平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒19 「超・新生」~内村部長、これからは正義のために働くぞ~!←今までやっていなかったんかい!

2020年12月17日 | 推理・サスペンスドラマ
 金属バットで殴られた次のシーンで、頭蓋骨のレントゲン写真。
 これで今回のオチはわかりました。
 だって深刻なエピソードなら、こんなカット入れるはずがないし。
 …………………

 今作はギャグエピソードとして見ればいいと思うんだけど、敢えて社会問題として捉えれば──

・ヤクザと半グレの贋作市場の奪い合い。
 資本主義だねえ。
 ひとつの市場をめぐって争っている。
 裏家業も規制が激しくなって、どんどんシノギの市場が小さくなっている。
 時代だねえ。
 過去の遺物となりつつあるヤクザ稼業。

・内村刑事部長(片桐竜次)の臨死体験による人格変貌・覚醒。
 これからは正義のために働くぞ~!
 これは、安倍ちゃんの秘書起訴、元農水大臣の収賄疑惑とか、最近ちょっと頑張っている東京地検特捜部の隠喩か?
 東京地検が目覚めたように内村刑事部長も目覚めた?

「ヤクザはかつては必要悪だったが、現在はただの悪でしかないから排除する」っていう考え方もね……。
 必要悪うんぬん関係なく、法律にもとづいて捜査しろよ、と言いたくなるし、
 こういう社会の裏側の部分をなくしていって、社会が無菌社会になったらどうなってしまうんだろう? という思いもある。
 内村刑事部長と扶桑武蔵桜の桑田圓丈(大石吾朗)の関係のように、ヤクザならある程度、警察の管理下に置ける。
 しかし、それがなくなってしまったら、行き場をなくてしまった者は半グレとかに走るのか?
 これもまた時代だねえ。


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