浅野和三郎(東大英文学科卒。海軍機関学校教官)「幽魂問答」より天保年間に書かれた福岡県志摩郡の神道家宮崎加賀守大門の手記で門外不出の家宝として同家に秘蔵されてあった記録を浅野和三郎が発掘したもの。数百年以前に切腹した武士の霊魂が福岡県志摩郡久我村の酒造家岡崎家の若主人市治郎に憑依し、つぶさに当年の怨みを語り、又幽界の機微を漏らしたもの。原文を現代語に訳してかきます。神道家の宮崎加賀守大門が憑依霊に . . . 本文を読む
「神祇秘抄」・・12/22
十二、神本佛迹の事。
問、神を以て本地となし、佛陀を以て垂迹と為す云々。其の義如何。
答、宗々の料簡不同なりと雖も、惣じて神の神たる故を知らず、暫く法花の意を以て之を分別すべし。彼の經の所説、先ず迹門を以て方便と為し、本門を以て已證と為す。經に云、若有聞法者无一不成仏(法華経・方便品「もし 法を聞くことあらん者は 一人として成仏せずということなけん」)。己心を直指 . . . 本文を読む
今日3月12日は東大寺再建の落慶供養が行われた日です。1195年3月12日、重源が大勧進を務めてきた東大寺再建がなり落慶法要が行われました。吾妻鑑には「(建久六年 乙卯)3月12日 丁酉 朝雨霽る、午以後雨頻りに降り、また地震 。今日東大寺供養なり。雨師風伯の降臨、天衆地類の影向、その瑞掲焉たり。・・朝光厳旨を伝えて云く、 当寺は平相国の為に回禄し、空しく礎石を残し、悉く灰燼と為す。衆徒尤も悲 . . . 本文を読む