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矢代田駅橋上駅舎開業レポ

2008-06-15 18:12:06 | 新潟の鉄道(駅舎関係)

 矢代田駅は、新潟から数えると7つ目にあたる信越本線の駅で、旧小須戸町の唯一の駅です。付近には新津南高校があり、通学時間帯には大量の高校生が利用します。みどりの窓口を有する有人駅です。西側の宅地化が進んだ事から、このたび橋上駅舎化という運びになりました。


 
旧駅舎です。2001年11月撮影。本線の駅らしい木造駅舎でした。


平成14年6月から橋上化実施に向けた協議が開始され、平成16年3月に都市計画(駅前広場・自由通路)が策定されました。平成18年7月に施工協定が締結され、11月に事業を開始しました。そして、翌年春にはの木造駅舎が解体されました。


 
前日(2008年6月13日)まで使用された仮駅舎です。2008年4月19日撮影。その間、㈱第一建設工業の手によって建設が進められました。工事開始後もこの駅を何回か通過していますが、可也の大きさの橋上駅舎が出来上がりそうだなと感じました。


2008年6月14日の始発列車から矢代田駅の橋上駅舎及び自由通路が使用開始しました。早速、新津8時31分発の430Mに乗車して訪問してきました。改札を抜けると同時に「平成20年 岩手・宮城内陸地震」に遭いました。



東口の駅舎です。花と花卉の栽培が盛んな小須戸地域に多数見られるガラスハウスをイメージして設計されたそうです。東口の駅前再開発は平成21年度末までかかります。



中から見た改札の様子です。自動改札ではなく、簡易Suicaポールが設置されているだけです。右側(東側)にはオスメイト付きのトイレが設置されています。



外から見た改札です。発車案内などの電光掲示板が設置されました。右側(西側)にみどりの窓口があります。



自由通路を抜けて西口に出てみます。花とみどりの町を銘打っていまして、壁面には大きなバラの絵が描かれています。向こうには新興住宅地が広がっています。



このたび新設された西口に出ました。隣には舟戸公園があり、ロータリーも広いです。駐輪場も新設されており、昼過ぎに再訪したときはもう何台かありました。尚、駅前整備が完了が平成20年度末までかかるそうなので、駅舎下のトイレはしばらく使用不可です。



構内を見てみます。かつては2面3線で、当駅終着列車も存在しましたが、特急列車の減少により、改築される遥か前から中線が撤去されて、2面2線となっています。尚、手前の跨線橋は、橋上駅舎使用開始と同時に閉鎖されました。



朝の調査を一通り終えようとすると、セレモニーがこれから始まるところでしたが、時間の都合上、くす玉開花には立ち会えませんでした。昼に再訪したときには、跡形も無くなっていました。


こうして見る限り、矢代田駅の新駅舎は、色こそ違えど、豊栄駅の橋上駅舎と共通するものを感じます。こんど橋上化される内野駅も、これと似たようなものになると考えられます。ただ言えることは、西口が設けられることによって、信濃川に近い住民に対する利便性が高まったことです。

コメント
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