EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

阪急嵐山臨時

2009年05月07日 | 阪急臨時列車

090504hkya8304  なんで今嵐山なのか?そう疑問に思うほどこの春阪急は嵐山方面への臨時列車に力を入れている。昨秋神戸線直通の臨時が運転されたが、それに続き、この春は神戸線はもとより、宝塚線直通の嵐山臨時さらには京都線直通でも今までなかった河原町への直通運転、堺筋方面への直通運転など、これでもかというほど嵐山臨時を運転している。キャンペーンでの運転と見れば、そうなのかなと納得できなくもない。しかし、肝心の梅田直通の運転は1本もなく、ファン受けするだけとも言える直通運転の効果はいま一つ納得できない。わざわざ梅田からの旅客を蹴ってまで梅田で折り返す臨時を設定する必要があるのかどうかは大いに疑問だ。このような臨時が定着するかどうかは今のところ秋まで待たなければ結果は出てこないと思われる。少なくとも宣伝効果以外の効果があるとは思えぬ臨時列車が継続していくとも思われないのだが…。こんな臨時列車はあらしまへんと言われぬうちにやめた方が良いと思うのは私だけだろうか?090504hky8304  ただ想像の域を出ない話だが、今になって嵐山のキャンペーンを行うということは勘ぐれば近い将来完成するJR嵯峨野線の複線化が裏にあるのではないかと思う。JRは過去に大阪直通の新快速や臨時を走らせた実績があるが、単線の嵯峨野線では思うようにダイヤが設定できないため、最近では運転すらされていない。しかし、複線化が完成すればダイヤの設定が比較的容易になるので、大阪方面への臨時列車を再度設定してくる可能性は高い。臨時のみならず定期列車の運転も答申されているので、定期運転が行われるようになると阪急にも少なからず影響が出てくるものと思われる。そんな状況を踏まえての今回の嵐山臨時大増発があったのではないかと個人的には勘ぐって見ている。