人によっては9連休というお盆休みが終わり、JRグループは輸送実績を発表しました。でもそんな中、JR東日本新潟支社にとっては歴史的な1日となりました。
それは、電気式気動車であるGV-E400系のデビュー。試作車は昨年冬にロールアウトし、昨年10月の「レールフェスタ in にいつ」でもお披露目されました。今年の5月21日には量産車がロールアウトし、幾度となく試運転が行われてきました。そして今日、磐越西線2236Dにて営業運転を開始しました。
早速ですが、GV-E400-2の試運転からお見せしましょう。
2019年7月15日。13時7分頃に新津駅4番線に降り立つと、5番線に鎮座してました。
2019年7月20日。14時7分頃に3番線に降り立つと、4番線に鎮座してました。一目見た印象は「ちっちぇ~」。
ついに当日を迎えました。16時43分頃、GV-E400系初列車である、磐越西線2236Dが新津駅3番線に入線。
最前部の車両は「GV-E400-2」。最も混雑してました。ボックスは3つずつです。トイレは馬下方に。
2両目は「GV-E402-1」。矢張りボックスは1+2の3つずつで、あとはロングシートです。
最後尾は「GV-E401-1」。前には1+2のボックスがあり、運転席近くはロングシートです。トイレは連結器の近くに。座席は朱鷺色です。
優先席は赤く表示され、「優」「先」「席」とはっきり表示されています。
2両目のロングシートに座りました。天井をよく見ると、朱鷺色のラインが。
運転席近くにはパネルが。「次は 五泉」「Next Gosen」といった具合に表示されます。ワンマンの時には勿論運賃が表示されます。
遅れ信越線451Mの接続をとったため、9分遅れの17時3分に出発。出発するとすぐにパネルが廻ってきて早速撮影タイム。
猿和田駅で下車して戦利品を。さしずめ、一ノ戸川橋梁を渡る3連のGV-E400系。
猿和田駅からの帰りもGV-E400系を利用。往路の「同業者」がそのまま乗車してましたが、新津夏祭りに行くと思われる「一般客」もちらほら。五泉で席がなくなりました。
5分遅れの18時1分に新津駅4番線に到着。このGV-E400系の編成はそのまま回送されます。
GV-E400系デビューキネン記事は以上です。座席に座ってみての印象は、「広いな」といった感じです。メタボ体形の日本人が最近増えているとはいえ、乗客同士のトラブル軽減についても考えられているのではないかと考えられています。また、走行音については、加速時こそ「グォー」と鳴りますが、惰性走行に入ると空調以外「無音」と感じました。
さて、今回充当されることになったGV-E400系ですが、「磐越西線2236D/2239D」の他に「羽越線837D/820D」に入ります。さし当たって、従来国鉄形気動車の3連の運用だったスジに入っています。ところで、JR東日本新潟支社は「年度内にも国鉄形気動車をShu*kura以外すべて置き換える」と言っていますが、果たして次にGV-E400系に置き換わる運用は何なのでしょうか。2238DがGV-E400系に置き換わるのは最早時間の問題です。来年度以降はキハ110系も置き換え対象になるでしょう。