「勅を奉じ雑藥を三寶衆僧に供養する願文 寛平九年三月二十三日」(菅家文草)
「弟子(宇多天皇)生まれは末世に在り、乃ち宿業なり。位國王為り、乃ち勝因なり。是故常に念へらく 得る所の珍財 以て用ひて布施せむと。万民百姓然して志伸び力屈し、言深く事浅し。唯願くは一二剤の妙香 普く千万億の苦の衆生に及ぼし 今の捨つる処 此の上分に在り。 三寶衆僧 哀を垂れ聴許せよ。弟子敬白。」
(このころ寛平五年 . . . 本文を読む
今日は鎌倉大仏造営を始めた日です。
『吾妻鏡』暦仁元年(1238)三月「廿三日戊戌・・・今日相模国深沢里大仏堂事始なり。僧浄光尊卑緇素に勧進せしめこの営作を企つと云々」。大仏様はその後崩壊して再度建立されています。
小泉八雲は「日本の面影」で「大仏様の気高く美しいお顔と半眼の眼差しを仰ぎ見てみると・・この大仏様こそ日本人の魂の中にある優しさと安らかさのすべてを象徴しているように思われる・・」と . . . 本文を読む