コロナの流行で、この数年間、殆ど東京方面に出かける事は有りませんでしたが、
先月、友人からのお誘いで表参道にの画廊に行って来たばかりでしたが、今日再度有楽町へ…
平成19年に亡くなられた大学時代の恩師の偲ぶ会が有りましたので、参加しました。
コロナの流行で、偲ぶ会がずっと延期状態になったままでした。
諦めていた大学行きでしたが、友人の強い勧めで、3月末で募集していた大学を受験。
父が、条件付きで大学行きを許可したのです。
理科系希望でしたが、わたしの健康状態で理科系は許可が出ず、文系の英文科でした。
国語は苦手な学科でしたから、全く考えた事も無かったのですが、国文学の授業に感銘。
父に内緒で、国文科への転科試験を受け、パス。変態かなで書かれた古文を読みたかったです。
たどたどしい読み方ですが、ほんの少しでも読めたことで希望が湧き、国文学に傾倒。
平家物語を変体仮名で読み始めたのですが、これはかなりきつかったです。
平家物語の登場人物の名前は当然漢字で表記していますが、一族の名前が読めなくて困りました。
当然崩した文字で表記していますし、登場人物は同じ一族ですから名前に同じ漢字を使う事が多く、判読に苦労していました。
最終的には、どの本を底本しているかを調べ、底本を探しました。一冊読むだけでギブアップ。
いつかは読破したいと思いながら、このところ挑戦していません。
縫物をしたり庭仕事をしたり、リコーダーを吹いたりで、意識が版本に向かず、本棚に収まったまま…。
ただ、筆文字ですし、文字そのものが大きいので、現在の小説本を読むより眼は疲れません。
底本と版本を並べてゆっくり読んでいけば、何とかなるのでは?と思っていますが……。
恩師が亡くなられた事も有り、怠け者になってしまったのかも…。