『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

人生は仕事始める10年間が勝負『10年後食える仕事とは?』

2015-03-03 09:24:11 | 日記

仕事を始めて社会に出る時は「たくさんの給料をもらえるようになろう」と熱い思いを抱く人も多いわけですが、アメリカで過去2億人分の収入データを分析した結果からは、人生のキャリアの初期段階で多くの収入を得ていた人ほど、後年の成長率が飛躍的に伸びる傾向があることがわかりました。つまり25歳から35歳までの期間が最も成長に影響を及ぼす時期だそうです。筆者はこの人生で大切な期間、日本経済の絶好期や不動産バブルとぶつかり多くの収入を得て全く幸運でした。その後甘い判断力で苦労した時期を過ごしましたが・・さて今回は「10年後に食える仕事食えない仕事」渡邊正裕著をお題目に引かれて読んだ本の紹介です。読みやすい本で1、2時間で読破出来ますしこれから社会に飛び出す予定の学生や指導する立場の親御さんには良い本だと思います。この本の中身はザックリ有望業種の紹介です。あくまで筆者の分析ではなく本の内容の紹介です。内容は公務員・医師・弁護士・税理士・メーカー開発者・編集者・個人向け地域密着営業(生保・不動産・銀行・証券・保険)などか日本人であること事態がメリットである職業で今後有望です。逆に苦しい方は日本人であることに優位性があまりない職業、会計士・建築士・ファンドマネージャー・パイロット・タクシー・介護・警備員・店舗店員などだそうです。グローバル化を労働市場から捉えるとインド11億人・中国13億人との競争になり現状では数倍から数十倍も給料格差があるのでTPP加入などによりモノ・ヒトが活発に国境を越えてくるようになると圧倒的に給料は下がる傾向になります。アベノミクスの試算とアベコベですね。アベノミクスを真に受けると将来はひどいことになるかもしれません。この本の面白いところは日本国内のマーケットが今後30年は有望であると考えているところです。人口1億人を維持し、個人資産が1400兆円もある国だからです。日本から大した技術やスキルもなく勢いで飛び立つのではなく日本国内に活路を見出すべきだと言うことです。

以下コピー  これからの経済はグローバル化だ、皆が英語を操って世界を相手に丁々発止の
ビジネスをしなきゃいけない、キャリアアップして世界に通用する人材にならないと
生き残れない─。そんなまことしやかな言説がはびこっている昨今だが、
それは英会話学校やビジネススクールの営業トークに過ぎない。
 ところが、そんなうたい文句に脅され、自分もキャリアアップしなくては、
と様々な講演に出かけたり、ビジネス書を読み漁ったり、とりあえず英語学校に
通ってみたり、資格取得マニアになったりして、疲弊している人も多い。
 実際には、グローバル化がいくら進もうが、日本人の仕事として日本に残る仕事は、
必ず残り続ける。逆に、グローバル化で減る仕事、賃金相場が限界まで下がり続ける
仕事、丸ごとなくなる仕事がたくさん出てくるのも事実だ。

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