今日は鎌倉法印・高野法印・貞暁遷化の日です。以下密教辞典に依ります。「貞暁。千阿上人・鎌倉法印・高野法印。文治2年、1186~寛喜3年1231、3月22日、高野山寂静院開基。源頼朝三男。仁和弥勒寺・隆暁に師事し18歳で出家。のち行勝を慕い高野山にのぼる。母二位禅尼を観化して高野天野宮を造営、実朝の死後、母二位禅尼は貞暁を将軍に迎えようとしたが固辞。1223年貞応2年寂静院を建立し源家三代の遺髪を納 . . . 本文を読む
「寛平四年892三月廿二日丙申(寅)、五畿内七道諸国に勅して、各々国分定額寺に於て三箇日、般若を転読し、幷に境内神祇に奉幣して疫癘を鎮謝せしむ・・」(東大寺要録)
天皇は宇多天皇。日本紀略 寛平四年二月廿九日の条には「廿九日 常平所門扉圧人 死者十余人」とあります。 . . . 本文を読む
文徳実録 「仁寿三年(853)三月壬子(二十二日)の条に「(疫病のため)名僧百口を請じ 大極殿に於いて大般若経 を転読す。三日を限りて訖る。 攘災疫也。」(大般若経は唐の玄奘三蔵訳。般若部諸経を集大成したもので、16部600巻。諸法皆空の理を説いたもの。 . . . 本文を読む
「神祇秘抄」・・22/22
廿二、大師天照と一體の事。
弘法大師は天照と一體の事。大師曰、國を日本と名け、主を天照と號す。我は是れ遍照金剛也云々(眞言付法纂要抄「今遍照金剛。鎭住日域。増金輪聖王福。神號天照尊。刹名大日本國乎」)。明らかに知れ高祖幷天照は一體の所變也。御入定等に就きて深秘有り。更に之を問へ。(「御遺告秘訣」に「大師御入定後、神宮に帰して外宮明山に住ましむ」)
以前の條只梗概を . . . 本文を読む