臨時仁王會呪願文 寛平九年三月十九日(菅家文章より)
(寛平八年には水旱兵役の災があり大宰府では疫病が蔓延したので天皇みずから仁王會を設けられた。)
國主皇帝(宇多天皇)帰命頂礼 仁王般若波羅蜜 去年言上す 太宰大変疫ありと。近日聞く有り 京都漸く患い有りと。 睿情安からず 怖畏極まりなし 言を冥助に寄し 信を明神に帰す 是の故發願す 廣く大會を設け 至心懺悔 三業六根 合掌帰依 十方諸仏 寛 . . . 本文を読む
「神祇秘抄」・・19/22
十九、神を以て水火と為す事。
問、神は水を以て體と為し、火を以て體と為す云々(古神道では「神は火水(かみ)なり」という)。其の義如何。
答、水は衆生の心水云々(即身成仏義「佛日の影、 衆生の心水に現ずるを加といい、 行者の心水、 よく仏日を感ずるを持と名づく。」)、火は衆生一念の智用(智慧は火に喩えられる)、阿字の理也。密教の意は萬物悉く阿鑁字より出生すと云々(阿 . . . 本文を読む
四天王寺ではあす20日 午後5時20分より日想観が行われます。 四天王寺日想観の過去の記録です。日想観は「観無量寿経」に説かれる十三観のうち最初の観法で「一切衆生、みな日没を見よ。まさに想念を起し正坐し西向して、あきらかに日を観じて、心をして堅住ならしめて専想して移らざらしめて、日の没せんと欲して、状、懸鼓のごとくなるを見るべし。すでに日を見ること已らば、閉目・開目に、みな明了ならしめよ。これを日 . . . 本文を読む