今日は勧学会の始まった日
「扶桑略記」「二十六村上天皇」
「(康保元年964)三月十五日、大学寮北堂学生等、叡山西坂下に於て、始めて、勧学会を修す・・」
「三宝絵詞」に「村上の御代、康保の初の年、大学の北の堂の学生の中に、心ざしをおなじくし、まじらひをむすべる人あひかたらひて云、人の世にある事、ひまをすぐる駒のごとし、
我等たとひ窟の申に雪をば聚とも、旦は門の外に煙を遁む願 . . . 本文を読む
「神祇秘抄」・・15/22
十五、太神宮は求聞持相応應の事。
問、太神宮に於いて求聞持法を以て 法楽相應の義と為すこと如何。
答、聞持の法とは虚空蔵の法也。凡そ三世の諸佛、歴代の祖師は此の法に依りて正覚を成すと見へたり。是又神の本誓なるが故に法樂と為す云々。然れば則ち釈尊山に入りて六年苦行して十二月八日の晨朝に明星を禮して正覚を得云々。其の明星とは明星と之を書く。明の字は則ち日月なり。日月は . . . 本文を読む
今日は大師が二十五か条の御遺告を作成された日です.大師二十五箇条の御遺告「諸弟子等に遺告す東寺眞言宗家後世内外事を勤め護るべき管、合して貳拾伍條の状竊に以んみれば大法味同じけれども興廢機に任せたり。師資累代、付法、人に在り。鷲峯の視聽は傳へて中洲(インド各地)に流れ、鐵塔の傳教(密教)、烏卯に利見す(早く流れた)。流を探り源を尋ね、晃鑒本討(光をかんがみて、もとをたずぬ)。大唐の曲成に既に血脈あり . . . 本文を読む
今日、弘仁四年三月十五日は大師が清涼殿に於いて即身成仏を示された日です孔雀経音義には『帰唐之時。欲興眞言宗之間。諸宗皆併集朝庭。共疑即身成佛義。仍大師結智拳印。向於南方。面門俄開。成金色毘盧舍那。放眉間白豪相光。爰一人諸臣。七宗衆徒。驚下於地。皆悉禮拜。』とあります。・「弘法大師伝」には「清涼殿即身成仏の事、・・弘仁四年三月十五日、・・陛下は仏法帰依の志の篤いかたでありましたから仏法についてお尋ね . . . 本文を読む