福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は親厳が宮中で如法愛染法を修した日

2024-03-17 | 法話
今日寛喜四年1232、三月十七日は親厳が宮中で如法愛染法を修した日です。親厳は越後大僧正・隋心院大僧正・唐橋大僧正といわれ仁平元年1151年生まれ1236嘉禎二年十一月二日に八十六歳で遷化。平安後期-鎌倉時代の僧。唐橋飛騨守中原親光の息。尊念にまなび,法住寺で顕厳から伝法灌頂をうける。瑜伽を研修。法験にすぐれ神泉苑に祈雨すること数度。天変の御祈、中宮安産修法も務める。東寺長者・京都小野随心院初代門 . . . 本文を読む
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今日仁安四年三月十七日は 後白河法皇が高野山に登拝した日

2024-03-17 | 法話
今日仁安四年1169、三月十七日は 後白河法皇が高野山に登拝した日です。高野山奥院興廃記に「仁安四年已丑三月十七日 後白河院最初御幸有之」 . . . 本文を読む
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今日17日は六波羅密寺十一面観音様の縁日です

2024-03-17 | 法話
今日17日は六波羅密寺十一面観音様の縁日です。六波羅密寺は空也上人が疫病退散のため十一面観音を自刻し祈って効験がありそのまま安置し創建した寺です。このような高僧には程遠いですが当方も毎日祈ってはいます。皇代記・天暦五年951に「京畿疫死、光勝(注)十一面観音像を自刻し之に祈る、 疫則ち止む、六波羅寺を創り、像を奉安す」(注)光勝とは空也上人のこと。疫病の蔓延する当時の京都で、この観音像を車に乗せて . . . 本文を読む
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金剛般若経の霊験

2024-03-17 | 頂いた現実の霊験
金剛般若経の霊験 1,806年崇道天皇追悼彼岸法要に全國国分寺で金剛般若経を7日間読誦させています。日本後紀卷十三に、「大同元年(806)三月辛巳【十七】》○辛巳。勅。・・・奉爲崇道天皇。令諸國國分寺僧春秋二仲月別七日。讀金剛般若經。・・」2、続日本紀には疫病退散の為に聖武天皇が諸大寺に於いて「金剛般若經を讀しむ」とあります。續日本紀「天平七年(735・聖武)八月乙未、勅して日く「如聞、比日太宰 . . . 本文を読む
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今日は高野十傑の一人、玄海示寂の日。

2024-03-17 | 法話
玄海「高野山寶性院の碩匠。字は真乗、或いは信照。俗姓高志氏。和泉大島郡の人。行基菩薩の遠甥にあたる。年十三にして高野山に登り、十七歳釈迦文院幸明に随て出家し、両部灌頂を稟け、慧學義辨に名あり。寶性院宥性その器を愛して院席を譲る、時に十九歳。次いで瓊算に就きて傳法灌頂を受け、信堅・仁然・頼審等の門を叩きて宗學を研き、中院流の奥旨を汲み、又、圓祐・憲淳・亮禅の諸徳に就きて野流の秘蹟を探る。これに加へて . . . 本文を読む
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「消息阿字観序 道範」

2024-03-17 | 諸経
「仮名法語集」「消息阿字観序 道範」 「阿字の相たるや、広大にして悉く徇(あまねく)たり。縮て之を三になす。形と曰ひ音と曰ひ義と曰ふ。乃至山林江湖風華雪月は咸な其の形の顕れたるなり。金口の玲たる也(仏の説法である)。鼠語の喞たる也。之を松に琴し、之を波に鼓して、得て聴くべく、揺ぎて發すべく、吹きて鳴るべく、撃ちて響くべきは斯是の音の品あれば也。須弥の太巨に芥子の太細に鶴足の長き、鳧脚の短き、説き . . . 本文を読む
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「新羅の賊の勑符」

2024-03-17 | 法話
「本朝文粋」「新羅の賊の勑符 前中書王(注1) 人の為に作る」 「安けれども危うきを忘れず。況や虎視方に久し。治なれども亂を忘れず(注2)。況や風聞已に成れる者をや。昔李将軍の辺を守りし、胡人敢て南下せず。楊大尉の鎮守に在りし、敵国も亦以て子の如く来りき。且つは兵機を警め、且つは耕機を勤め、生民をして業を楽しみ、死士をして戦を駐めしめよ。」 (注1)醍醐天皇の第11皇子。臣籍降下して源 兼明と . . . 本文を読む
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3月17日はダライラマ法皇チベット脱出の日

2024-03-17 | 法話
1959年3月17日はダライラマ法皇チベット脱出の日です。 以下ダライラマ法王庁のホームぺージです。「1959年のある冬の日、中国共産党の張経武将軍がチベット指導者に、中国舞踊団による観劇への招待状を送ってきた。うわべは単純な観劇のようだったが、1人のチベット兵もダライ・ラマに帯同せず、護衛も武器を持たずに同行しろという新しい条件が加えられて招待が繰り返されると、ラサ市民に急激な不安が広がった。 . . . 本文を読む
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彼岸会の最も早い記録

2024-03-17 | 先祖供養
彼岸会の最も早い記録は延暦二十五年806三月十七日です。日本後紀・延暦二十五年806三月十七日の条に「崇道天皇の奉為に 諸国国分寺の僧をして春秋二仲月七日に別て 金剛般若経を読ましむ」。(崇道天皇というのは桓武天皇の弟、早良親王のことで785(延暦4)年に謀反の罪を負わされ淡路島に流される途中で死亡し次々とたたりを起こしたとされています。その霊を鎮めるために春分と秋分の前後7日間、諸国の国分寺の僧 . . . 本文を読む
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「神祇秘抄」・・17/22

2024-03-17 | 諸経
「神祇秘抄」・・17/22 神祇秘抄下 十七、神道と密教一致の事 問、吾神等劫初の振舞と密教の事相と一致の義之在り云々。其の義如何。 答、爾也。即事而真の談を以て之を解すべし。之に依れば吾神,天上に坐し、先ず素戔嗚尊天下り給ひ諸の荒振神を退治して、正神を請ひ奉らんとし給ふ儀式、彼の密教の事相と全く同じ也。彼素戔嗚尊出雲の国に天下り給ふに、或谷に一大虵有り。八頭一尾也。彼の虵は今の鎮壇(密教 . . . 本文を読む
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「神祇秘抄」・・17/22

2024-03-17 | 諸経
「神祇秘抄」・・17/22 神祇秘抄下 十七、神道と密教一致の事 問、吾神等劫初の振舞と密教の事相と一致の義之在り云々。其の義如何。 答、爾也。即事而真の談を以て之を解すべし。之に依れば吾神,天上に坐し、先ず素戔嗚尊天下り給ひ諸の荒振神を退治して、正神を請ひ奉らんとし給ふ儀式、彼の密教の事相と全く同じ也。彼素戔嗚尊出雲の国に天下り給ふに、或谷に一大虵有り。八頭一尾也。彼の虵は今の鎮壇(密教 . . . 本文を読む
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