フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

珍しく忙しい一日でした

2012-06-20 20:23:50 | 読書会
6月20日 水曜日 晴れ

昨夜は台風の雨と風が酷くて、怖かったです。山の上の家ですし、西隣が4階建てのマンションです。
風がうなるような音で吹き付けますと、2階のサンルームの網戸がパ~タンと大きな音をたて移動します。
今にも網戸が外れて飛んでしまうのではと、とっても気になりました。網戸が飛ばされれば凶器になります。

強風で飛ばされた木の枝や葉が、前の道路や玄関までの階段、ウッドデッキの上などに散乱していました。
10時から読書会ですので、コーヒーを入れたり準備があります。それ以上に外周りのお掃除が大変でした。
忙しく身体を動かしますと、ゆらゆら感が酷くなりますので、ゆっくり動きますから時間が掛かります。

今日の読書会では宮部みゆき著「名もなき毒」を読みました。やはりこの本も重たい内容でした。
野望を全く持たない平凡な男性が主人公で、本当に気の良い芯からの善人として描かれています。
その男性が、幸せに育てられ親から充分な財産を譲り受けている女性と結婚し、独り娘との3人暮らしです。

夫がして居る事を丸ごと信じ、夫にアドバイスまでもするというその主人公の妻はとても聡明な女性です。
その女性と対照的な、人の幸せを妬みそれを破壊したくなる女性が登場します。
ある時は言葉での嫌がらせ、時には暴力的な行動に出るようなこともあり、危険な性格の持ち主なのです。

メンバーもこのような性格になるには、心が何かの原因で傷付いているのでは、と言う意見も出ました。
でもこの彼女も両親や兄にもかわいがられ幸せな境遇の中で育っているのです。
何が原因かは不明ですが、メンバーの中に添加物などで脳が壊れたと言う意見も出てきました。

この頃新聞の報道に、「死にたいから人を殺した。誰でも良かった」などとのコメントがありました。
このような考え方をする人が増えているのではないか、等々意見はいろいろ出ました。
この小説の著者は、社会問題などを扱う内容が多いと言う事ですが、まさにこの本もそうでした。

「重たい小説」ということは、メンバー全員の思いだったようです。
わたし的には、現代の小説を読むより古典を読んでいる方が気持ちが落ち着く事を発見しました。
当然、古典文学には今のせせこましい考え方はありません。別世界なのです。現実逃避になるのかも。

でもまぁ、この読書会に毎月参加して下さるメンバーの支持がある間は、わたしも頑張って続けていきたい。
あるじが亡くなったその月にも読書会はお休みしませんでした。
メンバー方々がわたしを支えて下さいました。感謝しています。
読書会も12年以上続いています。メンバーの方が楽しんで下さる間は止めないつもりです。

午後2時からほのぼの編集会がありました。
ほのぼの編集会にもご一緒の方と二人で我が家の「麺定食」でお昼にしました。
久しぶりに掻き揚げをしました。庭の大葉も食べ頃になり、暫く薬味には不自由しないようです。

編集長は体調が悪くお仕事を休んで居られたようですが、編集会には出席して下さったのです。
彼女無しには、先に進めません。忙しかったのですが本当に充実した一日になりました。
コメント
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