福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は守覚法親王の孔雀経法により、安徳天皇が出生された日です。

2024-11-12 | 法話

今日は守覚法親王の孔雀経法により、安徳天皇が出生された日です。
仁和寺諸師年譜に「喜多院御室法親王守覚。後白河院第二皇子なり・・・勅請に応じ、修法すること十三箇度、効験これ多し。就中治承二年十月二十五日、宮中御産所に二十口の伴僧を引率し孔雀経法を修す。同年十一月十二日皇子誕生、翌日御感あり。勅書にいわく、先に三条殿においてこの法を修するの時、霊験殊勝なり、いままたかくの如し。謝する所なし云々。今に至るまで御室経庫にあり。奇珍の随一なり。」
このあと安徳天皇は寿永四年1185三月二十四日、8歳で入水されますが、清盛の悪行等が祟ったと思われます。ほかの加持祈祷の例を見ても祈祷はその瞬間瞬間の効現はありますが、持続的効果には乏しいものがあります。常に祈りを続行し跼天蹐地の気持ちで過ごさなければもとの運命に戻るということではないかと思わせられます。

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