日本経済は大きな分かれ道に差し掛かりました。韓国がAIIBに参加表明したことにより米国の意向に従う日本に対する信頼度は高まっています。日本は米国との信頼関係を重視して社会主義・閉鎖的で覇権を目指している中国のやり方が通じるのか?ドルという基軸通貨無しでどこまで通じるのか?高みの見物です。筆者は参加を表明している各国は中国からの強い要請により付き合いでの参加なのではと睨んでいます。いずれにしても自由主義ではない前提条件が違う国が主導では纏まるわけがなくその間漁夫の利を謳歌できます。中国・韓国が勝手にこけてるか米国の思惑でこけさせるのか中国発の世界的なブラックマンデーが起こり、その後日本経済が予想外に浮上する可能性もあります。そうなればAIIB参加国の新興国の多くはアジア開発銀行に救済を求めてAIIBは破たんもしくは自然消滅ですね。
以下コピー 【ソウル時事】韓国政府は26日、中国主導で年内設立を目指すアジアインフラ投資銀行(AIIB)に、創設メンバーとして参加することを決定し、中国に通知した。企画財政省が発表した。トルコも同日、参加の意向を示しており、これで参加表明国は36カ国となった。
インフラ整備や建設に強く、日本と競争関係にある韓国がAIIBの創設メンバーとなることで、AIIBに距離を置く日本は難しい対応を迫られそうだ。
企画財政省は「参加により建設、通信、交通などのインフラ事業の経験が多い韓国企業の事業参加が拡大できる」と期待。「AIIBは韓国が設立時から参加する最初の国際金融機関となり、金融外交の影響力を増す上で重要な手段になる」と強調した。
韓国は、米国の意向を考慮し、参加に迷いを見せてきた。しかし、経済的に中国への依存が大きい現実から、インフラ整備で韓国企業の受注機会を逃すわけにはいかないと、実利を重視。英国やフランス、ドイツなど欧州の主要先進国が参加を決めたことで、中国が独占的に運営する懸念は緩和されたと判断し、参加を決めた。
また、日米が主導するアジア開発銀行(ADB)では発言力が小さいことから、両国が参加に慎重なAIIBの創設メンバーになり、発言力を確保することが得策と考えたもようだ。ただ、参加により、中国寄りの姿勢が一層濃くなり、米国の不満が強まる可能性もある。
2015年3月24日、韓国・文化日報によると、英国のオックスフォード大学傘下の研究機関であるオックスフォード・エコノミクス(Oxford Economics)が「韓国の家計負債問題がアジア主要国の中で最も深刻だ」と警告している。報道によると、昨年末1089兆ウォン(約118兆円)を記録した韓国の総家計負債は、3月12日の基準金利引き下げ後に増加傾向がさらに著しくなっており、近いうちに1100兆ウォン(約119兆円)を超え、韓国経済の「時限爆弾」になる可能性がある。