平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

安倍晋三、桜を見る会前夜祭で不起訴!~法律は権力者に有利にできている

2020年12月19日 | 事件・出来事
 桜を見る会前夜祭で安倍事務所がパーティ費を補填していた件。
 安倍晋三は不起訴になるそうだ。

 おかしくないか?

 フツーに考えれば買収だろう?
 でも弁護士先生に拠れば、
「接待された側に買収されたという認識がなければ公式選挙法違反にはならない」
 んだって。
 今回は安倍の秘書が「政治資金規正法違反」で略式起訴されて終わりそう。

『ドラゴン桜』でも言っていた。
 法律は権力者に有利にできている。

 今回の件は、元気になってふたたび発言力を持ち始めた安倍を牽制するために、菅義偉が検察の行動を黙認したものだと僕は考えているんだけど、官邸と検察で手を握ったのかね?
「まあ、今回の落とし所はこんな所にしましょう」
「これで安倍さんも少しおとなしくなってくれればいい」
 みたいな感じ。

 まあ、こんなふうなら東京地検特捜部なんて要らねえ。
 この10年で何人巨悪を告発したんだよ?
 ゴーンには逃げられるし、忖度はするし、税金の無駄遣いな組織。
 少なくとも安倍事務所をガサ入れしたら、いろいろ出て来るだろう。
 それをしない時点で、特捜部は不要。
 ……………

 安倍は補填を知ってたよな。

 仮にパーティの時点で知らなかったとしても、
 国会で問題になった時、秘書は安倍に「実は補填していました」と報告しているはず。
 これが組織というものだ。
 これがリスク管理ということだ。
 でなければ、安倍は秘書ひとり管理できない無能ということになる。

 その上で、国会で「安倍事務所はパーティの出金にいっさい関与していない」と答弁した安倍はウソつき。
 僕はもう政治には何も期待していないんだけど、ほんと情けなくなる。
 政治家ならもっとこちらが驚くような悪いことをしろよ。
 あまりにも低レベルすぎる。
 病気で辞めた件もわずか3ヶ月で元気になるなんて、やっぱり仮病?

 年内中に安倍の国会招致がおこなわれるようだが、
「秘書がやったこと」
「検察の捜査でクリアになっている」
「道義的責任は感じる」
「でも辞めない」
 で終わるんだろうな。
 これでミソギは終わり。

 これを許してしまうこの国もほんと低レベルだ。


※関連記事
 安倍前首相を不起訴処分へ 本人聴取踏まえ、年内にも最終判断 東京地検特捜部(毎日新聞)


コメント (6)    この記事についてブログを書く
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6 コメント

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Unknown ()
2020-12-19 11:44:31
こんにちは。

本当に役立たずな組織ですね。
「認識がなかった」で済むんなら法律なんていりませんね。

日本は法治国家でなくなりつつある、とか民主国家ではなくなりつつある、なんて言われますが、既に法治国家でもなければ民主国家でもないですよ。
返信する
自民党政権は何時も秘書が責任を持つ (半沢)
2020-12-19 16:33:56
コウジさん 今日は。
記事の作成、お疲れ様です。

世の中理不尽に出来ていますね、本とに…

安倍氏は 仰る通り、秘書の所為にして幕引きを図りたいのでしょう。何時も通り
「責任は私にある」 でも、一切 責任を取らない…

安倍晋三の生き様
愚劣な生き方
返信する
検察の本気度 (コウジ)
2020-12-20 10:36:17
沼さん

いつもありがとうございます。

まあ、現状の証拠で法律を厳格に適用していったら、こうなってしまうんでしょうね。
という意味では法治国家。

とはいえ、検察はこの件を追及しようという姿勢がイマイチです。
たとえば、安倍事務所へのガサ入れ。
これすらやっていない。

僕は「桜の前夜祭」は入り口で、検察の本命は「河井夫妻の1億5000万の安倍事務所の関与」の件だと思っていたのですが、安倍事務所へのガサ入れがなければ、この件も藪の中に。

本当に情けない組織ですよね。
検察に矜恃はないのでしょうか?
返信する
最強の男! (コウジ)
2020-12-20 10:42:28
半沢さん

いつもありがとうございます。

ほんと、安倍氏は「責任を痛感している」というばかりで、一度も責任を取ったことがないんですよね。

それに自分のせいで何人もの官僚が犠牲になり、今回は秘書が起訴されるのに、少しも悪びれることがない。

この無恥と鈍感力は最強ですね。
こんな人間見たことがありません。
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悲しい色やね (象が転んだ)
2020-12-21 01:14:04
バルザックの時代から、法律は権力の奴隷だったんですね。これじゃ、法治国家という名の放置国家。

バルザックがソルボンヌ大法学部を出たにも関わらず法律家にならなかったのも、法ではなくペンで権力の悪徳を訴えたかったんでしょうね。
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19世紀ロマン派の作家のパワー (コウジ)
2020-12-21 09:26:24
象が転んださん

いつもありがとうございます。

放置国家←上手いですね! ざぶとん10枚!

バルザックはそういう人なんですね。
ユゴーは政治家にもなりましたし、「文学界のナポレオンになりたい」とも言っていたと、鹿島茂さんの本で読んだことがあります。
19世紀フランスのロマン派のパワーは凄まじいですよね。
だからあれだけの膨大な作品も書ける!
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