天長元年3月2日は大師が「平城の東大寺において三宝を供養する願文」を草された日です。「平城の東大寺において三宝を供養する願文弟子苾芻空海等三宝に帰命し奉る。法身いずくにかある、遠からずしてすなわち身なり。智体いかん、わが心にして甚だ近し。本より来た無去にして鎮えに満月の宮に住し(もとより無始にして胎蔵界理法身の宮殿に住し)、いま不生にして赫日の台に常恒なり(金剛界智法身の台に常恒である)。摂下の迹 . . . 本文を読む
「權大僧都益信(昌泰三年900)三月二日任僧正東寺別当法務」(僧綱補任)
「長者権大僧都益信〈法務〉三月二日任僧正〈七十九〉去寛平三年眞然卒後僧正の補を被らざること十箇年也」(東寺長者補任)
益信は備後一宮吉備津神社の境内地にうまれ、奈良の大安寺で出家、真雅・宗叡に師事。源仁に阿闍梨位灌頂を受く。石清水八幡宮の初代検校・東大寺別当 . . . 本文を読む
「神祇秘抄」・・2/22
二、神の名體の事
問、神は名體如何。
答、或人云、神は無體無名なり。強いて之を論ずれば法花を以て名體と為し壽命と為す。是の故に无量无邊也。之を法性常住の理と云ふ。又般若を以て力用と為す。之に依り无始无終なり。之を法爾不及の智と云也。爰を以て佛法縁起以来、假に名けて神と云ふ。天照太神は大日靈貴(おおひるめのみこと)也。上に載する所、夫れ世界を論ずるに、元初は鶏卵なり云 . . . 本文を読む
今日は大師が三宝供養の願文を撰せられた日です。「平城の東大寺に於いて三宝を供養する願文弟子苾蒭空海等三宝に帰命したてまつる。法身いずくにかある。遠からずしてすなわち身なり。智体いかん、我が心にして甚だ近し。本より来た無去にして鎮へに満月の宮に住し、いま不生にして赫日の台に常恒なり。摂下の迹息ず。自用の歓びいかんが窮らん。空海等、念雲兎を蔽し、業霧烏を篭む(迷いの雲で胎蔵界の法身を隠し、悪業の霧で金 . . . 本文を読む
今日は若狭神宮寺のお水送りです。毎年3月2日に行われる小浜市神宮寺の「お水送り」は、奈良東大寺二月堂のお水取りの「お香水」は、若狭鵜の瀬から10日間かけて奈良東大寺二月堂「若狭井」に届くといわれています。
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