以前裁判官が盗撮で弾劾裁判にかけられたことが報じられていました。一番身持ちの固いはずの法の番人が破廉恥罪で一生を台無しにするというのも哀れを催します。よく、各界のエリートといわれる人達が報道陣の前で頭を下げることがおきます。まさに「魔」が差したとしかいいようがありません。なぜこういうことが起きるのか?JSMワード著、浅野和三郎東大教授訳の『死後の世界』ではこの世で恨みを残している死者の魂が悪霊となり次々と相手に取りついて人生を破たんさせる様子が描かれていました。まさに「魔」に差されて、破綻していくのです。どんな人でもこの危険性があります。密教では「護身法」という身を守る印明がありますが、そこまで習わなくても要は慈悲心で心を固めれば魔は退散するとお大師様はおっしゃっています。慈悲心を失ってゴリゴリの利己心になっているときはどんな人も悪魔に付け入られて危ないのです。
お大師様のお言葉です。
「四魔現前すれば、すなわち大慈三摩地に入り、四魔等を恐怖し降伏す(大師の吽字義より)(ここで四魔とは、心身を乱す煩悩魔、体を悩ます五蘊魔、生命を奪う死魔、善行を妨げる天魔をいいます。「四魔が襲ってきても大いなる慈悲心で心を満たせば魔は取りつくしまがなくなって退散する。慈悲心が最強の鎧である。」との趣旨です)」
お大師様のお言葉です。
「四魔現前すれば、すなわち大慈三摩地に入り、四魔等を恐怖し降伏す(大師の吽字義より)(ここで四魔とは、心身を乱す煩悩魔、体を悩ます五蘊魔、生命を奪う死魔、善行を妨げる天魔をいいます。「四魔が襲ってきても大いなる慈悲心で心を満たせば魔は取りつくしまがなくなって退散する。慈悲心が最強の鎧である。」との趣旨です)」