★このメールは自衛隊イラク派兵差止訴訟の会からお送りしています。
原告および支援者のみなさま
歴史的判決を根付かせ世界に広める運動を行いましょう!!
「戦争する国」への「派兵恒久法」を絶対阻止しましょう!!
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■ソマリアへの海自派遣に対する抗議声明を出しました
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政府はイラクから空自を撤退しましたが何の成果報告も出せないでいます
イラク派兵の総括も出さないまま今度はソマリアへ海上自衛隊を派遣しようとしています
訴訟の会と弁護団はそれぞれ抗議の声明を出しました
★弁護団の抗議文は大変長文で貼り付けると文字化けのおそれがあるので添付にしました
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抗議声明
防衛大臣の「ソマリア沖への海自護衛艦派遣準備指示」に抗議する
2009年1月29日
浜田靖一防衛相は28日、アフリカ東部・ソマリア沖の海賊対策として、自衛隊法
82条による「海上警備行動」に基づき、海上自衛隊の護衛艦を派遣するための準備指
示を自衛隊に出した。このソマリア沖への海上自衛隊の派遣は、各国との共同軍事行
動を伴い、憲法9条1項・2項に違反するものであると考え、反対する。今般の国会
にも諮らず、国民の声も聞かずに準備指示を出した暴挙に対し、強い抗議の意を表明
する。
私たちは、2004年2月に自衛隊イラク派兵は憲法違反であるとして差止訴訟を提起
した。2008年4月17日、名古屋高等裁判所は「控訴人らは、それぞれ重い人生や経験
等に裏打ちされた強い平和への信念や信条を有しているものであり、憲法9条違反を
含む本件派遣によって強い精神的苦痛を被ったとして、本件損害賠償請求を提起して
いるものと認められ、そこに込められた切実な思いには、平和憲法下の国民として共
感すべき部分が多く含まれているということができ、決して間接民主制下における政
治的敗者の個人的な憤慨、不快感又は挫折感等にすぎないなどと評価されるべきもの
ではない」と、私たちの思いを真摯に受けとめた上で、「航空自衛隊の空輸活動は、
他国による武力行使と一体化した行動であって、自らも武力の行使を行なった行動で
あり、従来の政府見解を踏襲したとしてもイラクでの空自の空輸活動は憲法9条1項
に違反する」と、政府の行為を厳しく断罪する判決を出した。
政府は「国際貢献」「国益」「邦人(日本船舶)保護」という名目さえあれば、い
つでもどこへでも自衛隊を送り武力行使をする誤った道を、海賊対策という口実を
もって再び取ろうとしている。
自衛隊の海外任務は、憲法9条に由来する強い制約があることは、歴代の政府も認
めてきたことである。自衛隊法にも大きく逸脱する今回の「海賊対策」は、法治主義
の根幹を揺るがすものであり、断じて容認できない。
憲法9条を持つ日本がなすべき国際貢献とは、憲法の平和主義に基づき、徹底した
非軍事による人道支援協力・経済支援協力・技術支援協力を行うことである。紛争に
対して軍事で対処しようとする今回の「ソマリア沖への海自護衛艦派遣」は明白に憲
法の理念に背くものである。
「武力で平和はつくれない」。私たちは、「皆で勝ち取った違憲判決」の理念をさ
らに高く掲げ、一人一人が政府をして平和主義を実践させる取り組みを粘り強く続け
ていく。その決意として、今回の防衛大臣による「ソマリア沖への海自護衛艦派遣準
備指示」に、強く抗議する。
自衛隊イラク派兵差止訴訟の会
〒466-0804名古屋市昭和区宮東町260
(電話:052-781-0165)
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■判決報告集会の日程
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全国で企画されています判決報告集会のうち
会員対象でない集会があります
日時や会場を把握できているものをお知らせいたします
お時間があればぜひ参加してください
HPに報告会に行った弁護士の感想を載せたブログがあります
http://iraben.exblog.jp/ ぜひ見てください