今日は十歳日です。十斎日とは月の一日・八日(六斉日でもあります)・十四日(六斉日でもあります)・十五日(六斉日でもあります)・十八日・二十三日(六斉日でもあります)・二十四・二十八日・二十九日(六斉日でもあります)・三十日(六斉日でもあります)をいいます(根拠は下の地蔵経にあります)。この日に八斎戒(不殺生、 不倫盗、 不淫、. 不妄語、 不飲酒、 不聴歌舞、 不坐広床戒、 非時食戒)を守り、一日 . . . 本文を読む
「観音の霊験」中根環堂(昭和初期の教育家、曹洞宗僧侶。鶴見大学理事長・校長、駒沢大学学長)その2
明治初期には在家仏教が盛んになった。
・幕臣でありながら宮内少輔になり子爵となった山岡鉄舟(天竜寺滴水、円覚寺洪川に参じ、滴水和尚から印可を与えられた。全生庵建立)
・陸軍中将枢密院顧問子爵の鳥尾得庵(山岡鉄舟、高橋泥舟等と鎌倉円覚寺今北洪川管長のもとで修禅の会「両忘会」を開始)
・陸軍中将枢密院顧 . . . 本文を読む
今日は十斎日で六斉日です。
十斎日とは月の一日・八日(六斉日でもあります)・十四日(六斉日でもあります)・十五日(六斉日でもあります)・十八日・二十三日(六斉日でもあります)・二十四・二十八日・二十九日(六斉日でもあります)・三十日(六斉日でもあります)をいいます(根拠は下の地蔵経にあります)。この日に八斎戒(不殺生、 不倫盗、 不淫、. 不妄語、 不飲酒、 不聴歌舞、 不坐広床戒、 非時食戒)を . . . 本文を読む
殺生禁断の命令集(例)
・最初の殺生禁断のお触れは「日本書紀・巻二十八・天武四年」に「夏四月庚寅(675年4月17日)、四月庚寅(十七日)に、「諸国に詔して曰はく、「今より以後、諸の漁猟(すなどりかりする)者を制(いさ)めて、檻穽(ししあな)を造り、機槍(ふみはなち)等の類を施(お)くこと莫。亦四月の朔以後、九月三十日より以前に、比満沙伎理(ひみさきり=小魚まで獲る仕掛け)・梁を置くこと莫。且牛・ . . . 本文を読む
「観音の霊験」中根環堂(昭和初期の教育家、曹洞宗僧侶。鶴見大学理事長・校長、駒沢大学学長)その1
「三界は唯一心である。宇宙万物は皆一心の所造であり一心の所現である。一心の所現であるならば観音と我とは本来一体ではないか。即ち天地同根、万物一体であるから衆生と我なる一心が一向になって観音様を信ずる時、我と観音と同一体になる、否、宇宙万物とも一体となるから我が観音であり、万物が我である。言い換えれば一 . . . 本文を読む
守護國界主陀羅尼經卷第十阿闍世王受記品第十では非道であった阿闍世王が「なぜ自国では疾疫災難無量百千なるや」とお釈迦様に問います。これをみるとお釈迦様がおられたころでも疾疫災難無量百千なる国があったということです。お釈迦様は国主の心がけ次第とおっしゃいます。現在でいうなら国民の心掛け次第で自国は地獄にも極楽にもなるということです。守護國界主陀羅尼經卷第十罽賓國三藏沙門般若共牟尼室利譯阿闍世王受記品第 . . . 本文を読む
十善業道經
大唐于闐三藏實叉難陀奉制譯
如是我聞。一時佛、娑竭羅龍宮にいまして、與八千大比丘衆三萬二千菩薩摩訶薩と倶なりき。爾時世尊龍王に告げて言く。一切衆生心想異るが故に業を造ることも亦異なり。是の故に諸趣に輪轉すること有り。龍王、汝此會および大海中に形色種類各別なるを見るや不や。是のごとく一切心によりて善と不善とを造る。身業と語業と意業との致すところならざるはなし。而も心は無色にして見取ば . . . 本文を読む
「よみがえった命 K・T」(日本巡礼記集成)
「今私は還暦を迎えましたが、そんな私にとって忘れられない思い出がございます。それは私が三十六才の時、ある作業をしている時でございます。ふとした不注意から自分の作業着にかかったガソリンに火が付きました。瞬間的に全身火だるまとなり、火は自分の背丈よりも高く上りました。あっという間でした。友人が助けてくれ病院へ運ばれましたが自分は全身が三分の一以上火傷すると . . . 本文を読む
書信至りて深く下情を慰む。雪寒し。
伏して惟れば、止観の座主、法友の勝れたることは常なりと。
貧道の易く量るらくは、貧道と闍梨と契りて積むこと年歳有りと。
常に思わくは、膠漆の芳しさと、松柏の凋まざるとなり。
乳水の馥は芝蘭とともにいよいよ香ぐわし。
止観の羽翼を舒べて、高く二空(人法両空のこと)の上に翥(とびあが)り、
定慧の驥騮(きりゅう)を騁(は)せて遠く三有(三界のこと . . . 本文を読む
「病床でのお四国遍路」(T・R女史。日本巡礼記集成)
「・・私は大連で結核に罹り五か月寝ていましたが故郷のほうが空気が良いからといわれて故郷の愛媛の実家に帰りました。しかし何年かして終戦を迎えても一向に回復しません。むしろ衰弱する一方でした。恐れられている結核だけに実家では兄弟親戚に疎まれて苦悩は筆舌に尽くせないものがあり神仏にお縋りする気さえも起こりません。
もう絶体絶命という気持ちになっていた . . . 本文を読む
運命の確定していないものは般若波羅蜜多を読誦すれば好転する。
「問うて曰く、現に(般若波羅蜜を)受持し読誦することありて軍陣地に入るも刀兵のために傷つけられあるいは命を失ふに至る。又仏は業因縁は非空非海のなかにも免るる事を得る者あることなし、と説き給えり(法句経悪業品に「空中に在りても海中にありても・・罪業より脱すべき方所なし」)。この中に仏は何を以ての故に般若を読誦する者は軍陣中に入るも兵刃に . . . 本文を読む
地藏菩薩本願經卷上 閻浮衆生業感品第四(地蔵菩薩は、若し殺生の者には短命の報を、竊盜者には貧苦の報を説き、邪婬の者には雀鴿鴛鴦の報(鳥の苦しみ)を説き、惡口の者には眷屬鬪諍の報を説き、毀謗の者には無舌瘡口の報を、若し瞋恚の者には醜陋癃殘(醜い姿)の報を、慳悋の者にはば所求違願の報を、飮食無度の者には飢渇咽病の報を、畋獵恣情(欲情のままに獲物を捕る)の者には驚狂喪命の報を、若し父母に逆う者には天地 . . . 本文を読む
古来ご宝号の有難さに涙した信者の方は数知れません。私の生母もことあるごとに「南大師遍照金剛」とお唱えしていました。おかげで様々な試練を乗り越えてくることができました。この御宝号がありがたいというのは、御大師様の御遺告にあったのです。
「祖師吾顏を見ずと雖も心あらんものは必ず吾が名號を聞きて恩徳之由を知れ。是れ吾が白屍之上に更に人の勞を欲するに非ず。蜜教の壽命を護り繼ぎて龍華三庭を開かしむべき謀也 . . . 本文を読む