主義についてはまだまだ煮詰める必要があると思うが、
自然と向き合い、もっともっとをやめる。
ひとりひとりがそれを頭に入れるだけでも大きく違ってくるように思う。
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