元旦の2011年展望JR編に続いて私鉄編です。年末同様関西私鉄限定です。今年は今のところ詳細発表はないものの近鉄で大きな変化がありそうです。減便を中心とした改正が行われる模様ですが、阪神への直通特急が実現するのかどうかなど見所は多そうです。減便ダイヤはJRでも同じように行われており、近鉄でも昼間のダイヤパターンを大きく変えてくる路線が出てくるのではないかと思われます。大阪線や南大阪線で昨今のトレンドとも言えるダイヤサイクルを15分に変更する改正が行われるのか?あるいは減便ダイヤはドル箱の奈良線などにも及んでいくのかなどダイヤ改正内容の発表が注目されます。私的な妄想ダイヤとしては大阪線を30分サイクルとして特急とともに下位種別の運転を整理して、待避駅などを統一した方が良いように思います。具体的には名阪特急、阪伊特急をそれぞれ30分毎に運転し、急行を30分毎、五位堂から各駅に停まる区間急行を30分毎、榛原行き準急を30分毎、高安から各駅に停まる五位堂行き区間準急を30分毎、国分行きと高安行き普通をそれぞれ30分毎にすれば漸減ダイヤになり、ダイヤ整理にもなるような気がします。
阪急では宝塚線のATS改良が完了するのでそれに伴うダイヤ改正の実施が予想されます。データイムはこれ以上変わりようはありませんが、ラッシュ時に関してはダイヤの改変も考えられます。また、京都線でも土休日の臨時ダイヤで改正が行われるようで、堺筋から京都方面への直通列車や6300系観光特急のデビュー、梅田~河原町間の快速特急の運転が予定されています。
京阪でも新聞紙上などでダイヤの見直しを行う予定があると発表されており、近鉄同様の減便ダイヤを予感させます。現行の区間急行などを見直すなどのダイヤ変更が考えられます。あるいは思い切ったダイヤサイクルの変更があるのか?予想としては中途半端な30分サイクルをやめて従来の伝統であった15分サイクルに戻す可能性もあるのではないかと思っています。15分サイクルに特急、快速急行、準急を各1本、普通を2本の運転とすればバランスが取れるように思います。特急は淀屋橋発、快速急行は30分毎に淀屋橋発と中之島発を運転、準急は淀屋橋発出町柳行きを15分毎に運転。普通は萱島行きと樟葉行きをそれぞれ15分毎に運転し、淀屋橋と中之島から交互に運転します。
阪神では今のところダイヤ改正の予定は発表されていませんが、近鉄特急の乗り入れ次第で変化のあるなしが決まると言っても過言ではありません。車両では1000系の増備が予定されており、2000系の置き換えが進むものと思われます。また、昨年製造されたジェットカー5550系の増備が今後もあるのかも注目されます。
南海ではラピートαの復活が発表されています。関空でのLCC就航開始に合わせてラピートαの設定が行われるものと思われ、スピードアップの計画もあるようです。それに伴う南海本線のダイヤ改正も行われると思われ、現在パターン化されているダイヤが再度パターンが崩れる可能性もありそうです。