福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

仏説盂蘭盆経

2024-07-13 | 諸経
仏説盂蘭盆経聞くこと是のごとし。            一時あるとき仏、舎衛国しゃえいこく祇樹給孤独園ぎじゅごいっこどくおんにましましき。大目乾連だいもくけんれん 始めて六通をえて      父母を度して      乳哺之恩ほうにゅうほしおんに報ぜんとと欲す。         即ち道眼をもって      世間を観視し、  其の亡母を見るに    餓鬼中に生じ、      飲食を見ず     皮骨連 . . . 本文を読む
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菩薩は衆生のために諸苦を受け、身を以て布施して疲厭なく

2024-07-09 | 諸経
華厳経巻第二十金剛憧菩薩品第二十一ノ六「・・菩薩は法の為に身を捨つること数限りなく、諸々の苦行を修して菩提を求め、又、衆生のために諸苦を受け、無上智を求めて退転せず。如来の正法を聴受せんが故に、身を以て布施して疲厭なく、内心に歓喜すること量あることなし。一切の衆生を救護せんが為なり。・・」この句に出会うと生半可な考えでは仏法に近ずくことすらできないと改めて思います。 . . . 本文を読む
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三昧發得記

2024-07-05 | 諸経
拾遺黒谷上人語燈録三昧發得記 (法然が自らの宗教体験である三昧発得の事情を書き綴ったもの。初めは別時念仏をしていると明相を見るに及び、順に水想観、地想観、瑠璃相、宝樹、宝池、宝殿、瑠璃壺などが現出し、鳥の声、琴、笛、笙の音を聴き、その後勢至菩薩、阿弥陀仏の面像を拝し、ついには三尊の大身の出現が記されている。) 建久九年正月朔日(建久九年1198年正月一日)予赴山桃法橋教慶之請。(予、山桃法橋教 . . . 本文を読む
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佛説毘沙門天王功徳経

2024-07-04 | 諸経
今日は東北に向かい毘沙門様の御真言を唱える日 . . . 本文を読む
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今日6月30日は宮中において大祓の儀・中臣祓が行われる日です。

2024-06-30 | 諸経
今日6月30日は宮中において大祓の儀・中臣祓が行われる日です。このとき唱えられる中臣祓は、神道教説の枢要として,神道学者や国学者からきわめて重視され,膨大な注釈書が作られているようです。  陰陽師たちは、平安時代の中期以降には「中臣祓」を用いて、病気平癒や安産祈願といった個人的な願いにこたえ、天台僧は、中臣祓を用いて「六字河臨法(除呪の修法)」などの新たな修法を作り出しています。現在でも東大寺修二 . . . 本文を読む
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地藏菩薩本願經(全)

2024-06-24 | 諸経
地藏菩薩本願經(このお経はお釈迦様が忉利天宮に居られる御母堂に、お地蔵様のご利益を説法されるもの、不幸なものをこそお地蔵様はお救いくださるというもの)唐于闐國三藏沙門實叉難陀譯 地藏菩薩本願經卷上 忉利天宮神通品第一(お釈迦様が諸仏諸天諸鬼等の集会する中で対告衆としての文殊菩薩に地蔵菩薩の過去世は一切衆生済度の願を立てた長者の子や婆羅門女だったと伝える)如是我聞。一時佛忉利天に在して母の為に説 . . . 本文を読む
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弘法大師和讃

2024-06-15 | 諸経
弘法大師和讃帰命頂礼遍照尊宝亀五年の水無月に 玉藻寄るちょう讃岐潟 屏風ヶ浦に誕生し(注1)御歳七つのその年に 衆生のために身を捨てて 五つの岳に立つ雲の立つる誓いぞ頼もしや(注2) ついにすなわち延暦の 末の年なる五月より藤原氏の賀能らと 唐船に乗り終えて 印を残す一本の松の光を世に広く 弘め給える宗旨をば 真言宗とぞ名付けたる真言宗の安心は 人皆すべて隔てなく 凡聖不二と定まれど(注3)煩悩ふ . . . 本文を読む
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今日は源信僧都が「横川首楞嚴院二十五三昧式」を造られた日

2024-06-15 | 諸経
「横川首楞嚴院二十五三昧式 源信撰」  「右念佛三昧。往生極樂の爲め今日より始め各の命終期に至る迄、毎月十五日を以て一夜不斷に共に念佛を修し、願くは此の一夜の白業之善根を積み、將に滿月清涼之覺蘂に攀んとす。仍ち其名を注し僉議すること件の如し。     定起請 一。毎月十五日夜を以て不斷念佛を修すべき事 右六節日(令義解雑に「凡正月一日。七日。十六日。三月三日。五月五日。七月七日 . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 1/14巻の3/9

2024-06-14 | 諸経
地蔵菩薩三国霊験記 1/14巻の3/9 三、西京の僧蔵観房祈求の生身の地蔵を拝し奉る事。(今昔物語巻十七願値遇地蔵菩薩変化語 第一にもあり) 中古西京の傍に住む僧あり。蔵観房と曰して古老の仁なりき。彼の仁、年来地蔵菩薩を信仰の行者にて侍りけるがいかにしてか、吾今生の間にまのあたり生身の地蔵菩薩を拝し奉らんと心肝に入りて思いけるほどに、五畿七道を遊行し諸国を環轉して地蔵菩薩の霊験の所を尋訪けり。 . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 1/14巻の2/9

2024-06-13 | 諸経
地蔵菩薩三国霊験記 1/14巻の2/9   二、奥州平孝義の即従、出世地蔵の像を掘出し奉る事。(今昔物語巻十七第五話 依夢告従泥中掘出地蔵語 第五にもあり) 陸奥國前司平の孝義が郎従、字は藤次と云者あり、主人國守に任ぜらるる時に件の藤次を以て倹田に入部せしめけり。即ち田の頭に徘徊しけるが泥中に御長三尺(約91㎝)計(ばかり)の地蔵菩薩の像半身は泥を出てあらはれ給ふ。藤次驚き馬より下 . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 1/14巻の1/9

2024-06-12 | 諸経
 地蔵菩薩三国霊験記 1/14巻の1/9 地蔵菩薩霊験記序。蓋し聞く、菩薩の弘誓三有に遍くして、衆生を利し薩埵の慈悲六趣に通しめ群類を導く。王氏一偈の文を持して閻王の責を免る。 https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwiy6t-zjZm . . . 本文を読む
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人に二種あり。一には信。二には不信

2024-06-10 | 諸経
  大般涅槃経梵行品第二十の一 「・・善男子。人に二種あり。一には信。二には不信。菩薩當に知るべし、信は是れ善。不信者は名けて善と為さず。復次に信に二種あり。一には常に僧坊に往く。二には往かず。菩薩、當に知るべし、其の往く者は善、其の往かざる者は名けて善と為さず。僧坊に往く者に復た二種あり。一には禮拜す。二には禮拜せず。菩薩當に知るべし、禮拜者は善、不禮拜者は名けて善と為さず。其の禮 . . . 本文を読む
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唐大和上東征傳・眞人元開

2024-06-05 | 諸経
唐大和上東征傳・眞人元開(淡海三船・唐僧・道璿に従って出家し、元開と号す.鑑真和上十七回忌に唐僧思託の依頼により撰す))撰(鑑真和上の出自・出家まで)大和尚諱は鑑眞。揚州江陽縣の人也。俗姓淳于。齊の辯士髡の後也(淳于髡じゅんうこん・は戦国時代、斉の威王に仕えた稷下の学士の一人)。其父、先に揚州大雲寺智滿禪師に就きて受戒し禪門を學す。大和尚年十四。父に隨ひて入寺し、佛像を見て心感動す。因って父に請ひ . . . 本文を読む
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信仰してもなお種々の障害がおこることがある、其の時はより勇猛信心せよ

2024-06-03 | 諸経
信仰してもなお種々の障害がおこることがある、其の時は休まずより勇猛信心せよ 「若し人信心を修行すと雖も、先世より来、多く重罪悪業の障あるを以ての故に、魔と邪と諸の鬼との為に悩乱せられ、或は世間の事務の為に種々に牽纏せられ、或は病苦の為に悩まされ、是の如き等の衆多の障礙あらん、是の故に、まさに勇猛に精進して昼夜六時に諸仏を礼拝し、誠心に懺悔し、勧請し随喜して、菩提に廻向すべし。常に休廃せずんば、諸 . . . 本文を読む
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各宗の即身成仏説

2024-05-31 | 諸経
 「・華厳宗では三生成仏をいいながら五種の疾得成仏や三種の成仏をといて一生成仏説に帰している。  ・天台宗では龍女成仏説を証拠として即身成仏を唱える。その理論的根拠は本覚思想である。そして修行と仏性と煩悩との三者を本来不二と観じ、修行に努力することをもって即身成仏の要道とする。  ・禅宗であるが道元は他の諸大乗と同様に悉有仏性に成仏論の根拠をもとめた。座禅を菩提への手段とせず修行と菩提とを一体とし . . . 本文を読む
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